2018年8月16日 更新

自動車保険証券とは?「紛失した」「届かない」などトラブル時の対策・再発行方法

自動車保険証券とは?「紛失した」「届かない」などトラブル時の対策・再発行方法
慣れたマイカー通勤や楽しいドライブの最中でも事故を起こしてしまうことはあります。

そんな時のために自動車保険の契約をしているわけですが、いざ事故が起こって保険会社に連絡をしなければいけなくなった時に、

「あれ?保険会社から送られてきた保険証券どこいったっけ?」

となってしまった経験はないでしょうか。事故が起こって保険を使わなくてはならない時に限って、肝心の保険証券が見つからないということはよくあることです。

さて保険証券がない場合、事故の補償はしてもらえるのでしょうか。

そこで今回の記事では、

・保険証券とは何か?
・保険証券の記載事項の見方
・保険証券が必要となるのはどんな時か
・保険証券を紛失してしまうとどうなるのか
・保険証券の再発行手続き

などについて解説していきます。

自動車を運転している人であれば一度は困ったり、気になったりしている内容です。
ぜひ最後までお付き合いください。

自動車保険の保険証券とは何か?

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保険証券=保険ではない

自動車保険の保険証券は保険そのものではなく、契約者が「間違いなく自動車保険の契約をしている」ということを証明するための書面です。保険会社によっては領収書の役割を果たす場合もあります。

通常自動車保険の契約をすると保険会社から書留などで届きます。

そこには契約者の氏名、住所、契約の内容、契約の対象となる自動車のデータなどが記載されており、第三者が見ても一目で補償内容が分かるようになっています。

保険証券の見方

保険証券には契約に関する事項が全て記載されています。実際の保険証券を見ながら確認してみましょう(保険会社によって書式は違いますが、内容はほぼ同じです)。
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1.保険契約者
契約者の氏名と住所が記載されています

2.証券番号
契約1つ1つに割り振られた個別の番号が記載されています。

3.引受損保会社名
自動車保険を引き受けた損保会社と、契約した年月日

4.契約内容
補償が実際に開始される「始期日」、契約が満了する満期日が記載されています。
5.被保険自動車
車の使用目的、車名、ナンバー、車体番号、型式、初年度登録日など、保険の対象となる車のデータが記載されています。

6.記名被保険者等
「記名被保険者」とは主に被保険自動車を運転する人を指します。この記名被保険者の年齢、性別、住所、免許の色等によって保険料が変わるため、そのデータが記載されています。

7.運転者の年齢条件等
26歳以上、30歳以上など、運転者の年齢によって補償の範囲を決めている場合、その条件を記載します。

8.保険料の支払内容・方法
保険料金額、年払い・月払いなどの支払い方法が記載されています。

9.割引・割増等
無事故を続ける記名被保険者に対する割引制度である「ノンフリート等級」の等級と「事故有係数適用期間」が記載されています。

10.補償内容と保険金額
対人対物補償、人身傷害補償、車両保険など補償の内容と、補償される金額が記載されています。

保険証券が必要となるケース

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それでは実際に保険証券が必要になるのはどんな時なのでしょうか。具体例で確認してみます。

補償金の請求時

事故起こして保険を使用し、補償金を保険会社に請求する時には保険証券が必要です。

保険証券は「自動車保険の契約をしている」ことを証明するものであり、補償金の請求時はそれを保険会社に示す必要があるからです。

住所など契約者情報を変更する時

契約者の情報を変更するためには、変更を申し出た人に「変更する権利」があることが必要です。

契約者の情報や契約者の名義などを変更する権利を持つのは「契約者」だけです。そのため契約を証明する保険証券が必要となります。

車両入替の時

自動車保険の保険料は記名被保険者の年齢、性別、免許の色などのデータと被保険自動車の型式、初年度登録年などのデータを元に決定されます。

そのため被保険自動車を入れ替える「車両入替」は重要な契約内容の変更であり、保険証券が必要となります。

他社の自動車保険に乗り換える時

他社の自動車保険に乗り換える場合、問題になってくるのは割引制度である「ノンフリート等級」が引き継げるかどうかです。

結論から言うと他社に乗り換えても等級は引き継ぐことができるのですが、引き継ぐためには、乗り換える前の自動車保険契約がきちんと存在し、何等級であったかということを証明しなければなりません。

また最近多くなっているダイレクト系の自動車保険に乗り換える場合は自分で現在の保険内容などを入力する必要があります。そのため保険証券が必要となるのです。

解約時

解約も重要な契約の変更ですから、保険証券が必要となります。

また保険を解約しても、「中断証明書」という書類を保険会社に発行してもらえば、次に自動車保険を契約するまで最大10年間等級をキープしておくことができます。

キープしておいた等級を配偶者や同居の親族(祖父から孫へなど)に引き継ぐこともでき、非常に便利なこの中断証明書ですが、発行には保険証券が必要となります(コピーを保険会社に提出)。

マイカー通勤をしている場合会社に提出する

自分の車で通勤することを許可している会社もあります。いわゆるマイカー通勤ですが、会社が認めているとなると、社員が事故を起こしてしまった時、会社は「使用者責任」を問われる場合があります。

そこで会社側としては、

・会社は通勤事故に関する責任は一切負わない
・任意保険の加入義務付

を条件として許可することがほとんどとなっています。そのため、任意保険に加入していることを証明するために会社の人事部などに保険証券を提出する必要があります(実際にはコピーを提出する)。

保険証券を紛失するとどうなる?

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契約の内容を証明する大切な保険証券ですが、万が一紛失してしまった場合はどうなってしまうのでしょうか。

保険契約が消滅するわけではない

保険証券はお金(日本銀行券)とは違い、それ自体に保険の価値が備わっているわけではありません。
あくまでも保険の契約内容を証明するものです。

そのため保険証券を無くしてしまったとしても、保険契約は消滅しません。

事故を起こしても補償はされるが手続きが面倒に

保険証券を紛失している間に事故を起こした場合、補償されるのでしょうか。結論から言うと、保険契約は有効なので補償はきちんとしてもらえます。

補償をしてもらえない場合とは、

・保険料の滞納をしている場合
・車の使用目的など保険会社に告知・通知する事項について虚偽の申告をしていた場合
・保険金詐欺などの目的で契約していた場合

などといった悪質な場合なので安心してください。

ただ通常は「証券番号」と契約者名を伝えれば済む事故補償手続きですが、契約を証明する保険証券が無い場合、契約者の住所や生年月日など、契約者を特定する個人情報をいちいち保険会社に伝えなければなりません。

ただでさえ事故発生などの緊急時は慌ててしまうものです。そのため個人情報確認にいちいち手間がかかるというのはかなりのデメリットとなります。

証券番号さえ分かれば大丈夫

事故を起こして保険会社や代理店に連絡を入れる時、保険証券が無くても「証券番号」さえ分かれば個人情報を特定でき、なんとかなります。

そこで紛失してしまった場合は、代理店型の自動車保険であれば、まず代理店に連絡を入れて証券番号を教えてもらいましょう。

ダイレクト系の自動車保険であれば「契約者ページ」や「マイページ」などで確認することができます。
また保険証券と一緒に、証券番号などの契約内容が簡単に記載されている「緊急連絡カード」が同封されてくる場合があります。

これがあれば事故の際、保険証券がなくても各種連絡がスムーズに行えるので、ぜひ免許証などと一緒に携帯しておきましょう。

保険証券の紛失パターン

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引っ越しなどで紛失

一番多いのは、他の書類などを一緒に保管していたが、引っ越しで紛失してしまうパターンです。

普段日常的に見るものではないのと、「大切なものだから厳重にしまっておく」という意識が強すぎて、どこに入れたのか分からなくなってしまうのです。

盗難

車上荒らしの時に保険証券も盗まれてしまうというケースも多くなっています。

盗まれたからといって他人に保険を使われたり、契約の内容を勝手に変更されてしまうことはありませんが、契約者の氏名や住所など個人情報が記載されているので、それが流出し、悪用される可能性があります。

破損

クルマのダッシュボード内に保険証券を保管している人はかなり多いと思います。

ここで注意が必要なのは、ダッシュボードに炭酸飲料などを入れておくと夏の暑さで破裂し、ダッシュボード内が水浸しとなり、その後取り出しても印刷が薄れ読めなくなってしまったり、用紙がボロボロになって破損してしまう恐れがあります。

保険証券を紛失・盗難等から守る方法

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車内には保険証券のコピーを携帯

法律で定められた強制保険である「自賠責保険」の場合、保険証券の携帯義務(車検証と共に車内に保管しておかなければならない)があります。

しかし任意の自動車保険の場合、保険証券の携帯義務はありません。

したがって盗難や破損を避けるため、車内には保険証券のコピーを保管し、原本は自宅などで厳重に保管しておきましょう。

その場合も保管場所がわからなくなり紛失しないように、他の保険証券や重要書類と一緒に「証券ケース」などを用意し、ひと目で分かるようにしておきます。

また紛失、盗難、破損した時のためにコピーを1部取っておくことをおすすめします。携帯電話で写真を撮っておくだけでも証券番号などが分かるので有効です。

保険証券のペーパーレス化を利用する

ダイレクト系の保険会社の中には保険証券の「ペーパーレス化」を進めている会社もあります。

ペーパーレスを選択した場合、保険会社からは保険証券の代わりに「保険契約引受のお知らせ」などの通知がハガキなどで届きます。

保険の内容についてはこのハガキに記載されていますし、「契約者ページ」などから印刷することもできます。
またメリットとして500円程度の「ペーパーレス割引」を受けることができます。

保険証券が無いので紛失する心配がありませんし、割引を受けられるのでおすすめの方法です。

保険証券が届かないというトラブルも

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自動車保険を契約すると、通常は1週間~2週間程度で保険会社から保険証券が届きます。

書留などを利用して郵送されるため、基本的に郵送事故は起こりにくいのですが、万が一1ヶ月経っても届かない場合は代理店やカスタマーセンターに問い合わせてみましょう。

また最近ではダイレクト系の自動車保険の場合、保険証券のペーパーレス化がデフォルトになっている場合があります。

また契約の時に無意識にペーパーレス希望の欄にチェックを入れていることもあります。その場合保険証券は発行されず、当然ですが自宅にも届きません。

ペーパーレスが適用されているかどうかはマイページなどで確認が可能です。ダイレクト系の自動車保険で保険証券が届かない場合は確認してみましょう。

保険証券は再発行可能?

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保険証券を紛失、盗難等で失くしてしまった場合、代理店に連絡したり、マイページで手続きをすることにより再発行することが可能です。

再発行手続き

<代理店型の場合>

保険会社によって若干の違いがありますが、代理店型の場合はまず代理店に連絡を入れ、保険証券を紛失したことを伝えます。
すると保険証券再発行請求書などの書類が送られてくるので、必要事項を記入し、

・保険証券再発行請求書
・本人確認書類(免許証やパスポートのコピー)
・実印の押印が必要な場合は印鑑証明書

を揃え、保険会社に提出します。

また最近では代理店型であってもネット上で再発行手続きができる保険会社もあります。ただその場合でも「証券番号」は必ず必要となるので、保険証券のコピーを用意しておくことが理想的です。

<ダイレクト系の場合>

ダイレクト系では基本的にネット上で再発行手続きを行います。氏名や住所などの個人情報と車のデータなどを入力しますが、やはりここでも証券番号の入力は必要となってきます。

再発行にかかる期間

再発行手続きを取ってから、1週間~2週間ほどで新しい保険証券が届きます。ただその間に保険証券が必要になってくる場合もあります。

例えばマイカー通勤をしている場合で、会社に任意保険の保険証券を提出しなければならない時などです。
そのような場合は「契約証明書」というものを発行してもらえます。

これは契約の内容を証明するもので、保険証券に準ずるものです。代理店型であれば代理店で発行してもらえますし、ダイレクト系であればマイページなどから印刷することが可能です。

再発行に手数料はかかる?

再発行に手数料はかかりません。

再発行した後に元の保険証券がでてきたら?

保険証券を再発行した時点で以前からの保険証券は無効となります。後に元の保険証券が見つかった場合は、保険会社の指示に従い返却するか廃棄します。

こんな時保険証券はどうなる?

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契約の更新の時

契約を更新した場合は、新たな保険証券か、保険証券と同等の内容の「保険契約継続証」が送られてきます。
新たな保険証券や保険契約継続証が届いた場合は以前の保険証券は無効になるので、破棄しても構いません。

車両入替や住所変更をした時

車両の入れ替えや住所変更をした場合は、手続きが終わると保険会社から「変更手続完了のお知らせ」といったハガキなどが届きます。

これは新しい契約内容を証明するものなので保険証券と共に大切に保管します。

自動車保険を解約した場合

自動車を売却したり、運転しなくなって自動車保険を解約した場合は保険証券が必要なくなります。保険会社の指示に従い返却することもありますが、破棄すれば良い場合がほとんどです。

ただ再度自動車を購入したり運転を再開する場合で、自動車保険を再契約する時、「中断証明書」と以前の保険証券があれば最大10年間は等級を引き継いで契約することができるので、再契約の可能性がある場合は、念のために保管しておきましょう。

保険証券を紛失した時は速やかに再発行手続きを

自動車保険の保険証券を紛失しても、事故の補償はしてもらえます。

しかしいざ事故が起こった時に余計な手間がかかるのは得策ではありません。まず紛失しないことが一番ですが、念の為原本のコピーは常に用意しておくようにしましょう。

そして、

「あれ?保険証券が見当たらないな・・・」

と思ったら、速やかに保険会社に連絡し再発行手続きを行うことです。この記事が貴方のカーライフを豊かにすることができれば幸いです。

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chibica編集部 chibica編集部