2018年5月7日 更新

マツダ CX-5 20S PROACTIVE (FF)/XD L Package (FF) 試乗記 ~マツダ人気のSUVが新しいエンジンを搭載してさらにパワーアップ~

2月8日に商品改良が発表され、3月8日に発売が開始されたCX-5に試乗しました。今回の商品改良では搭載されている2000CCガソリン・2500CCガソリン・2200ディーゼル全てのエンジンが新エンジンに換装されるといった、フルモデルチェンジ後1年のタイミングとしては例の無い大幅な改良が行われました。今回は2000CCガソリンモデルの20S PROACTIVE(2,689,200円・FF)と2200CCディーゼルモデルのXD L Package(3,299,400円・FF)に試乗しその実力を検証しました。

マツダ CX-5 20S PROACTIVE (FF)/XD L Package (FF) 試乗記 ~マツダ人気のSUVが新しいエンジンを搭載してさらにパワーアップ~

CX-5のエクステリア

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20S PROACTIVE フロント ボディカラーはクリスタルホワイトパールマイカ
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20S PROACTIVE リヤ
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XD L Package フロント ボディカラーはチタニウムフラッシュマイカ
今回の商品改良は新エンジン搭載がメインであるためエクステリアの変更はありません。
2代目である現行モデルの販売が開始されてから1年以上が経過し、街で見かけることも多くなってきましたが、そのエクステリアデザインは鮮度を保っていて見飽きることはありません。
全長・全幅・全高は4545㎜・1840㎜・1690㎜と先代モデルの4540㎜・1840㎜・1705㎜とほとんど同一で、現行モデルはヘッドランプやフロントグリル、そしてボディサイドを走るキャラクターラインまで計算し尽くしてデザインされたようであり、無駄な寸法が1㎜もないデザインに感じます。特にカタログを飾っているソウルレッドクリスタルメタリックやマシーングレープレミアムメタリックのボディカラーでは面の陰影がハッキリと出て、見る角度や光のあたり方で違う表情を見せてくれますね。他のボディカラーでは写真のチタニウムフラッシュマイカやエターナルブルーマイカもこのデザインの特徴が良く出るカラーかなと感じます。
国内における最大のライバルはトヨタ ハリアーでしょう。ハリアーと比べてもエクステリアから醸し出される上質感はまったく引けを取らないのではないでしょうか。
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国内における最大のライバル車であるハリアー。写真はELEGANCE‟GR SPORT”(3,398,760円・FF)ボディカラーはホワイトパールクリスタルシャイン

CX-5のインテリア

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20S PROACTIVEのインテリア
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XD L Packageのインテリア
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リヤシートのニークリアランス。172㎝の私が運転席ポジションを調整した状態でのニークリアランスは15㎝ほど。
エクステリア同様、今回の商品改良ではスイッチ類の利便性向上が図られた程度でデザイン等の変更はありません。
インテリアのクオリティは先日試乗した三菱 エクリプス クロスと同じくらいのクオリティで、車両価格からしても納得のクオリティです。インテリアの素材はエクリプス クロスと同等の素材が使用されていますが、CX-5のほうが取り替えのできないマツダコネクトの装着を前提にデザインされているためデザインの自由度が高く、「見せ方」が上手いだけのことです。
しかしさすがに「高級感」を売りにしているハリアーのクオリティにはちょっとかなわないかな、と感じました。ハリアーはソフトパッドのほかに合皮調の素材も広くダッシュボードに貼付されていて、グレードによってはシックなボルドーカラーも使用されたインテリアカラーも選択できるなど、このあたりはさすがトヨタのクルマかなと感じます。
室内の広さについて、マツダは理想のドライビングポジション追求のためフロントシートがやや後ろ側へ配置されていることもあって、ボディがコンパクトなエクリプス クロス(全長4405㎜・全幅1805㎜・全高1685㎜)よりも若干狭いですが、高さと幅があるため4人乗車でも窮屈に感じることはないかと思います。
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ライバルとされるハリアーELEGANCE‟GR SPORT”のインテリア。ダッシュボード上部に上質感を高める合皮調の素材が貼付されている。

シート

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20S PROACTIVEのフロントシート シート生地はスクエアメッシュクロス
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XD L Packageのフロントシート シート生地はバーフォーレーションレザー
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20S PROACTIVEのリヤシート
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XD L Packageのリヤシート
エクステリア・インテリア同様、シートも今回の商品改良では変更ありません。
程よい高さのバックレストと厚みのあるクッションのシートはやや硬めの掛け心地であり座り心地は抜群です。今回はシート生地がファブリック仕様と本革仕様の両方に試乗しましたが、掛け心地がいいのはファブリック仕様の方でした。本革仕様は高級感はありますが少し生地の張りが強いですかね。今後特別仕様車の追加などにより、アテンザやCX-8に使用されている生地の柔らかいナッパレザーが使用されたシートが装着されるグレードが登場するといいかなと思います。

エンジン・トランスミッション

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CX-5は全車6速ATのみの設定
ここは今回の商品改良のメインになります。エクステリアの変更を伴わない改良でエンジンが換装されるのは珍しいですね。
20S PROACTIVEに搭載される2000CC直列4気筒DOHC直噴ガソリンエンジン(156PS・20.3kgf・m)は、新しい形状のピストンを採用するなどで高効率化を実現したことにより中低速トルクが向上し、従来エンジンより最大出力で1PS・最大トルクで0.3kgf・m向上しています。
このエンジンに組み合わされるのが6速ATということもあって、停止からアクセルを踏み込むとCVT車のような溜めが無くスッと発進し加速していきます。
このエンジンの加速力は、街中では出来のいい6速ATと相まって三菱 エクリプス クロスの1500CC直噴ターボエンジンと同等の加速力を感じ、不満を感じることはありません。
普段の乗り方が街中が主体で、高速道路はレーダークルーズコントロールに任せきりという方ならこの2000CCでも十分に満足できるのではないかと思います。


XD L Packageに搭載される2200CC直列4気筒DOHC直噴ターボディーゼルエンジン(190PS・45.9kgf・m)は、超高応答マルチホールピエゾインジェクターと新しい形状のピストンの採用による急速多段燃焼の実現により、従来エンジンよりも最高出力で15PS・最大トルクで3.1kgf・m向上しています。
今回ディーゼルエンジンの試乗は街中のごく短時間に限られていたため詳しくは書けませんが、印象としてはパワーはこれまでのエンジンとの差はあまり感じなかったものの、アクセルレスポンスがよりリニアになり、アクセルの踏み加減で加減速を自在にコントロールできるようになったかなと。できればもう少し長距離で試乗してその実力を検証してみたいですね。
静粛性はガソリンモデルもディーゼルモデルも「普通」の印象です。ガソリンモデルもエンジン音は普通に聞こえてきますし、ディーゼルモデルも停止時のガラガラ音はしっかりと聞こえてきます。
現行モデルは「上質感」を売りにしているところもあるようなので、今後の商品改良でもう少し静粛性が高められるといいかなと思います。

サスペンション・乗り心地

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試乗車に装着されていたタイヤは20S PROACTIVE、XD L Packageともに225/55R19 トーヨープロクセスR46
今回の商品改良の発表時に正式なアナウンスはありませんでしたが、サスペンションも改良されたようですね。
商品改良前のモデルよりもショックアブゾーバーの伸び側の減衰力が引き締められ、ピッチング系の動きが少なくなったように感じました。

20S PROACTIVE、XD L Packageともにハンドリングの印象は軽快で、ステアリングを切った時の反応が鋭すぎることも鈍すぎることもなく切った方向にごく小さなロールを伴いながらスッとクルマの向きが変わる、そんな印象です。
ですので試乗中は背の高いSUVを運転しているというよりは、同じマツダのアクセラを運転している感覚に近いものを感じました。
これはエンジンの軽い20S PROACTIVEだけでなく、エンジンを中心に重量が90kg増加するXD L Packageも同じ感覚なところがすごいところで、交差点を曲がる時にスッスッと曲がっていくところは本当にこれは重たいディーゼルエンジンを搭載しているのか、という感じでした。

乗り心地は19インチタイヤ装着に対応するため、少し引き締まったサスペンションセッティングとなり不整路面を走行する時は多少コツコツしますが、総じてフラットな乗り心地であり、印象としては三菱 エクリプス クロスに近い印象を持ちました。

ライバル車であるハリアーはラグジュアリー感を優先するため突き上げを極力排除したソフトなサスペンションセッティングとなっているので、軽快なハンドリングとフラットな乗り心地のCX-5とは対照的なセッティングと言えそうですね。

総括

現行モデル登場から1年しか経過していないのにここまで変更してしまうのか、といった感じです。2000CCガソリンエンジンの軽快さや2200ディーゼルのよりリニアになったアクセルレスポンス、そして乗り心地のフラット感が向上しより軽快になったハンドリングなど、完成度が一気に高まった印象です。

2200CCディーゼルエンジンモデルも良かったのですが、個人的なおすすめは今回試乗の中心だった2000CCガソリンモデルです。同じ2000CCガソリンエンジンを搭載するライバル車よりもアクセルレスポンスが良く、充実した装備の割には価格もリーズナブルに感じられるからです。CX-5を検討していて試乗される方には2200CCディーゼルエンジンモデルだけではなく是非2000CCガソリンエンジンモデルにも試乗してみてほしいですね。
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