日産の高級車ブランド、インフィニティが「Qsインスピレーション」を世界初公開!

インフィニティが今月16日に、上海モーターショーで「Qsインスピレーション」を世界初公開しました。インフィニティの将来の電動化モデルをプレビューするコンセプトカーとして発表されたこのモデルの詳細を紹介していきます。

「Qsインスピレーション」の概要

Infiniti Qs Inspiration | Exterior, Interior | 2019 Shanghai Auto Show

「Qsインスピレーション」は、今月16日に上海モーターショーにて、電動化時代に向けてデザインされた新しいスポーツセダンコンセプトカーとして世界初公開されました。高く設定されたドライビングポジションと高性能の電動四輪駆動パワートレインでスポーツセダンの新たなる展望を示します。そして存在感のある新しいエクステリアと、ラウンジのような広いインテリアにより、伝統的な「3ボックス」セダンデザインを再解釈しています。 「Qsインスピレーション」の公開と同時に、インフィニティは、同ブランド初となる電動化車両を中国市場向けに、中国で生産すると発表しました。EVの普及が進んでいる中国市場にターゲットを絞っていく戦略だと思われます。 またインフィニティは今後、全ラインナップを通して電気自動車、あるいはe-POWER搭載車を投入していく計画です。日産では電気自動車として「リーフ」、e-POWERモデルとしては「ノート」・「セレナ」がラインナップされていますが、この技術をインフィニティの全ラインナップに搭載することになると思われます。現行モデルに搭載されている電気自動車・e-POWER搭載車の走行性能の詳細を以下に紹介していきます。

電気自動車の走行性能

日産:リーフ [ LEAF ] | 走行性能 (59295)

電気自動車の走行をリーフを例に挙げて紹介します。リーフのモーターはEM57型と呼ばれるモーターを動力として使用しており、通常の40kWhバッテリー搭載のリーフで最高出力110kW・最大トルク320N・m、今年新たにラインナップに加わった62kWhバッテリー搭載車のリーフe+では最高出力160kW・最大トルク340N・mもの走行性能を発揮しています。
何といっても100%電気自動車の魅力は、加速性能にあります。ガソリン車とは違い、回転しはじめから急峻なトルクを発生して、アクセルを踏んだ瞬間からリニアに加速していきます。高速道路での合流時や追い越し時などにストレスない走行を実現することが出来るのです。
またエンジンを搭載していないため静粛性がとても高いので、走行時でも車内はいつでも静かで快適な時間を過ごすことが出来ます。

e-POWERの走行性能

日産:ノート [ NOTE ] 電気自動車 (e-POWER) | 走行性能 (59298)

2016年にノートに初めて搭載されたe-POWERは、2017年にはセレナにも搭載され、大きな話題になりました。シリーズ式ハイブリッドシステムとして位置づけられ、ガソリン車同様エンジンが搭載されていますが、エンジンは発電用のみに使用されて、動力はモーターのみになります。
モーターはリーフと同様のEM57型のモーターが搭載されています。バッテリー容量が小さいので、リーフよりパワーは劣りますが、走行感覚はリーフと同様です。特に今の日本のように充電設備のインフラが整っていない場所では、ガソリンの使用で走行できる電気自動車という位置づけは特に需要のあるものになっています。
ただし、100%電気自動車のリーフと違い、発電時にはエンジンが始動するので、車内の静粛性に欠ける部分があります。その点さえ目をつむれば、今現在こんな便利なクルマはないように思えます。

まとめ

今回は日産の高級車ブランドであるインフィニティが発表した「Qsインスピレーション」の詳細とそれに付随する電気自動車・e-POWER搭載車の走行性能を紹介してきました。
日産・インフィニティ共にこれからどんどん電動化車両を普及させていくことになると思われるので、今ある現行モデルが将来ほぼ電気自動車とe-POWER搭載車になるのではないでしょうか。今あるガソリン車が、モーターによる快適な加速性能を体験できる電動化車両に進化していくことに期待したいですね。
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