人気のスーパーハイトワゴン
とにかく大人気の軽自動車ですが、中でもメインとなっているのはスーパーハイトワゴンです。このタイプは、車内が軽とは思えないほど広く、それでいて小型車よりも維持費が圧倒的に安く、狭い道でも運転しやすいので、人気が出るのも当然かと思います。
室内空間はとにかく広大で、スーパーハイトワゴンの室内の広さを経験してしまうと、コンパクトカーを選ぶ理由すら見当たらなくなるかもしれません。
全国軽自動車協会連合会、2018年上半期(1月~6月)の軽四輪車通称名別新車販売速報での販売台数ですが、
1位:ホンダ N-BOX 12万7548台
2位:スズキ スペーシア 7万9718台
4位:ダイハツ タント 7万1809台
13位:ダイハツ ウェイク 15,236台
となっています。ちなみに3位はダイハツ ムーヴでした。
ホンダ・N-BOXを中心に各社主力車種として力を入れているので、それぞれ上位に入っていますが、数字的にはN-BOXの一人勝ちの様相です。
さて、では実際のところ、それほどまでにクルマとしての内容に差があるのでしょうか?
室内空間はとにかく広大で、スーパーハイトワゴンの室内の広さを経験してしまうと、コンパクトカーを選ぶ理由すら見当たらなくなるかもしれません。
全国軽自動車協会連合会、2018年上半期(1月~6月)の軽四輪車通称名別新車販売速報での販売台数ですが、
1位:ホンダ N-BOX 12万7548台
2位:スズキ スペーシア 7万9718台
4位:ダイハツ タント 7万1809台
13位:ダイハツ ウェイク 15,236台
となっています。ちなみに3位はダイハツ ムーヴでした。
ホンダ・N-BOXを中心に各社主力車種として力を入れているので、それぞれ上位に入っていますが、数字的にはN-BOXの一人勝ちの様相です。
さて、では実際のところ、それほどまでにクルマとしての内容に差があるのでしょうか?
ホンダ・N-BOX
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この特集の主人公はホンダ・N-BOXです。
エントリーモデルは「N-BOX G・Honda SENSING FF」、全国メーカー希望小売価格(消費税込み)1,385,640円。
カスタムの場合は「N-BOX Custom G・L Honda SENSING FF」、全国メーカー希望小売価格(消費税込み)1,698,840円となります。ターボエンジン車は約20万円高くなります。
自然吸気エンジンは、直列3気筒DOHC、VTEC、58PS、6.6kgm。このエンジンは、燃焼効率を向上させるためにロングストローク化した点がポイントで、更に、VTEC(可変バルブタイミング・リフト機構)とVTC(連続可変バルブタイミング・コントロール機構)の導入により、クラス最高のパフォーマンスを発揮します。従来と比較して、出力特性や低燃費が高いレベルでアップしています。
ターボエンジンは、必要トルクに応じて過給圧をコントロールする電動ウェイストゲート仕様です。ターボ特有のトルクフルな走りに加え、レスポンス向上と、低燃費を図っています。64PS、10.6kgmというスペックですが、最大トルクは2600rpmという低回転で発揮しています。
ミッションは高効率CVT(無段変速オートマチック)ですが、ターボ車はマニュアルモードもつきます。
車重はベースグレードなら890kgと先代よりかなり軽くなっています。こうしたボディーの軽量化に併せ、変速特性の最適化、フリクション低減、高速走行時のエンジン回転数の抑制などで、さらなる低燃費に貢献しています。
JC08モード燃料消費率は27.0km/L、ターボは25.6km/Lとなります。
サスペンションは、F:マクファーソン、R:車軸式(トーションビーム式サスペンション)。
サイズは、3,395mm×1,475mm×1,790mm(FF)、ホイールベースは2,520mm。(スペーシア2,460mm、タント2,455mm)と他車より長くなっています。室内長は2,240mm、室内高は1,400mmです。スペーシアは室内長2,155mm、室内高1,410mm、タントは室内長2,200mm、室内高1,365mmですから、室内長に関しては、ホイールベースが長い分リードしています。
軽は外寸が成約されていますから、数センチであってもリードするのは大変なのです。とは言え、パッケージング、室内&ラゲッジ空間などは、ライバル車とほぼ同等でしょう。N-BOXが良くみえるのは、前席のシートクッション長に20mm程度の余裕がある点です。こうした点がイメージでも優位になるのです。スライドドア部のステップ高も低くなっていて、一層使いやすく感じます。後席頭上空間に関しては各車ハイトワゴンなので充分なスペースがあって大差はありません。
安全面では、N-BOXにはエントリーモデルでも先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」が標準
装備されている点が光ります。レーダー&カメラで危険を検知し、安全・快適なドライブをサポートします。これは、政府が交通事故防止対策の一環として普及啓発しているセーフティ・サポートカーS〈ワイド〉にも該当しています。
それからもうひとつ重要なのがデザインです。箱型でシンプルなのに、ひと目でN-BOXとわかるデザインは非常に大きなアドバンテージです。普通のN-BOXは可愛さや愛嬌もあり、カスタムはきりりとシャープに仕上がっています。この点では他車は及ばないわけです。
最近流行の横基調のダッシュボートや大きなナビ、そしてセンスの良い空調系など、インテリアデザインも好感を持たれる要素になっていそうです。
更に自然吸気エンジンモデル同士での差も挙げられます。N-BOXなら、自然吸気エンジンでも高速走行などもしっかりこなす性能です。価格面でも高いわけではありませんから、N-BOXは他車にとっては強敵であり、大きな脅威となっているはずです。
エントリーモデルは「N-BOX G・Honda SENSING FF」、全国メーカー希望小売価格(消費税込み)1,385,640円。
カスタムの場合は「N-BOX Custom G・L Honda SENSING FF」、全国メーカー希望小売価格(消費税込み)1,698,840円となります。ターボエンジン車は約20万円高くなります。
自然吸気エンジンは、直列3気筒DOHC、VTEC、58PS、6.6kgm。このエンジンは、燃焼効率を向上させるためにロングストローク化した点がポイントで、更に、VTEC(可変バルブタイミング・リフト機構)とVTC(連続可変バルブタイミング・コントロール機構)の導入により、クラス最高のパフォーマンスを発揮します。従来と比較して、出力特性や低燃費が高いレベルでアップしています。
ターボエンジンは、必要トルクに応じて過給圧をコントロールする電動ウェイストゲート仕様です。ターボ特有のトルクフルな走りに加え、レスポンス向上と、低燃費を図っています。64PS、10.6kgmというスペックですが、最大トルクは2600rpmという低回転で発揮しています。
ミッションは高効率CVT(無段変速オートマチック)ですが、ターボ車はマニュアルモードもつきます。
車重はベースグレードなら890kgと先代よりかなり軽くなっています。こうしたボディーの軽量化に併せ、変速特性の最適化、フリクション低減、高速走行時のエンジン回転数の抑制などで、さらなる低燃費に貢献しています。
JC08モード燃料消費率は27.0km/L、ターボは25.6km/Lとなります。
サスペンションは、F:マクファーソン、R:車軸式(トーションビーム式サスペンション)。
サイズは、3,395mm×1,475mm×1,790mm(FF)、ホイールベースは2,520mm。(スペーシア2,460mm、タント2,455mm)と他車より長くなっています。室内長は2,240mm、室内高は1,400mmです。スペーシアは室内長2,155mm、室内高1,410mm、タントは室内長2,200mm、室内高1,365mmですから、室内長に関しては、ホイールベースが長い分リードしています。
軽は外寸が成約されていますから、数センチであってもリードするのは大変なのです。とは言え、パッケージング、室内&ラゲッジ空間などは、ライバル車とほぼ同等でしょう。N-BOXが良くみえるのは、前席のシートクッション長に20mm程度の余裕がある点です。こうした点がイメージでも優位になるのです。スライドドア部のステップ高も低くなっていて、一層使いやすく感じます。後席頭上空間に関しては各車ハイトワゴンなので充分なスペースがあって大差はありません。
安全面では、N-BOXにはエントリーモデルでも先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」が標準
装備されている点が光ります。レーダー&カメラで危険を検知し、安全・快適なドライブをサポートします。これは、政府が交通事故防止対策の一環として普及啓発しているセーフティ・サポートカーS〈ワイド〉にも該当しています。
それからもうひとつ重要なのがデザインです。箱型でシンプルなのに、ひと目でN-BOXとわかるデザインは非常に大きなアドバンテージです。普通のN-BOXは可愛さや愛嬌もあり、カスタムはきりりとシャープに仕上がっています。この点では他車は及ばないわけです。
最近流行の横基調のダッシュボートや大きなナビ、そしてセンスの良い空調系など、インテリアデザインも好感を持たれる要素になっていそうです。
更に自然吸気エンジンモデル同士での差も挙げられます。N-BOXなら、自然吸気エンジンでも高速走行などもしっかりこなす性能です。価格面でも高いわけではありませんから、N-BOXは他車にとっては強敵であり、大きな脅威となっているはずです。
スズキ・スペーシア
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ホンダ・N-BOXを販売台数で追っているのが「スズキ・スペーシア」です。スペーシア・カスタムは後述します。
特徴は、エントリーモデルであってもハイブリッド車になっている点です!「G」の全国メーカー希望小売価格(消費税込み)は1,274,400円ということで、「N-BOX G・Honda SENSING」よりも10万円以上安い価格設定になっています。これは大きなセールスポイントです。
エンジンは直列3気筒DOHC12バルブ、52PS、6.1kgmですが、これにマイルドハイブリッドのモーター:3.1PS、5.1kgmが加わっています。車重も870kgとN-BOXより軽く仕上がっています。モーターはわずか3.1PSですが、5.1kgmのトルクのおかげで、JC08モード燃料消費率は28.2kmとN-BOXを上回っています。
アイドリングストップからの再発進時は、ガソリンエンジンを使わず、モーターの力のみでクリープ走行します。これは渋滞時などに効果的です。エンジン再始動時には、ISGスターターモーター機能によって、静かでスムーズな再始動ができます。また、パワーモードを利用することでトルクアップし、坂道走行や高速道路で合流時に力強い加速力を発揮できます。
全車での安全装備は、人もクルマも作動する衝突被害軽減ブレーキとなる、デュアルセンサーブレーキサポートを装備している点が光ります。「デュアルセンサー」はフロントガラスに設置され、前方のクルマや人を検知します。近距離や夜間の検知に優れたレーザーレーダーに、中・長距離に強く認識する単眼カメラが組み合わされ、万一の危険を察知して衝突回避のサポートをします。
後退時のブレーキサポート機能もあります。リヤバンパーには超音波センサーを4つの内蔵、車両後方にある障害物を検知して駐車場などでの衝突回避をサポートします。運転席・助手席SRSエアバッグに加え、フロントシートSRSサイドエアバッグも標準装備。
新アイドリングストップシステムは、減速時にブレーキを踏んで約10km/h以下になると自動でエンジンが停止する機能です。モーターによるクリープ走行時もガソリン消費がありませんから、低燃費に貢献します。
サスペンションは、F:マクファーソン・ストラット式コイルスプリング、R:トーションビーム式コイルスプリング。
こうして内容を見ていると非常に健闘しているのですが、どうしてN-BOXと大差がつくのか?
室内長がN-BOXに及びませんが、そうしたことではなく、やはりデザインなのかもしれません。スペーシアのデザインは非常におとなしいのです。「可もなく不可もない印象」、「もう少し個性が欲しい」など、スペーシアらしいこれといった特徴が存在せず、個性がないデザインは不満点になっているようです。逆にこれが長所にもなっている場合もあると思いますが、男性はまず選ばないでしょう。ということで派手にしたスペーシア・カスタムもあります。
スペーシア・カスタムはN-BOXカスタムを非常に意識したデザインになっています。ソックリと言ってもいいでしょう。エンジンはターボエンジン(64PS、10.0kgm)+マイルドハイブリッド(3.1PS、5.1kgm)搭載で主張しています。JC08モード燃料消費率は25.6km/LとまさにN-BOXターボと同数値です。
価格は自然吸気のエントリーモデルで比較すると、スペーシア・カスタムの方が10万円以上安くなっています。マイルドハイブリッド分もあってスペーシアがお得なのですが、それならば燃費の数値でもリードしておきたいところでした。そして、デザインがあまりにも後追いになっている点が気になります。もう少しオリジナル性を訴求してもらいたかったというのが筆者の感想です。多少価格がお得でも、イメージの差というのは大きいのですね。
特徴は、エントリーモデルであってもハイブリッド車になっている点です!「G」の全国メーカー希望小売価格(消費税込み)は1,274,400円ということで、「N-BOX G・Honda SENSING」よりも10万円以上安い価格設定になっています。これは大きなセールスポイントです。
エンジンは直列3気筒DOHC12バルブ、52PS、6.1kgmですが、これにマイルドハイブリッドのモーター:3.1PS、5.1kgmが加わっています。車重も870kgとN-BOXより軽く仕上がっています。モーターはわずか3.1PSですが、5.1kgmのトルクのおかげで、JC08モード燃料消費率は28.2kmとN-BOXを上回っています。
アイドリングストップからの再発進時は、ガソリンエンジンを使わず、モーターの力のみでクリープ走行します。これは渋滞時などに効果的です。エンジン再始動時には、ISGスターターモーター機能によって、静かでスムーズな再始動ができます。また、パワーモードを利用することでトルクアップし、坂道走行や高速道路で合流時に力強い加速力を発揮できます。
全車での安全装備は、人もクルマも作動する衝突被害軽減ブレーキとなる、デュアルセンサーブレーキサポートを装備している点が光ります。「デュアルセンサー」はフロントガラスに設置され、前方のクルマや人を検知します。近距離や夜間の検知に優れたレーザーレーダーに、中・長距離に強く認識する単眼カメラが組み合わされ、万一の危険を察知して衝突回避のサポートをします。
後退時のブレーキサポート機能もあります。リヤバンパーには超音波センサーを4つの内蔵、車両後方にある障害物を検知して駐車場などでの衝突回避をサポートします。運転席・助手席SRSエアバッグに加え、フロントシートSRSサイドエアバッグも標準装備。
新アイドリングストップシステムは、減速時にブレーキを踏んで約10km/h以下になると自動でエンジンが停止する機能です。モーターによるクリープ走行時もガソリン消費がありませんから、低燃費に貢献します。
サスペンションは、F:マクファーソン・ストラット式コイルスプリング、R:トーションビーム式コイルスプリング。
こうして内容を見ていると非常に健闘しているのですが、どうしてN-BOXと大差がつくのか?
室内長がN-BOXに及びませんが、そうしたことではなく、やはりデザインなのかもしれません。スペーシアのデザインは非常におとなしいのです。「可もなく不可もない印象」、「もう少し個性が欲しい」など、スペーシアらしいこれといった特徴が存在せず、個性がないデザインは不満点になっているようです。逆にこれが長所にもなっている場合もあると思いますが、男性はまず選ばないでしょう。ということで派手にしたスペーシア・カスタムもあります。
スペーシア・カスタムはN-BOXカスタムを非常に意識したデザインになっています。ソックリと言ってもいいでしょう。エンジンはターボエンジン(64PS、10.0kgm)+マイルドハイブリッド(3.1PS、5.1kgm)搭載で主張しています。JC08モード燃料消費率は25.6km/LとまさにN-BOXターボと同数値です。
価格は自然吸気のエントリーモデルで比較すると、スペーシア・カスタムの方が10万円以上安くなっています。マイルドハイブリッド分もあってスペーシアがお得なのですが、それならば燃費の数値でもリードしておきたいところでした。そして、デザインがあまりにも後追いになっている点が気になります。もう少しオリジナル性を訴求してもらいたかったというのが筆者の感想です。多少価格がお得でも、イメージの差というのは大きいのですね。
ダイハツ・タント
今回のテーマでもあるスーパーハイトワゴンという新ジャンルを築き上げたのが初代タントです。
2013年10月に現在の3代目となるダイハツ・タントが登場しています。すでに5年近く経過しているので、販売台数は結構検討しているということになります。さすがは元祖です。
2代目で採用された好評の「ミラクルオープンドア」は、助手席のスライド幅を10cm拡張して38cmのロングスライド化で使い勝手が向上しています。後席下部の出っ張り部分もなくしてフルフラット化され、A型ベビーカーならたたまずに積載できるようになりました。助手席側のみだったスライドドアは両側スライドドアとなり、パワースライドドア(一部グレード)も備えました。前席も後席も足元がスッキリし、左右の移動もスムーズです。
ただし、室内長2,200mm、室内高1,365mmはライバルに及びません。この点は後発モデルに分があります。
自然吸気エンジンは直列3気筒12バルブDOHC、52PS、6.1kgmで、車重は920kgとやや重くなっていますが、JC08モード燃料消費率:28.0kmといい数値でこれはN-BOXにも優っています。
最大出力と最大トルクの発生回転数に大きな差があり、停止時からの発進や、合流時での加速に物足りなさを感じるという声があるようで、走行性能においてあまり高い評価を得ていないようですが、サスペンションも柔らかく、低速重視の街乗りユースなら適したクルマであるはずです。
サスペンションは、F:マクファーソン・ストラット式コイルスプリング、R:トーションビーム式コイルスプリング。
タントのエントリーモデル「タントL」はモデルが古いという事もあって全国メーカー希望小売価格(消費税込み)は1,220,400円と、N-BOXより15万円以上も安く、スペーシアよりも更に安く設定されています。ただし、安全装備面で自動ブレーキが装備されていません。
VSC & TRCは全車に装備されます。VSCは急なハンドル操作、滑りやすい路面でのコーナリングで横滑りした場合、ブレーキとエンジン出力が自動コントロールされる機能で、安全を確保します。TRCは発進・加速時にタイヤの空転を抑える機能です。
「エマージェンシーストップシグナル」は、走行中(約60km/h以上)に急ブレーキを踏んだ際、ブレーキランプ点灯と同時にハザードランプも自動高速点滅する機能で、後続車に注意を促します。
「新エコアイドル」は、クルマが止まる少し前からエンジンを自動で止める低燃費機能です。他にも標準装備として、キーレスエントリー、マニュアルエアコン(ダイヤル式)、電動格納式カラードドアミラー、SRSディユアルエアバッグがあります。
自動ブレーキ機能の「スマートアシスト」は、「SA Ⅲ」から付きます。
デザインは「おとなしく特徴が無い」、「可もなく不可もない」という声が多いようで、良くもなく悪くもないのですが、訴求力という点では弱いということになります。
タントの場合も「カスタム」があります。スペーシア・カスタムと同様にN-BOXカスタムを非常に意識したデザインで、やはりソックリと言ってもいいでしょう。
ターボモデルがあり、64PS、9.4kgmを発揮し、JC08モード燃料消費率:26.0kmとN-BOXターボを上回っています。スマートアシスト付き「X SA Ⅲ」は1,593,000円で、何と同格のN-BOXターボよりも大幅に安くなっています。実に健闘していると思います。お買い得だと思ってコチラを選ぶという手は充分にあると思います。
2013年10月に現在の3代目となるダイハツ・タントが登場しています。すでに5年近く経過しているので、販売台数は結構検討しているということになります。さすがは元祖です。
2代目で採用された好評の「ミラクルオープンドア」は、助手席のスライド幅を10cm拡張して38cmのロングスライド化で使い勝手が向上しています。後席下部の出っ張り部分もなくしてフルフラット化され、A型ベビーカーならたたまずに積載できるようになりました。助手席側のみだったスライドドアは両側スライドドアとなり、パワースライドドア(一部グレード)も備えました。前席も後席も足元がスッキリし、左右の移動もスムーズです。
ただし、室内長2,200mm、室内高1,365mmはライバルに及びません。この点は後発モデルに分があります。
自然吸気エンジンは直列3気筒12バルブDOHC、52PS、6.1kgmで、車重は920kgとやや重くなっていますが、JC08モード燃料消費率:28.0kmといい数値でこれはN-BOXにも優っています。
最大出力と最大トルクの発生回転数に大きな差があり、停止時からの発進や、合流時での加速に物足りなさを感じるという声があるようで、走行性能においてあまり高い評価を得ていないようですが、サスペンションも柔らかく、低速重視の街乗りユースなら適したクルマであるはずです。
サスペンションは、F:マクファーソン・ストラット式コイルスプリング、R:トーションビーム式コイルスプリング。
タントのエントリーモデル「タントL」はモデルが古いという事もあって全国メーカー希望小売価格(消費税込み)は1,220,400円と、N-BOXより15万円以上も安く、スペーシアよりも更に安く設定されています。ただし、安全装備面で自動ブレーキが装備されていません。
VSC & TRCは全車に装備されます。VSCは急なハンドル操作、滑りやすい路面でのコーナリングで横滑りした場合、ブレーキとエンジン出力が自動コントロールされる機能で、安全を確保します。TRCは発進・加速時にタイヤの空転を抑える機能です。
「エマージェンシーストップシグナル」は、走行中(約60km/h以上)に急ブレーキを踏んだ際、ブレーキランプ点灯と同時にハザードランプも自動高速点滅する機能で、後続車に注意を促します。
「新エコアイドル」は、クルマが止まる少し前からエンジンを自動で止める低燃費機能です。他にも標準装備として、キーレスエントリー、マニュアルエアコン(ダイヤル式)、電動格納式カラードドアミラー、SRSディユアルエアバッグがあります。
自動ブレーキ機能の「スマートアシスト」は、「SA Ⅲ」から付きます。
デザインは「おとなしく特徴が無い」、「可もなく不可もない」という声が多いようで、良くもなく悪くもないのですが、訴求力という点では弱いということになります。
タントの場合も「カスタム」があります。スペーシア・カスタムと同様にN-BOXカスタムを非常に意識したデザインで、やはりソックリと言ってもいいでしょう。
ターボモデルがあり、64PS、9.4kgmを発揮し、JC08モード燃料消費率:26.0kmとN-BOXターボを上回っています。スマートアシスト付き「X SA Ⅲ」は1,593,000円で、何と同格のN-BOXターボよりも大幅に安くなっています。実に健闘していると思います。お買い得だと思ってコチラを選ぶという手は充分にあると思います。
まとめ
N-BOXはとにかく大人気です。「誰もが乗っているN-BOXを選んでおけば安心」ということで評価は更に高まり、売れ行きを伸ばしているのかもしれません。
ただし、同じホンダでもN-WGNの場合、フルモデルチェンジは2019年以降ということのようで、そうなると、N-BOXに採用されている先進的安全装備「ホンダセンシング」を装着したホンダの軽自動車はしばらくはN-BOXだけということになります。
従って、ホンダ内での販売力は必然的にN-BOXに集中し、1位を維持できているのかもしれません。いずれにしても、一度つくりあげられたブランドイメージの強さと言うものを感じます。ブランドイメージがいかに重要なのか、これが大きなポイントになっていると筆者は考えます。
ただし、同じホンダでもN-WGNの場合、フルモデルチェンジは2019年以降ということのようで、そうなると、N-BOXに採用されている先進的安全装備「ホンダセンシング」を装着したホンダの軽自動車はしばらくはN-BOXだけということになります。
従って、ホンダ内での販売力は必然的にN-BOXに集中し、1位を維持できているのかもしれません。いずれにしても、一度つくりあげられたブランドイメージの強さと言うものを感じます。ブランドイメージがいかに重要なのか、これが大きなポイントになっていると筆者は考えます。
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