ハイゼット・デッキバン、登場の背景
初代のハイゼット・デッキバンは1988年に登場したのですが、ある特殊な事情から開発されました。当時、ダイハツの軽ワンボックス車だった、S80系(7代目)ハイゼットバンをベースにした特装車だったのです。
具体的には、ハイゼットバンのスライドドアを後席まではそのままにして、そこから後ろは車室をカットし、トラックのような荷台、後ろに開くアオリをつけた構造にしたのです。
この特装車を要請したのは、電気メーカーの松下電器産業(現パナソニック)です。その理由は、冷蔵庫を縦に積める、小回りの利く配送車を求めていたからです。その要望にダイハツが応えて共同開発されたわけです。
確かに冷蔵庫は基本的に横倒しでの状態では運べないという事情があります。
もちろん大きなトラックなら大丈夫ですが、狭い道での小回りが利かない弱点があります。軽トラックでも縦に積めますが、2人しか乗れないという弱点があるのです。そこでハイゼット・デッキバンが登場することになったのです。
4人乗るか、2人乗って後席に工具類を積み、荷台には冷蔵庫が縦に積める小回りの利くクルマ。これがハイゼット・デッキバンというわけです。
初代は1988年~1993年、2代目は1994年~1998年、3代目は1999年~2004年と続き、現行車である4代目は2004年からですが、この4代目は特装車ではなく、正式な車両(正規モデル)となっています。つまり、構造変更申請は不要で、車検証にも「改」の文字がつかなくなっています。
具体的には、ハイゼットバンのスライドドアを後席まではそのままにして、そこから後ろは車室をカットし、トラックのような荷台、後ろに開くアオリをつけた構造にしたのです。
この特装車を要請したのは、電気メーカーの松下電器産業(現パナソニック)です。その理由は、冷蔵庫を縦に積める、小回りの利く配送車を求めていたからです。その要望にダイハツが応えて共同開発されたわけです。
確かに冷蔵庫は基本的に横倒しでの状態では運べないという事情があります。
もちろん大きなトラックなら大丈夫ですが、狭い道での小回りが利かない弱点があります。軽トラックでも縦に積めますが、2人しか乗れないという弱点があるのです。そこでハイゼット・デッキバンが登場することになったのです。
4人乗るか、2人乗って後席に工具類を積み、荷台には冷蔵庫が縦に積める小回りの利くクルマ。これがハイゼット・デッキバンというわけです。
初代は1988年~1993年、2代目は1994年~1998年、3代目は1999年~2004年と続き、現行車である4代目は2004年からですが、この4代目は特装車ではなく、正式な車両(正規モデル)となっています。つまり、構造変更申請は不要で、車検証にも「改」の文字がつかなくなっています。
独特な存在感
ハイゼット・デッキバンの場合は、それは当然かもしれませんが、さしたるライバルが登場することはなく、ベースとなるハイゼットがモデルチェンジするごとに代を重ねてきています。
4代目は既にかなりの年月が経過していますが、マイナーチェンジをしながら現在でも販売されています。正規モデル扱いとなり、マイナーチェンジで4AT化や電子制御スロットル化で燃費を向上。
2015年4月にはAT車は全車4速化、2012年12月にはJC08モード燃費に対応、2WD・4AT車は平成27年度燃費基準を達成、2015年4月には電子制御式4AT採用、全車に電子制御スロットルを採用しています。
2017年11月にはビッグマイナーチェンジということで、ベース車と同様にフロントマスクが精悍になり、更には安全運転支援パッケージ”スマートアシストIII”搭載グレードが追加され、ステレオカメラによる衝突警報・衝突回避支援ブレーキなどが装備されました。助手席にもシートスライド機構が追加され、快適性も向上しています。
現代的なデザインになり、使い勝手も向上しているハイゼットデッキバン。元々の目的である横倒しにできない冷蔵庫などの長尺物の積載能力だけではなく、ダブルキャブとしても両立しているので、いろいろな用途においても価値があります。
エンジンは 水冷直列3気筒DOHC12バルブ、53ps/7,200rpm、6.1kgm/4,000rpm、トランスミッションは4AT、駆動方式はFRとなります。
4代目は既にかなりの年月が経過していますが、マイナーチェンジをしながら現在でも販売されています。正規モデル扱いとなり、マイナーチェンジで4AT化や電子制御スロットル化で燃費を向上。
2015年4月にはAT車は全車4速化、2012年12月にはJC08モード燃費に対応、2WD・4AT車は平成27年度燃費基準を達成、2015年4月には電子制御式4AT採用、全車に電子制御スロットルを採用しています。
2017年11月にはビッグマイナーチェンジということで、ベース車と同様にフロントマスクが精悍になり、更には安全運転支援パッケージ”スマートアシストIII”搭載グレードが追加され、ステレオカメラによる衝突警報・衝突回避支援ブレーキなどが装備されました。助手席にもシートスライド機構が追加され、快適性も向上しています。
現代的なデザインになり、使い勝手も向上しているハイゼットデッキバン。元々の目的である横倒しにできない冷蔵庫などの長尺物の積載能力だけではなく、ダブルキャブとしても両立しているので、いろいろな用途においても価値があります。
エンジンは 水冷直列3気筒DOHC12バルブ、53ps/7,200rpm、6.1kgm/4,000rpm、トランスミッションは4AT、駆動方式はFRとなります。
個性的な特徴
架装部の寸法は写真の通りです。
アウトドアの遊びに水はつきものですが、ハイゼット・デッキバンなら荷物が濡れたままでも問題なし。長いウェイクボードなども積めるのでマリンスポーツには最適です。
泥だらけのものでも気になりません。土のついた自家菜園で収穫した野菜や道具なども、汚れは気にせずそのままオープンデッキに載せて運べます。
それでいて、後部座席のスペースもしっかり確保されています。荷物をオープンデッキにいろいろ乗せても、後部座席はちゃんと座れるので、ちょっとした休憩、家族や友人を乗せるのでも大丈夫です。
積荷の固定に便利なガードフレームがサイド・リヤについています。オープンデッキに積んだ荷物をしっかり縛って固定できるのでこれは実用的。キャビンも傷付けないので安心です。
これまで運転席のみだったシートスライドが、助手席にも追加されました。シートスライド量は120mmあり、最適なポジションになります。ちなみに運転席のシートスライド量は220mmです。
魅力の価格帯
とにかくアウトドア派には最適となるハイゼット・デッキバン。価格ですが、
G・2WDは1,339,200円、
G・4WDは1,488,240円、
G・SA Ⅲ2WDは1,468,800円、
G・SA Ⅲ4WDは1,617,840円、
(いずれも北海道地区除く)
ということでハイト系と比較して特別なものではありません。
大きく話題になることもなく、CMなども少ないので、知らない人が結構も多いかと思いますが、いえいえ、一度その存在を知ってしまえば「これこそ求めていたようなクルマ!」ということで、新たな選択肢になるかもしれませんね!
G・2WDは1,339,200円、
G・4WDは1,488,240円、
G・SA Ⅲ2WDは1,468,800円、
G・SA Ⅲ4WDは1,617,840円、
(いずれも北海道地区除く)
ということでハイト系と比較して特別なものではありません。
大きく話題になることもなく、CMなども少ないので、知らない人が結構も多いかと思いますが、いえいえ、一度その存在を知ってしまえば「これこそ求めていたようなクルマ!」ということで、新たな選択肢になるかもしれませんね!
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