トヨタ車がトップを3独占した12月度
12月の販売台数ランキングは、102,1751台を記録したトヨタの「プリウス」が2か月連続のトップとなり、2位は1,6601台で「アクア」、「ヴォクシー」の7,545台で、トヨタは2017年3度めとなるトップ3独占となりました。
トヨタは、5位に「シエンタ」、7位に「カローラ」、8位「ヴィッツ」、9位「タンク」、10位「C-HR」が入り、トップ10中、8台を占めることになりました。検査不正問題による出荷停止の影響で10月依頼販売が落ち込んだ日産の「ノート」は7,475台と、今だに元の好調な状態には回復しておらず、5,648台に留まった「セレナ」とともに、ブランドの失墜による影響は大きいようです。
トヨタは、5位に「シエンタ」、7位に「カローラ」、8位「ヴィッツ」、9位「タンク」、10位「C-HR」が入り、トップ10中、8台を占めることになりました。検査不正問題による出荷停止の影響で10月依頼販売が落ち込んだ日産の「ノート」は7,475台と、今だに元の好調な状態には回復しておらず、5,648台に留まった「セレナ」とともに、ブランドの失墜による影響は大きいようです。
スイフトとステップワゴンが急上昇
その他の注目車種では、マイナーチェンジされたホンダの「ステップワゴン」が、17位ながらも前年比166.3%と着実に伸びを見せて「ノア」に肉薄、スズキの「スイフト」も、カーオブザイヤーの受賞を追い風に前年比430.1%という驚異的な追い上げを見せています。心配なのが、長らくライバルの「シエンタ」を上回っていたホンダの「フリード」の大きな減少です。軽自動車の「N-BOX」に影響を受けているとしたら、復活は難しいものになるでしょう。
2017年12月の乗用車系車名別販売台数ランキングベスト10(前年同月比)
1位:トヨタ プリウス 12,1751台(95.3%)▼
2位:トヨタ アクア 11,6601台(101.8%)△
3位:トヨタ ヴォクシー 7,545台(106.3%)△
4位:日産 ノート 7,475台(60.3%)▼
位:トヨタ シエンタ 7,307台(75.8%)▼
6位:ホンダ フィット 7,104台(114.2%)△
7位:トヨタ カローラ 6,715台(121.1%)△
8位:トヨタ ヴィッツ 6,619台(128.4%)△
9位:トヨタ タンク 6,458台(108.9%)△
10位:トヨタ C-HR 6,421台(138.0%)△
2位:トヨタ アクア 11,6601台(101.8%)△
3位:トヨタ ヴォクシー 7,545台(106.3%)△
4位:日産 ノート 7,475台(60.3%)▼
位:トヨタ シエンタ 7,307台(75.8%)▼
6位:ホンダ フィット 7,104台(114.2%)△
7位:トヨタ カローラ 6,715台(121.1%)△
8位:トヨタ ヴィッツ 6,619台(128.4%)△
9位:トヨタ タンク 6,458台(108.9%)△
10位:トヨタ C-HR 6,421台(138.0%)△
2017年1月~12月の累計台数ランキング
年間ランキングでは、トヨタの「プリウス」が160,9122台で2年連続のトップとなりましたが、前年比を35.2%減という不調振り。「ノート」が順調であれば完敗していたであろう、危うい勝利となっています。2位は9月まで絶好調で「プリウス」に肉薄していた、その「ノート」。3位に「アクア」、4位にSUVの「C-HR」がランクインするなど、トヨタ車がトップ10中6台を占めています。
「プリウス」「アクア」が上位ながらも前年比を大きく割り込んでいる中、プチバンの「タンク/ルーミー」が大きく躍進。ベスト10外ながらも2車合わせると「プリウス」に迫る約15万台にもなり、トヨタの新しい顔となりつつあります。
「プリウス」「アクア」が上位ながらも前年比を大きく割り込んでいる中、プチバンの「タンク/ルーミー」が大きく躍進。ベスト10外ながらも2車合わせると「プリウス」に迫る約15万台にもなり、トヨタの新しい顔となりつつあります。
スイフトと、インプレッサが大躍進
ミニバンでは86,772台でトヨタの「ヴォクシー」がトップですが、逆風の中、日産の「セレナ」が約2千台差まで迫っており、信頼を回復するにつれ安穏とはしていられない状況です。
全体では、前年比215.9%のスズキの「スイフト」、同172.5%のスバルの「インプレッサ」が目立っています。また、マツダの「CX-5」も前年比205.7%と順調。12月度にはこれまで常連だったベスト30から消えていますが、おそらくは新型3列シートミニバン、「CX-8」の人気の影響を受けたためで、今後は人気が二分される可能性があります。
全体では、前年比215.9%のスズキの「スイフト」、同172.5%のスバルの「インプレッサ」が目立っています。また、マツダの「CX-5」も前年比205.7%と順調。12月度にはこれまで常連だったベスト30から消えていますが、おそらくは新型3列シートミニバン、「CX-8」の人気の影響を受けたためで、今後は人気が二分される可能性があります。
2017年1月~12月の乗用車系車名別販売台数累計ランキングベスト10(前年同月比)
1位:トヨタ プリウス 160,912台(64.8%)▼
2位:日産 ノート 138,905台(135.6%)△
3位:トヨタ アクア 131,615台(78.2%)▼
4位:トヨタ C-HR 117,299台
5位:ホンダ フリード 104,405台(200.0%)
6位:ホンダ フィット 97,939台(92.7%)▼
7位:トヨタ シエンタ 96,847台(77.0%)▼
8位:トヨタ ヴィッツ 90,248台(125.5%)△
9位:トヨタ ヴォクシー 86,772台(94.5%)▼
10位:日産 セレナ 84,433台(114.9%)△
2位:日産 ノート 138,905台(135.6%)△
3位:トヨタ アクア 131,615台(78.2%)▼
4位:トヨタ C-HR 117,299台
5位:ホンダ フリード 104,405台(200.0%)
6位:ホンダ フィット 97,939台(92.7%)▼
7位:トヨタ シエンタ 96,847台(77.0%)▼
8位:トヨタ ヴィッツ 90,248台(125.5%)△
9位:トヨタ ヴォクシー 86,772台(94.5%)▼
10位:日産 セレナ 84,433台(114.9%)△
まとめ
2017年は日産ノートがプリウスアクアのトヨタ勢を抑えて1,2フィニッシュかとも思われましたが、終わってみれば前年と同じくトヨタ車のトップ3独占という結果に。もちろん、これは検査不正問題による出荷停止の影響で、ほぼ一か月分の販売・登録ができなかったことにつきます。話題の新型「リーフ」も出足をくじかれ、日産ブランドの失墜は、メーカーが思うよりも大きく、長く続きそうです。
さて、2018年はどうなるのか。スズキや三菱の新型SUVがどのような成績を残すのか?その他の新型車の動向は?話題が尽きない2018年の自動車業界から目が離せません。
さて、2018年はどうなるのか。スズキや三菱の新型SUVがどのような成績を残すのか?その他の新型車の動向は?話題が尽きない2018年の自動車業界から目が離せません。
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