2018年6月19日 更新

自動運転車の普及への課題。ハードルは「安全性」だけでは無い

アメリカなど、世界各国で開発が薦められている自動運転車。そのハードルとなっているのは、「予測不可能な歩行者」だが、それ以外にも見落とされがちな要素がいくつかある。

自動運転車の普及への課題。ハードルは「安全性」だけでは無い

センサーにレーダー、3種類のカメラを搭載

Torc Self-Driving Car - How We Share the Road

見ていて、ハラハラさせられっぱなしです。「人によっては交通ルールを守ってくれるのだが」との字幕に、いずこも同じなのだなと感じざるを得ませんでした。

デジタル・トレンドでは「自動運転車の開発は複雑である。関連する環境が複雑だからだ。人間の運転手なら、他の車や歩行者や自転車に乗る人を瞬時に把握出来るが、機械で同じことをさせるのは難しいのだ。

今回、トルク・ロボティクスというスタートアップ企業が配信した自動運転車の走行の様子は、そうした歩行者との折り合いをどうやってつけているかを示している」と解説しています。
実際、視聴してみると、「良くやっているなぁ」という気持ちにさせられます。この自動車は試作車でして、センサーにレーダー、それにカメラは3種類積載しています。

また、NXP社という車載用半導体サプライヤーのTEF810xとMPC577xKというチップも積載し、これにより認識能力を向上させたと、トルク・ロボティクスでは発表しています。

「我々は、ドライバーの目的と、他の車との安全性のバランスを取りながら、歩行者に注意もしている」(同社)。

神経質になるのには、理由があります。今年3月、アリゾナ州で、こうした自動運転車が走行中に、道路を横断していた自転車の人をはねて死なせてしまったからです。事態を重く見た地元警察が、ツイッターのアカウントで映像を添付してツイートしていました。

こうした状況の中で、一風変わった取り組みを行っているのが、自動車大手のフォード。ドライバーに椅子の外装を被せて運転させたのです。一見、無人運転車っぽく見えますが、人による運転なので、実際には安全。そうすることで、歩行者の反応を見るという狙いもあったようです。

‘Mystery Van’ Helping Self-Driving Cars Communicate with People | Autonomy | Ford

「本格普及させるには、走行距離などが鍵となる」との指摘も

この他にもハードルがありそうな模様です。ラバー&プラスティックスという、自動車部品などの情報を扱うサイトで、様々な専門家による指摘がされているからです(2018年6月13日付け)。
まず、こうした車は電気自動車であるべきだというのが、現時点での業界のコンセンサス。ところが、その電気自動車は、世界全体の自動車市場に占めるシェアが1%未満なのです。

オートモービル・リサーチ・センターという研究機関の予測では、2030年までに8%にまで伸びるとしています。政府の規制や、燃料などを巡る環境が、普及を後押しするだろうというのが根拠だとのことです。それでも、1割に到達しないのですね。

自動車の隙間を塞ぐ緩衝材などを製造しているヘニングス社のラリー・ウィリアムス社長は、電気自動車が主流になるのは「最低でも20年かかるだろう」と予測しています。「業界として、その方向で動いているのだが、現状ではシェアとして小さい」と考えています。1%未満となれば、そう思わざるを得ません。

一方、カー・グループ社のCEOを務めるカーラ・バリオ氏によると、電気自動車を買う人が少ないのは、価格が高すぎるし、長距離走行をするにはお手頃感が無いからだと推測しています。こうした問題に解決の傾向が見られつつあるものの、消費者が納得して買うようになるまでは苦戦が続くだろうと、バリオ氏は考えています。

なお、大きなネックとなっているバッテリーについても、明るい兆しが見えつつあると、同社の技術調査担当のシャシャンク・モディ氏は考えています。ソリッド・ステート・バッテリーを採用する社が増えつつあるからでして、リチウムイオンのバッテリーより5倍も充電量が大きく、なおかつ、充電時間は5分の1で済むからです。

そうなると、気になるのが今後の価格。バッテリーや危険回避システムにかかるコストは下落傾向にあり、使用するパーツの幾つかは今後コモディティ化していく可能性があると、バリオ氏は予測しているそうです。

この他、充電のインフラ作りが、アメリカでは急務だとの事。その充電に要する時間は、満タンにするまで平均で20分から30分かかるのが現状でして、例えソリッド電池にシフトしても4分から5分かかることになります。まぁそれでも、ガソリンと比べると、長い感じがします。

まとめ:それでも、最終的には電気自動車の時代へ

このように色々とハードルはあるものの、電気自動車の時代は不可避だろうと、アメリカでは考えられています。自動車大国ながら、欧州や中国などでの動きを見て、そう感じていると、バリオ氏は語っています。「こうしたシステムを進展させていく開発の勢いは衰えそうにない」と考えているそうです。

そして、既存の人による運転を行う車とのコミュニケーションが大事となっていくだろうとしています。まだまだ、こうした車の方が圧倒的な数ですし、アメリカでは1台の自動車の平均的な運転年数は12年となっています。

長期ローンを組めるような仕組みになっていることもあって、年数そのものが伸びている傾向が見受けられるそうです。全てが自動運転車になればともかく、そうでない車が混在している環境というのは、安全上かえって問題になる可能性があるのでしょう。

そして、自動運転と密接に関係する、無線通信環境の問題もあります。規則と政策に一貫性を持たせねばならないと、バリオ氏は警鐘を鳴らしています。

「郡、都市、州境を越えて自動運転車の対応を変えるなどは出来ない。正しいルールとプロセスを整えておく必要があるが、非常に遅れているのが現状だ」。この当たりは今後の大きな課題でしょうか。僻地でも通信環境を整えておくとなると、その費用をどこが負担するかという問題も出てきましょう。

それらを加味するとなると、やはり20~30年という時間は仕方無いのかもしれません。前途ほど通し、となりましょうか。
AIを活用しながら、試行錯誤が続く自動運転車。その道筋で、最大の障壁となるのは歩行者のマナーのようです。デジタル・トレンドというITサイトが2018年6月13日付で紹介した映像が、アメリカで話題になっているからです。
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