2018年8月10日 更新

栄光の英国車、ジャガーの素晴らしさ!

中高年世代にとってはジャガーは間違いなく憧れのクルマのひとつでした。その栄光と現在でも独自の存在感を放つジャガーの魅力を追います。

栄光の英国車、ジャガーの素晴らしさ!

時代にもまれる英国車

まずはジャガーの変遷をおさらいしてみましょう。

ジャガーのスタートは1922年に設立された「スワロー・サイドカー・カンパニー」からです。事業は社名の通りで、サイドカーの製造事業で、その後、工場を移転し自動車ボディ修理も手がけるようになりました。更には自動車のボディの製造も行い、次第に自動車メーカーへと転身していったのです。ただし当初はコーチビルダーであり、もっぱらボディを手がけていたのです。

1945年になって、社名は「ジャガー・カーズ」、ブランド名は「ジャガー」となっています。
上:Cタイプ 下:Dタイプ

上:Cタイプ 下:Dタイプ

ジャガーが有名になったのはレースに出場するようになったからです。

1950年代の当時、Cタイプ、Dタイプは、自動車史上初の4輪ディスクブレーキ装備で耐久レースに出場。ル・マン24時間レースでは強力なライバルであるフェラーリやマセラティ(イタリア)、メルセデス・ベンツやポルシェ(ドイツ)などを凌駕し、3連覇を果たしています。こうしてモータースポーツでの活躍でその名声を確かなものにしていったのです。
Eタイプ

Eタイプ

市販車のスポーツカーとして登場したEタイプは、4輪全輪独立懸架サスペンションで高性能を強くアピールし、ロングノーズ&ショートデッキの流麗なスタイルは、大注目のクルマとなりました。ジャガーと言えばコレを思い起こす人がたくさんいると思います。

まさにジャガー花形の時代だったわけです。
XJ-S

XJ-S

しかし以後、他国のクルマの進化に押され、英国車全体が落ち込んでいきました。1975年には英国の自動車産業は国営化されます。

ジャガーもEタイプの後継となるXJSを投入しましたが、かつての人気はなく、販売は低迷しました。やや復調したのは、新たな経営トップであるジョン・イーガン氏を迎えた頃で、次第に品質は改善してゆき、生産台数も回復していきました。

完全な新設計のXJ40がデュー、XJ-Sも大幅なマイナーチェンジが行われています。
XJR-12

XJR-12

再びレースに参加したのは、1985年の世界耐久選手権(WEC)で、翌年1986年にはXJR-8でシリーズチャンピオンを獲得します。1988年のル・マン24時間レースではXJR-9LMで31年ぶりに優勝、ようやくかつての名声を回復していったのです。

こうしたイメージアップがあって、1989年にはフォードグループがその価値を見越してジャガーを買収し、フォード傘下に入れます。イギリスの高級車メーカーであるランドローバー、アストンマーティンなども同時期に買収されており、フォードグループの高級車部門「PAG」を形成しています。

それでも引き続きジャガーは、1990年にはXJR-12がル・マンで1位と2位の独占という快挙を成し遂げます。ジャガーはどんな環境にあっても「走りのクルマづくり」に徹していました。

そして現在ではインドのタタ・モーターズに買収されています。しかし、2014年からは設計・開発・製造を一貫開発した、新世代モジュラーエンジン「INGENIUM」を発表、これはディーゼル、ガソリン両種に対応したエンジンで、現在の主力エンジンとなっています。

なかなか紆余曲折の社歴となっているジャガーなのですが、現行モデルはなかなかに個性的で魅力的なラインアップとなっています。

ジャガー・Eペース

Eペース

Eペース

Eペース

Eペース

ジャガー・Eペースは今年の2月に登場したばかりの新型SUVです。

サイズは、4,410mm×1,900mm×1,650mmと、やや車幅はありますがコンパクトクラスで、2,000ccエンジンを搭載しています。地上最低高は204mmとたっぷりです。

SUVならではの広々とした室内空間と実用性、そして最新のコネクティビティを兼ね備え、それでいてスポーツカーのようなドライビング・パフォーマンスを誇り、右ハンドルのみの設定です。

全車4WDで、ベースグレードは451万円からとなっており、グレード的にはレクサスNXあたりがかぶってくるでしょうか。これには2,000cc 4気筒INGENIUMディーゼルターボエンジンを搭載、180PSを誇ります。JC08モード燃費は14.9km/L。ガソリンエンジンの場合は249PS、JC08モード燃費は11.2km/Lです。上位には300PSモデルもあります。

トランスミッションは、ジャガー初の9速AT、前後輪のトルク配分をハイレベルで制御するAWDシステムを全グレードに搭載しています。サスペンションは、強化されたマクファーソンストラット式フロント・サスペンション、インテグラルリンク式リア・サスペンション採用。

アクティブドライブラインも特徴的で、トラクションの最適化、更には後輪駆動の優れたハンドリングで俊敏性も向上させます。グリップの状態を検知しているので、最大100%の駆動トルクを後輪のいずれかに配分できる優れものです。

エクステリアは、リアウィンドウのスポイラーがルーフラインと一体化したクーペスタイルです。ゴテゴテ感はなく、スタイリッシュなイメージで魅力的です。

F‑TYPE

F‑TYPE

F‑TYPE

F‑TYPE

F‑TYPE

先にSUVを紹介しましたが、そもそもジャガーと言えばスポーツカーです。現在は2013年3月に登場した「F-TYPE」がまさにそれです。

本格2シータースポーツで、コンバーチブルモデルもあります。往年のE-TYPEを彷彿させる部分ももちろんあるわけですが、オール・アルミニウム製ボディ、優れたダイナミクス性能を備えていて、高いパフォーマンスを発揮する最新鋭のスポーツカーです。右ハンドルのみの設定です。

頂点は5,000ccV型8気筒のDOHCスーパーチャージャー搭載モデルで550PSを誇りますが、扱いやすい2,000ccモデル(300PS)も用意され、幅広いラインアップとなっています。エントリーグレードは806万円ということで、くくりが粗くたいのですが、日本車ではレクサスRCFあたりが価格帯として重なっています。

そしてAWDである点も大きな特徴です(F‑TYPE RとF‑TYPE SVRに標準装備)。F‑TYPEのAWD(全輪駆動)システムは、独自のインテリジェント・ドライブライン・ダイナミクスを備えています。あらゆる路面状況でも安定したハンドリングを実現します。

トランスミッション電子制御8速ATです。4,480mm×1,925mm×1,315mmというサイズスペックはまさにスポーツカーのそれであり、軽量なアルミニウム構造、 洗練されたサスペンション(鍛造アルミニウム製のダブルウィッシュボーン)による新時代のジャガー・ピュアスポーツカーとなっています。

エクステリアも相当なものです。ジャガーの伝統的血統が刻まれた力強く美しいプロポーションは、まさにジャガーならではのデザインであり、日本車では醸し出せない雰囲気があります。主力グレードは1,000万円級ですが、それだけのプレミアム感は充分にあります。

XE

XE

XE

XE

XE

次はこれまたジャガーのお家芸ともなるセダンです。

XEはジャガーの中では扱いやすいミドルサルーンで、サイズは4,680mm×1,850mm×1,415mm、ホイールベース2,835という日本の道路でも違和感なく扱えます。2,000cc4気筒 200PS直噴ターボのモデルなら451万円からというこで、特別に高価ということでもありません。

ひと目見ればすぐにジャガーとわかるのがXEのデザインの魅力で、力強いスタイルと俊敏なドライビング性能がバランスよく備わっています。右ハンドルのみの設定です。

車体はクラス初となるアルミニウムのモノコック・ボディ採用、ほぼ50対50の最適な重量バランスを実現している点はさすがです。

ブレーキはトルクベクタリング・バイブレーキングで、タイトなコーナーでも抜群のコントロール性を実現しています。メカニズムのキモは、内側前輪と後輪にそれぞれブレーキをかけられることで、そのため優れた俊敏性を発揮します。

サスペンションは前:ダブルウィッシュボーン、後:インテグラルリンクとなります。エントリーモデルからDSC(ダイナミックスタビリティ コントロール)が装備され、その満足度はかなり高いと思います。IDD(インテリジェント・ドライブライン・ダイナミクス)を備えたAWDの「XE ピュア」、「XE プレステージ」、「XE R‐スポーツ」も追加されています。

ベンツCクラス、BMW3シリーズにイメージが近いと思います。どちらもミドルサルーンの定番ですが、このジャガーXEを選んでも不足はまったくないと思います。むしろ少数派ならではの喜び、個性の主張をするのもアリです。

伝統のジャガー


ジャガーは時代と共に浮き沈みをしてきたわけですが、現在の充実したラインアップはなかなかに魅力的です。徹底したボディ構造、新世代モジュラーエンジン「INGENIUM」はベンツやBMWのユーザーにも是非一度体験してもらいたいと思います。
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