2017年4月~2018年3月新車販売台数
「N-BOX」はプリウス」を押さえて「2017年度に国内で最も売れた新車となり、軽自動車が1位になったのは2008年のスズキの「ワゴンR」以来、9年ぶりとなり、ホンダにとっては2002年の「フィット」以来のことです。
その他、3位にはダイハツの「ムーヴ」、4位は日産の「デイズ」、そして5位がダイハツの「タント」と軽自動車勢が続き、ベスト10中7車種で軽自動車が占める結果となった反面、2位に転落した「プリウス」以外には、6位に日産の「ノート」、7位にトヨタの「アクア」が入っただけでした。
その他、3位にはダイハツの「ムーヴ」、4位は日産の「デイズ」、そして5位がダイハツの「タント」と軽自動車勢が続き、ベスト10中7車種で軽自動車が占める結果となった反面、2位に転落した「プリウス」以外には、6位に日産の「ノート」、7位にトヨタの「アクア」が入っただけでした。
2017年4月~2018年3月新車販売台数(前年同月比%)
1位 N-BOX ホンダ 223,449台(116.2)
2位 プリウス トヨタ 149,083台(66.2)
3位 ムーヴ ダイハツ 145,643台(126.5)
4位 デイズ 日産 136,505台(132.3)
5位 タント ダイハツ 134,660台(90.5)
6位 ワゴンR スズキ 121,224台(145.7)
7位 ノート 日産 131,119台(105.8)
8位 アクア トヨタ 128,899台(82.9)
9位 スペーシア スズキ 113,691台(122.6)
10位 ミラ ダイハツ 104,221台(152.9)
2018年3月 新車販売台数ベスト10 ノート2位プリウスは7位に沈む
首位の「N-BOX」に続く2位のポジションは19,356台で日産の「ノート」というのが、このところの定位置で、「ノート」は3か月連続の登録車首位となりましたが、前年比を大きく割り込みました。そしてプリウス、とアクアのトヨタ勢も大きく前年比を落とし、全体として登録車の苦戦が続いています。
3月度乗用車車名別販売台数(前年同月比%)
1位 N-BOX ホンダ 26,851台(102.8)
2位 ノート 日産 19,356台(79.4)
3位 スペーシア スズキ 18,711台(124.4)
4位 ムーヴ ダイハツ 17,465台(115.8)
5位 デイズ 日産 16,233台(85.8)
6位 タント ダイハツ 15,783台(82.2)
7位 プリウス トヨタ 15,688台(69.9)
8位 セレナ 日産 15,080台(103.5)
9位 アクア トヨタ 14,778台(83.0)
10位 ワゴンR スズキ 14,392台(103.2)
2018年3月 軽乗用車 新車販売台数ベスト10 スペーシア上昇中
via www.suzuki.co.jp
3月度は「N-BOX」が前年同月比を2.8%上回り、26,851台となり、7か月連続で首位となっています。2位の「スペーシア」が18,711台と3位の「ムーヴ」が17,463台と、首位「N-BOX」に対して大健闘。特に「スペーシア」は前年比を大きく上回り、少しずつ「N-BOX」に迫っています。
昨年12月にフルモデルチェンジを行い、商品力が大きく向上した効果が出ています。
ベスト10内で前年比を上回ったのは、この3車に「ワゴンR」を「ミラ」を加えた計5車種ですが、年度末の需要で、15位までのすべての車種が前月比を大きく上回っています。
昨年12月にフルモデルチェンジを行い、商品力が大きく向上した効果が出ています。
ベスト10内で前年比を上回ったのは、この3車に「ワゴンR」を「ミラ」を加えた計5車種ですが、年度末の需要で、15位までのすべての車種が前月比を大きく上回っています。
ミラとアルト好調、軽ハッチの復権なるか
via www.daihatsu.com
中でも前年比が最も大きいのがダイハツのミラ、そしてスズキの「アルト」とともに前月比も大きな伸びを見せています。トールワゴン人気の現在において、このハッチバックタイプの好調さは、値上がりし始めたガソリン代による低燃費性能の再評価と、軽本来の低価格に加え、コンパクトカー並みの安全性能を装備したことによるものだと考えられます。この11,000~14,000台という数字は、アクアやフィットといった登録乗用車と同等のものなのです。
3月度軽自動車 車名別販売台数(前年同月比%)
1位 N-BOX ホンダ 26,851台(102.8)
2位 スペーシア スズキ 18,711台(124.4)
3位 ムーヴ ダイハツ 17,465台(115.8)
4位 デイズ 日産 16,233台(85.8)
5位 タント ダイハツ 15,783台(82.2)
6位 ワゴンR スズキ 14,392台(103.2)
7位 ミラ ダイハツ 11,497台(143.9)
8位 アルト スズキ 11,021台(90.1)
9位 N-WGN ホンダ 10,408台(83.9)
10位 eK 三菱 7,128台(98.8)
軽自動車11位から20位 個性派の終焉とOEM車の台頭
11位以下も見てみましょう。スズキの「ハスラー」、ダイハツの「キャスト」と「ウェイク」といった個性派のトールワゴン勢が軒並み下位に沈んでいます。
特に「ハスラー」はスズキの新型プラットフォームがまだ与えられていないことなど、旧型のイメージがあるのか、あるいは個性派ゆえに飽きられてしまったのか、前年比60%台という激減ぶり。
「N-ONE」の前年比増はあまりに前年度の台数が少なかったせいもありますが、マイナーチェンジ効果で下落にようやく歯止めがかかったようです。
また、ダイハツからのOEM供給車種であるトヨタの「ピクシス」は、シリーズ合計の台数ですが、トヨタのラインナップの中でも徐々にその存在感を示すようになっています。
同様に、スズキからのOEM供給車種であるマツダのフレアも健闘しており、フレアワゴンとフレアクロスオーバーを含めたシリーズ合計では、「ピクシス」を上回る3,136台となることも注目されます。
特に「ハスラー」はスズキの新型プラットフォームがまだ与えられていないことなど、旧型のイメージがあるのか、あるいは個性派ゆえに飽きられてしまったのか、前年比60%台という激減ぶり。
「N-ONE」の前年比増はあまりに前年度の台数が少なかったせいもありますが、マイナーチェンジ効果で下落にようやく歯止めがかかったようです。
また、ダイハツからのOEM供給車種であるトヨタの「ピクシス」は、シリーズ合計の台数ですが、トヨタのラインナップの中でも徐々にその存在感を示すようになっています。
同様に、スズキからのOEM供給車種であるマツダのフレアも健闘しており、フレアワゴンとフレアクロスオーバーを含めたシリーズ合計では、「ピクシス」を上回る3,136台となることも注目されます。
11位 ハスラー スズキ 6,830台(66.7)
12位 キャスト ダイハツ 5,661台(77.7)
13位 ウェイク ダイハツ 3,568台(91.8)
14位 ピクシス トヨタ 2,886台(127.9)
15位 N-ONE ホンダ 2,535台(304.7)
16位 エブリイワゴン スズキ 2,083台(126.1)
17位 フレアワゴン マツダ 1,574台(125.9)
18位 ジムニー スズキ 1,462台(82.2)
19位 フレア マツダ 1,231台(132.8)
20位 アトレー ダイハツ 1,168台(142.6)
まとめ
2017年度で首位になったことから、「N-BOX」の天下はますます安泰。「N-BOX」VSその他という図式は、軽自動車だけではなく、全乗用車にも当てはまるようになっています。中でも、「N-BOX」と唯一渡り合えそうなのが「ノート」だけというのは寂しいばかりで、2018年度の新型車の投入予定を見ても、「ノート」以上に「N-BOX」を追い詰めそうな車種は見当たらないことからも、すでに2年連続首位の可能性さえ現実味を帯びています。
21 件