2018年10月17日 更新

クルマ界のファストファッション!「ダチア」の魅力

最近発表される新車を見ると、押し出しが強いクルマばかり目立ちます。もう少し自然にラジエーターグリルのデザインができないものでしょうか。派手なデザインにうんざりしていたところ、気になる海外の自動車メーカーを見つけました。今の国産車のデザインとは正反対で、素肌美人なクルマを作っているようです。そして、中身も国産車と正反対で、徹底的にシンプルさを貫いています。さて、どんなメーカーが、どんなクルマを作っているのでしょうか?

クルマ界のファストファッション!「ダチア」の魅力

ルーマニアの自動車メーカー「ダチア」

ダチア・ロガン

ダチア・ロガン

ダチア(Dacia)とは、ルノー傘下のルーマニアの自動車メーカーです。1966年に設立されて以来、ルノーのクルマをノックダウン生産してきました。

設立後20年程した1980年台、一度はルノーから離れ、車両の独自開発を始めます。しかし1990年台、ニコライ・チャウシェスクが倒されたルーマニア革命の混乱により、車両の生産が滞りがちになり、業績が悪化してしまいます。

そして1999年、ルノーが株式の過半数を取得して傘下に収め、経営再建を図る事となりました。

2003年までは、ダチア独自の「ノヴァ」やフェイスリフト版の「ソレンザ」を生産していましたが、翌2004年に発表されたニューモデルが話題になります。

ルノーのパーツをかき集めて作ったコンパクトセダン「ロガン」がデビューしました。

安全装備が省かれた東欧仕様は6000ユーロ(当時のレートで80万円程度)という驚異の低価格で、主に発展途上国で販売されていました。

これが現在のダチアの基礎となり、後述するハッチバックのサンデロやSUVのダスター等がデビューしていきました。

ベーシックofベーシック「サンデロ」

Dacia Sandero | Dacia Cars | Dacia UK (47447)

ダチアサンデロは、ロガンと同じプラットフォームをベースに開発されたハッチバックで、2007年にデビューしました。

ヨーロッパだけでなく南米でも販売されましたが、南米ではダチアの知名度が極端に低いため、ルノーブランドでの発売となりました。

2012年に現行型にモデルチェンジし、先代よりも精悍なマスクを与えられました。大きく見えるエクステリアですが、角度を変えて見るとボディラインは意外と絞られており、狭い街中でも取り回しに苦労することはなさそうです。

インテリアは、ひとつも真新しいものがありません。ソフトパッドもありませんし、大画面のナビ等も付いていませんが、「チープなBセグメント」のキャラクターに徹した質素なインテリアは実に好感が持てます。

かつてミーハーな日本人が有難がった「オペルヴィータ」や「ゴルフⅢ」を彷彿とさせる、超絶シンプルなインテリアです。

パワートレインは1.2L4気筒NA、0.9L3気筒ターボ、1.5L4気筒ディーゼルターボがラインナップしています。

クルマ雑誌ではディーゼルターボと3気筒ターボを持ち上げると思いますが、機械的にも気持ち的にも一番長く付き合えるのはおそらく1.2Lエンジンでしょう。

組み合わされるトランスミッションはMTだけで、AT車の設定はありません。

ここも、チープカーとしてのキャラに徹しているようで実に好ましいポイントです。

価格は、エアコン無しの樹脂バンパーの最低グレードで6,995ポンド=約104万円、タッチパネルオーディオや内装にメッキをあしらった最上級グレードで8,795ポンド=約131万円と、実にリーズナブルな値段が付いています。

高級車でもスポーツハッチでもない“ただのクルマ”ですが、過剰包装が多い現代では逆に貴重で、新鮮に見えます。
Dacia Sandero | Dacia Cars | Dacia UK (47448)

格安SUV「ダスター」

All-New Duster | Dacia Cars | Dacia UK (47449)

初代ダチアダスターは2009年に発表されました。

サンデロと同じく、世界戦略車としてヨーロッパだけでなく南米などでも販売されています。

さすがにラダーフレームは採用されず、サンデロと同じプラットフォームを用いて設計されていますが、4WD車には日産エクストレイルと同じオールモード4×4-iが採用されています。

2018年に2代目にモデルチェンジし、見た目のチープさは完全に払しょくされました。アンダーガード風のデザインのフロントバンパーやルーフレールのおかげで、よりラギッドなSUVという雰囲気が出ています。

ブレーキランプのデザインがジープレネゲードに似ているのはご愛敬といったところでしょうか。

エンジンは2.0L直4ガソリンと1.5L直4ディーゼルが搭載され、トランスミッションは5速/6速MTと6速DCTが選択できます。

2代目も初代同様、オールモード4×4-iが搭載され、悪路走破性は確保されています。また上級グレードにはヒルホールドアシスト、ヒルディセントコントロール、さらに全方位モニターが搭載され、悪路での使い勝手がさらに向上しています。

価格はFFの最低グレードが9,995ポンド=約148万円、4WD・ディーゼルの最上級グレードが17,840ポンド=約264万円と、グレードによりかなり開きのある価格設定となっています。

ちなみに、一番安い4WDのグレードは13,695ポンド=約203万円となり、こちらは割安感があります。

ダスターもサンデロ同様、本質に立ち返った作り方で、余計な装飾がなく実に好ましいクルマです。
All-New Duster | Dacia Cars | Dacia UK (47450)

まとめ

Sandero Stepway | Dacia Cars | Dacia UK (47451)

ルーマニアの自動車メーカー「ダチア」とその代表車種を調べてみました。

代表的な欧州車とは違い、質素な作りに徹しているのが好ましく感じられます。発展途上国をターゲットにしているためですが、豪華な装備が当たり前のクルマに食傷気味の筆者にとっては新鮮に見えました。

このような“かけそば”的なシンプルなクルマの魅力は2つあります。

1つはクルマ本来の持ち味がダイレクトに感じられること、もう1つは自分好みにカスタムできることです。

サンデロやダスターのようなクルマを日本に持ってきて売ることは難しいと思いますが、このような選択肢が増えれば日本のクルマ文化はもっと豊かになるに違いないでしょう。
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