2018年9月25日 更新

大型車のドライバー不足から、アリゾナ州ではスクールバスの運転距離が長くなり、学校に遅刻する生徒が続出しているんだって

こちらのサイトでも何度かお知らせしてきた、トラック運転手の不足問題。これって要は、大型車を運転する人材(ドライバー)の不足という問題でもあります。そうした問題が、サプライ・チェーンだけでなく、考えもしなかった業界に深刻な影響を与え始めています。アメリカのアリゾナ州では、バスの運転手の不足からスクールバスが広大なエリアを回らねばならず、結果として遅刻する生徒が続出しているのですって。文字通り、教育上よろしからぬ事態ですね。

大型車のドライバー不足から、アリゾナ州ではスクールバスの運転距離が長くなり、学校に遅刻する生徒が続出しているんだって

皮肉にも、トラック業界の運転手不足対策の煽りを受け

gettyimages (43783)

azcentralという地元情報サイトが報じています(2018年9月20日付け)。

これまでにも何度か紹介してきましたが、アメリカではトラック・ドライバーの不足が各方面に悪影響を及ぼしています。当然、業界をあげて対策を打っています。その1つが賃金アップ。拘束時間が長いのですから、当然の措置ではあります。

ところが、これが教育機関に悪影響を及ぼしているのです。同じ大型車の免許を持っているスクールバスのドライバーが「悪くない給料だ。じゃあ転職しよう」という流れを作ってしまったからです。皮肉な話ですね。

悲鳴を上げているのが、州のスコッツデール統一学区。8月3日付けで、「依然として学区内の生徒の送迎は行えているものの、必ずしも皆様が望まれているようなタイミングにはなっておりません」と8月3日付けで親御さん宛に書簡を送っています。平たく言えば「遅れていることを何卒ご理解下さい」となりましょうか。

学区内に配属されているドライバーは26人なのですが、本来必要な数より17人不足しているとのことです。3割足りない計算ですね。それだけの数で回すとなれば、運転エリアが広くなる=送迎にかかる時間が長くなる、となります。業を煮やした親御さんの中には、自分の車で送迎する人まで出ているそうです。

なお、この学区はマシな方なようで、メサ学区では55人のドライバーを必要としているのが現状なのですって。

おまけに、景気回復によって雇用に明るさも出たので…

スクールバスのドライバー不足そのものは、目新しい問題ではありませんでした。2つめの皮肉な要素が、こうした問題を悪化させているのです。景気の回復がそれです。

そもそも、景気が良くなってきているから物流が増え、トラック運転手の重荷となっているわけですが、言い換えると、ドライバー職以外にも高給な求人が出てきているというわけです。

「給料を上げたら、辞めないでしょうに」とお思いの読者の方もおられましょうが、ここにも難題が横たわっています。どこの国でも自治体の財政は豊かでなく、「無い袖は振れない」となっているのです。

実際、メサ学区の事業サービス支援の監督補佐を務めるScott Thompson氏も、「つまるところは待遇の問題だ。しかし、学区としては、民間企業ほど即座に給与を上げるだけの財源がない。結果として、生徒の身の安全を守りながら運転するという高い熟練度が要求されるのに、相応の給与となっていない」と認めています。

ちなみに、アリゾナ州では、2020年までに教員の給与を20%引き上げる政策を掲げており、5月には手始めとして3億600万ドルの関連予算が州議会で可決されています。危機を感じている各学区では、こうした給与増の予算をドライバーにも当てようとしています。ただ、それには教育委員会の承認が必要なのだそうです。

まとめ:「現場では襲われる危険だってあるんだけど」

そして大事なのは、こうしたドライバーが人命を預かっていること。荷物を運ぶトラックのドライバーの場合、強盗に襲われたら逃げる手もありましょうが、子供の命を預かっているスクールバスの場合、そういうわけにもいきません。

アリゾナ州フェニックスの市バス運転手の組合の議長を務めるBob Bean氏は「業務中に襲われたらどうしようとの思いが、何時も心に大きくのしかかっている」とし、スクールバスのドライバーも同様だろうと考えています。

送迎ルートが長くなっているのですから、間違ってはいないでしょうね。なお、こうした学区では、初任給を上げたり、勤続年数に応じた昇給も行っているそうですが、いかんせん問題なのが、民間(トラック業界以外含む)で、より良い給与の仕事が多いことでしょうか。
gettyimages (43790)

銃社会というアメリカ独自の事情はあるし、これが全て日本にも当てはまるわけではありませんが、バス運転手の不足という問題は存在しています。京都新聞の9月21日付けの報道では、京都市交通局が、嘱託運転手の採用にあたり、大型自動車第2種免許の取得費を負担する措置を取っているそうです。

そして、トラック・ドライバーも不足しています。目を向けておくべき2つの問題があることを、我々は忘れてはなりません。

出典:
https://www.azcentral.com/story/news/local/scottsdale-education/2018/09/20/bus-driver-shortage-scottsdale-shows-larger-problem-across-state/1338166002/
https://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20180921000064
9 件

意外と知らない「車をお得に買い換える」下取り必勝法!

愛車の下取り金額をアップさせるには、ディーラーで車を買う際に、予めネットで愛車の買取り査定額を調べておいて、その金額を持ってディーラーに行くことが重要です!

何故かと言うと、ディーラーで営業マンから「今契約しないと納期がさらに遅れる!」などと言われて、愛車の下取り相場を知らないまま、うっかりハンコを押してしまったりすることがあるからです。
ネットで予め愛車の査定をしておいて、その査定金額を持ってディーラーに行けば、「値引き+下取り」で価格交渉もできます!
ディーラーによっては、値引きの条件が良くても、愛車の下取り額が悪いこともありますので、そういう場合には、ネット査定した買取店に売却してしまえば良いですので、いずれにせよ損することはありません!

ネットで愛車の無料買取査定を調べたあと、買取店から電話がかかってくることが有りますが、複数社かかってきた場合にはすべて同じ日の同じ時間にアポイントを入れます。

すべて同じ日時というのがポイントです!



そして、集まった買取店の営業マンたちに査定してもらう際、
「査定額を名刺に書いて出してください。一番高い条件のところと、ディーラーの下取り額と勝負させて高いほうに売ります!」
と言えば、営業マンは皆ガチンコの査定額で勝負してきますので、買取額が跳ね上がることがあるのです!

最低でも10万円くらいは高値がつくことがほとんどです。最高で70万円くらいの差が出ることも!
10万円でも査定が違えば、オプションを一つでも多く付けられますよね。

買取一括査定では、複数社に一気に見積もりが取れる以下のようなサイトがおすすめです。
試乗や見積もりなどでディーラーを訪問する前に、まずは軽い気持ちでも、愛車の現在の買取査定価格を調べてみてはいかがでしょうか?

関連する記事 こんな記事も人気です♪

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

takosaburou373 takosaburou373