2018年9月10日 更新

【保存版】車両保険の金額はいくらにすべき?車両保険金額の目安と保険料相場、平均額、設定方法を丁寧に解説

【保存版】車両保険の金額はいくらにすべき?車両保険金額の目安と保険料相場、平均額、設定方法を丁寧に解説
自動車保険を契約する際は、それぞれの補償の金額の設定など迷うことがとてもたくさんあります。どの中でも、自動車保険の保険料に大きく影響する車両保険についての解説です。

今回は特に、車両保険から支払いを受けるときの金額に大きく影響する車両保険金額について徹底解説いたします。

車両保険金額の設定の仕方

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車両保険を付加するとき、ご自身でいくらの補償を付けるか設定しますが、この金額の設定に迷う方多いものです。

ここでは車両保険金額の設定の仕方を解説いたします。車両保険を付帯しない方が良い場合もありますので、ぜひご自身のお車の状態を想定して確認して下さい。

車両保険金額とは

車両保険金額とは、車両保険を使って、修理や買い替えをするときの上限金額のことです。車両保険を付加するときは、この車両保険金額を設定する必要がありますがこの価格の設定には注意点があります。

まずは、例として東京海上日動の総合自動車保険の約款をご覧下さい。
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車両保険の支払い金額の説明欄には、支払う保険金額は保険証券に載っている車両保険金額が「保険価格」を上回る場合には「保険価格」が支払いの上限となるとの記載があります。

「保険価格」とは、自動車の保険を契約している自動車に損害が生じた地および時におけるその自動車の車種、年式、損耗度が同じ自動車の市場販売価格相当額のことをいいます。

つまり、車両保険契約時の保険証券に記載されている車両保険金額がこの市場販売価格相当額を超えている場合には、保険証券に書かれている金額ではなく、この「保険価格」が支払い上限額となるのです。

そして、自動車が実際に市場で流通する価格は1年ごとに下がっていきますから、「保険価格」も同様に、車を購入してから1年経過するごとに下がっていくのです。

せっかく車両保険にはいるのなら、全損時新車で買い換えられるように車両保険金額は新車同等額に設定していたとしても、実際に事故などで全損となってしまっても、その額を受け取れるわけではないのです。

今回は東京海上日動の自動車保険を例にしましたが、この車両保険金額の考え方はどちらの損害保険会社も同様です。

新車の車両保険金額

新車を購入したときは、ローンで購入、貯金で購入いずれにしても事故や災害で自動車が破損したときの損害は大きなダメージをなるでしょう。

新車を購入し、すぐに売却した場合でも、新車購入価格に比べると市場では大きく値が下がってしまいますが、車両保険金額は購入1年目では購入価格相当が「保険価格」の目安となります。

この設定金額には本体価格に加えて、車両に設置されている、例えばカーナビ、ETC車載器、カーステレオなどの付属品も含めることが出来ます。

また、新車を購入し2年目、3年目ではまだローンが残っていたり、と自動車事故や盗難による自動車の損傷や喪失の損害は大きいでしょう。そこで、自動車保険で用意されている特約が車両新価特約(深夜特約)です。

車両の市場価格は、一般に年に20%程ずつ下がっていきますので、例えば300万円の新車購入から3年目では190万円ほどに車両価格は下がってしまいます。

しかし、車両新価特約(新車特約)を付加している場合は、全損事故にあった場合、新車購入相当額を保険金として受け取ることができるのです。

この車両新価特約(新車特約)は保付加できるのは、自動車の初年度登録か11ヵ月以内~61ヵ月以内の間で、保険会社によって規定が違います。

また、補償内容は自動車事故の損害も、盗難・災害における喪失・損傷もカバーするもの、事故時のみカバーするものである等保険会社によって違いますので、どのような補償内容にしたいかをよく確認するようにして下さい。

中古車の車両保険金額

中古車の場合、実際に購入された価格と保険会社の設定している市場販売相当価格に乖離がある可能性がありますので、購入価格と車両保険金額を同じように設定できるとは限りません。

各保険会社には予め、車種、型式、仕様および初年度登録年月日ごとに、それぞれの自動車の師以上販売相当額を定めた、車種自動車保険車両標準価格表がありますので、この自動車保険車両標準価格表を確認し、価格表内の金額に設定をしておけば良いのです。

自動車保険車両標準価格は代理店や電話で直接保険会社に確認することができますし、インターネット申し込みの場合は申し込み画面に車両情報を入力すると、自動車保険車両標準価格が自動で表示され、その価格範囲内でのみ車両保険金額が選択できるようになっているのが一般的です。

しかしながら、保険会社の設定する自動車保険車両標準価格が中古車の場合は、10万円を切るようなこともあります。

このように車両保険を払うより、事故にあってしまった際に実費で負担するほうが良い場合もありますので、いくらの車両保険金額を設定できるかを確認した上で、車両保険を付帯するかどうかを検討して下さい。

更新時の車両保険金額

自動車保険を更新するときは、車両保険金額の見直しが必要です。

車両価格は1年ごとに約20%原価償却されていきますので、自動車保険に加入したときが、新車でも中古車でも車両保険金額は前年度に比べて、低い金額とする必要があります。

大抵は、自動車保険更新の際の事前に送られる通知に記載されている見積もりの中で、設定できる車両保険金額が案内されています。その価格を確認した上で、更新後も車両保険を付帯するかどうかを決定しましょう。

車両保険金額を高く設定すると保険料は高くなる?

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車両保険金額の上限は市場販売相当額を上限に決められていますが、車両保険金額を上限額で設定するのと、それ以下の価格で設定するのでは、どのくらい保険料に差が出てくるのでしょう。

車両保険金額ごとの保険料比較

SBI損保のプリウスの車両保険金額ごとの保険料を参考にご紹介いたします。
車両保険金額 保険料(年)
300万円 18,420円
310万円 18,470円
320万円 18,530円
330万円 18,590円
340万円 18,640円
350万円 18,700円
360万円 18,750円

いかがでしょうか。車両保険金額が高く慣れば、保険料も高くなりますが、保険金額が60万円の差額があっても年間保険料の差額は330円です。

車両保険金額はいくらに設定するか

上記の車両保険の保険料の例が示しているように、車両保険金額による保険料の差はわずかです。

車両保険を付帯するかしないかで、自動車保険全体の保険料は大きく変わってきますが、せっかく車両保険を付帯するのであれば、設定可能の車両保険金額の上限値で付帯するのがお勧めです。

通販型のインターネットから申し込む保険は予め、設定できる保険金額が選択式で画面に表示されますので、そちらからの選択となりますが、代理店や直販社員から対面式で申し込む場合は、担当者との話しあいで車両保険金額を設定しますので、担当者に車保険車両標準価格表に則った妥当なものを定時して貰うよう依頼しましょう。

車両保険金額が高かった場合、保険料あまり影響しなくても、いざ事故にあった際に想定していた金額が支払われなかったのでは、家計計画に影響してきてしまいます。

車両保険料の平均相場

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ここではそれぞれのクラスの人気車種を新車で、等級を6S、運転者を31歳以上で契約した場合の車両保険料の相場を車両保険金額とともにご紹介いたします。

車両保険を検討する際の参考にして下さい。

軽自動車の車両保険料相場と車両保険金額

まずは、軽自動車の車両保険料です。

軽自動車では、メーカー、車種が違っても車両保険料にあまり大きな差はありません。市場販売価格が高いほど、車両保険料が高くなっている程度保険料の差です。
メーカー/車種 ダイハツ/タント 三菱/EKワゴン スズキ/ラパン
車両保険金額上限値(車両保険金額) 33,710円 32,900円 31,000円
(205万円) (190万円) (155万円)
車両保険金額下限値(車両保険金額) 29,910円 29,370円 28,290円
(135万円) (125万円) (105万円)

普通車の車両保険料相場と車両保険金額

続いて普通乗用車の車両保険料です。下記の表を参照していただくと、車両保険金額に対して、日産ノートの車両保険料が高くなっています。これは車両料率クラスの違いによるところが大きいと考えられます。

車両料率クラスとは、対人・対物・障害・車両の4つのリスクについてそれぞれ昨年度の事故率を車種別の「型式」ごとにクラス分けをしていますので、車両クラスのことです。

事故率の高い車種ほど料率クラスが高く、保険料が高くなり、事故率の低い車種ほど料率クラスが低く、保険料が安くなります。

プリウスの車両料率クラス4ですが、ノートの車両料率クラスは6です。この車両料率クラスは車の性能の問題というよりは、その車に乗っていた方の事故率が影響していますので、自動車の性能が低いというわけではありませんが、このように保険料に影響が出てきてしまいます。
メーカー(車種) トヨタ/プリウス ホンダ/ヴェゼル 日産/ノート
車両保険金額上限値(車両保険金額) 45,390円 58,040円 63,090円
(390万円) (385万円) (335万円)
車両保険金額下限値(車両保険金額) 41,810円 53,260円 58570円
(270万円) (260万円) (230万円)

外車の車両保険料相場と車両保険金額

最後に外車の車両保険料です。市場販売価格が高額となりがちな外車はやはり車両保険料も高くなってしまいます。

初めて外車の購入を検討されている方は、維持費についても考慮した上で、購入を決定してください。

また、総じて外車の車両料率クラスは高めてで、下記にご紹介している車種の料率クラスはフォルクスワーゲンのビートルは6、その他2車は7です。
メーカー(車種) BMW/クーペ フォルクスワーゲン/ビートル アウディ/A6
車両保険金額上限値(車両保険金額) 99,680円 65,670円 99,170円
(800万円) (395万円) (790万円)
車両保険金額下限値(車両保険金額) 96,590円 60,290円 90,140円
(740万円) (270万円) (615万円)

車両保険ってそもそもどんな時に役にたつ?

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3章でご紹介したように、車両保険を付加すると自動車保険の保険料は非常に高くなります。

外車ですと、車両保険を付加することで保険料が3倍以上になることもある程です。

負担が大きくなる車両保険です。どのような機能があるのか、また車両保険代はどうしたら負担が減るのか、今一度確認しておきましょう。

自分にも過失割合がある

自動車事故を起こすと、警察による実況見分が行なわれます。その報告書(調書)を基にして、事故の相手または、相手の加入している任意保険の事故担当者と過失割合が決められます。

停車しているときに相手が追突してきたなどというときは、過失は相手に100%ありますが、出会い頭の事故など両者に過失があるときは相手の過失が60%、ご自身の過失が40%というように示談が成立することがあります。

このときに例えば、運転していた自動車が購入価格300万円でしたが、全損となってしまったと言う場合、相手の対物賠償保険で支払われるのは300万円の60%の180万円ほどです。

再購入費用の残りの120万円は自己負担となってしまいます。(同様の自動車を再購入した場合)

自動車を買い替えたばかりでローンがまだ残っているときに、さらに120万円を出費する必要がでた場合の負担は大きいのではないでしょうか。

自損事故

ハンドリングミスでガードレールにぶつかってしまった場合や、運転にまだ慣れて折らず、ブレーキとアクセルを間違えて壁に激突してしまったというような相手のいない事故では、過失割合は運転者が100%となります。

ガードレールや壁などといったものはご自身所有の敷地内での事故でない限り、対物賠償保険で修理費等はまかなうことができますが、ご自信の自動車の修理費や再購入費用は車両保険かに入っていないと、自動車保険から保険金は出ません。

運転に慣れていなかったり、まだ不安があるという方は自損事故を起こす可能性が高くなりますので、再購入や修理費が発生したときの資金に不安がある方は、車両保険を付加することをお勧めいたします。

浸水、盗難も

ご自宅に自動車を止めている場合でも、自動車を損傷する危険は潜んでいます。

最近増えているゲリラ豪雨で、自動車が浸水して故障をしてしまったという水害や、数年前に被害が多発しましたが、イモビライザーに記録された暗号コードが解読され自動車が盗難され、見つからなかったというときにも、車

両保険から保険金を受け取ることが出来ます。

安く車両保険を付加する方法

車両保険を安く付加するためには、2つの方法があります。1つは車両保険でカバーできる補償小さくした車両保険を選択するという方法です。

もう1つは車両自己負担額(免責金額)を設定するという方法です。

まず1つ目の方法です。通常の補償内容を伴っている「一般型」の車両保険に比べて、補償内容を限定した形の車両保険として「車対車+A」もしくは「限定A」を保険会社によって選択することが出来ます。

補償内容の違いは以下の通りです。(保険会社によって多少の違いがあります)
損害の原因 一般車両保険 車対車+A 限定A
他物の飛来・落下
騒じょう・労働争議
いたずら・落書き・窓ガラス破損
台風・竜巻・洪水・高潮
火災・爆発
盗難
相手自動車および運転が特定できる衝突・接触 ×
相手自動車および運転が特定できる追突 ×
相手二輪自動車・相手原付自動車自転車、および運転者が特定できる場合の衝突 ×
相手自動車および運転者が特定できる場合の積載物との接触 ×
車以外との衝突・接触 × ×
あて逃げ × ×
墜落・転覆 × ×
自転車との衝突 × ×
他の車をさけようとした自損事故 × ×

○:補償の対象 ×:補償の対象外

運転になれていて、自損事故を起こす可能性が極めて低いと言う方は。「車体車+A」や「限定A」の補償を選択すると良いでしょう。

3章でご紹介したトヨタのプリウスは車両保険金額390万円で一般車両保険料は45,390円でしたが、同じ車両保険金額でも「車体車+A」ですと車両保険金額は20,570円と半額以下となりました。

ご自身の運転スキルや運転用途に応じて、加入する車両保険のタイプを選択しましょう。

2つ目の、車両自己負担額(免責金額)の設定です。車両自己負担額(免責金額)を設定すると、事故による修理費等が発生した際、例えば、10万円以下の修理費であれば、車両保険の保険金支払い対象としないという保健会社の免責金額を設定するということです。

この場合10万円以下の修理費の場合は、ご自身の資金から修理費を負担することとなりますので、免責金額は急な出費が必要になってもかまわない金額内で設定するようにしましょう。

免責金額は5万円もしくは10万円単位で20万円程度まで設定できることが多いようです。プリウスで「一般」タイプ、車両自己負担額10万円にすると30,220円となり1万5千円ほど安くなります。

また、「車体車+A」、車両自己負担額を10万円だと車両保険料は13,690円となり、一般の自己負担額を付けないときと比べると1/3程度の保険料となります。

まとめ

車両保険金額についてご理解頂けましたでしょうか。ここで車両保険の設定の仕方についてポイントをもう一度まとめておきます。

ポイント1

車両保険をつけるのであれば、車両保険金額は設定可能範囲の上限値で付ける

ポイント2

中古車や長年乗っている車は市場販売価格が低いときは車両保険を付加しないことを検討する

ポイント3

自動車の運転に慣れている場合は補償の範囲を限定して、保険料を下げ、自己資金に余裕がある場合は、免責金額を設定する

ポイント4

一年ごとに車両保険金額、免責金額などをみなおして、状況にあった補償内容と保険料に調節する

以上4ポイントが車両保険付加の際の大切な点です。ここまでご一読頂きありがとうございました。ぜひ、車両保険選びに活かしてください。
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chibica編集部 chibica編集部