どんなクルマ?
日本国内での年間販売台数で33年間トップを守り続けたカローラを追い落とした初代フィット。そのまま小変更だけでも十分売れたと思いますが、2代目フィットはプラットフォームの変更を実施。ボディサイズが一回り大きくなり、幅は5ナンバー枠いっぱいとなりました。
ヴィッツやマーチと同クラスながらもサイズ的にはカローラに近く、スペース的コストパフォーマンスが実に高いクルマでした。部品の海外生産の割合を増やし、積極的にコストカットに取り組み、2007年10月~2013年9月まで販売されていました。
ヴィッツやマーチと同クラスながらもサイズ的にはカローラに近く、スペース的コストパフォーマンスが実に高いクルマでした。部品の海外生産の割合を増やし、積極的にコストカットに取り組み、2007年10月~2013年9月まで販売されていました。
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2代目ホンダフィットのここがイイ!
低燃費
1,300ccエンジンは先代よりも12馬力ほどパワーアップしているにも関わらず、初期のモデルでも24.0km/lという低燃費を誇っています。CVTが刷新され、低フリクション化やハイレシオ化など、燃費向上のためのセッティングがなされているそうです。
また、ぐっと寝かされたAピラーにより、空気抵抗が低減されていることも燃費向上に役立っています。
また、ぐっと寝かされたAピラーにより、空気抵抗が低減されていることも燃費向上に役立っています。
ライトバン並みの積載性
2代目フィットの一番の特徴はラゲッジスペースでしょう。リアシートを倒さなくても沢山の荷物を積むことができ、5人フル乗車で一泊の旅行に行く際、全員分の荷物を余裕で積むことができました。
これは、先代から引き継いだセンタータンクレイアウトのおかげです。ガソリンタンクは通常ラゲッジスペースの下にありますが、フィットではこれをフロントシートの下に持ってきました。そのおかげでラゲッジスペースの設計の自由度が増し、クラス随一の荷室容量426ℓを誇っています。
同クラスの他車種は人が乗るか荷物を載せるか選ぶ必要がありますが、2代目フィットは人を乗せて荷物も載せられますね。
これは、先代から引き継いだセンタータンクレイアウトのおかげです。ガソリンタンクは通常ラゲッジスペースの下にありますが、フィットではこれをフロントシートの下に持ってきました。そのおかげでラゲッジスペースの設計の自由度が増し、クラス随一の荷室容量426ℓを誇っています。
同クラスの他車種は人が乗るか荷物を載せるか選ぶ必要がありますが、2代目フィットは人を乗せて荷物も載せられますね。
クラスを超えたシート
フロントシートは乗降性を考慮しつつも、しかりとしたホールド感を備えたもの。このクラスではちょっとなかなかないですよ。座り心地がよく、長距離ドライブでも疲れにくいです。
リアシートも頑張っており、カーブが付けられた背もたれと厚みのあるクッションにより、こちらもクラス随一の座り心地です。
リアシートも頑張っており、カーブが付けられた背もたれと厚みのあるクッションにより、こちらもクラス随一の座り心地です。
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2代目ホンダフィットのここはそうでもない…
不自然なドライビングポジション
2代目フィットの運転席に座ってまず感じるのは、意外とアイポイントが高いという事。違和感を覚え、シートリフターで座面を下げようとするも、お尻の下にガソリンタンクがあるせいで思ったより下がりません。
乗降性は良いのですが、少し不自然な運転姿勢になります。身長のある方は、少し窮屈に感じる可能性があります。せっかく素晴らしいシートを採用しているのに、少しもったいない気がします。
乗降性は良いのですが、少し不自然な運転姿勢になります。身長のある方は、少し窮屈に感じる可能性があります。せっかく素晴らしいシートを採用しているのに、少しもったいない気がします。
ノイジーな車内
高級車ではないので仕方がないといえばそれまでですが、走行中はロードノイズやエンジン音が気になります。1,500ccエンジン搭載の上級グレードやハイブリッドモデルは遮音材が増やされているそうですが、お手頃な1,300ccエンジン搭載車はそれなりです。
シャッキリ感の少ない走り心地
峠道を走っている時の軽快さは、スズキスイフトやマツダデミオ等と比べると劣ります。居住性や積載性を考慮して車内を広く、開口部も大きくしてあるからかと思われます。まったくもって鈍重、というわけではありませんが、4本のサスペンションがみんな勝手に、節操のない動きをしている感覚です。
2代目フィットはどちらかというとミニバン寄りのコンパクトカーですから、運動性能を追求するのは少々お門違いなのかもしれません。
2代目フィットはどちらかというとミニバン寄りのコンパクトカーですから、運動性能を追求するのは少々お門違いなのかもしれません。
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まとめ
フィットは2013年9月のモデルチェンジで3代目になった際、大幅にエクステリアが変わりました。ストリームなどの上級車種からでも違和感なく乗り換えられるための大規模なデザイン変更だったようです。
その結果、高級感や上質感を身に付けることができましたが、軽快なシティコミューターとしてのキャラクターは薄れてしまったように思えます。
また、モデルチェンジでダッシュボードの位置が高くなり、ボンネット先端が見通せなくなってしまって取り回しが悪くなったのも事実です。やはり、本来あるべきフィットの形は今回紹介した2代目だったのではないかと思います。
中古市場は、2万円~130万円と、かなりのはばがあります。よく売れたクルマなだけに、タマ数は実に豊富です。選ぶ際は、スポーツグレードの「RS」のMT車は避けた方が良いかもしれません。スポーツ走行で荒い乗り方をされている可能性もありますし、昨今の手頃なMTスポーツカー不足のせいで価格が高めになっているのも気になる所です。
ホンダ独自の特許技術「センタータンクレイアウト」により、ライバルよりも広い室内空間を手に入れたフィット。このクルマに乗ると、きっと仲間を誘ってドライブに行きたくなることでしょう。
その結果、高級感や上質感を身に付けることができましたが、軽快なシティコミューターとしてのキャラクターは薄れてしまったように思えます。
また、モデルチェンジでダッシュボードの位置が高くなり、ボンネット先端が見通せなくなってしまって取り回しが悪くなったのも事実です。やはり、本来あるべきフィットの形は今回紹介した2代目だったのではないかと思います。
中古市場は、2万円~130万円と、かなりのはばがあります。よく売れたクルマなだけに、タマ数は実に豊富です。選ぶ際は、スポーツグレードの「RS」のMT車は避けた方が良いかもしれません。スポーツ走行で荒い乗り方をされている可能性もありますし、昨今の手頃なMTスポーツカー不足のせいで価格が高めになっているのも気になる所です。
ホンダ独自の特許技術「センタータンクレイアウト」により、ライバルよりも広い室内空間を手に入れたフィット。このクルマに乗ると、きっと仲間を誘ってドライブに行きたくなることでしょう。
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