「電気自動車への誤解を解く、自動車産業と政府による画期的キャンペーン」
YouTubeの公式チャンネルでは、次のように説明しています。
Go Ultra Lowは、英国の自動車産業と政府とによる画期的なキャンペーンであります。 全面電動車やプラグイン・ハイブリッド車、レンジエクステンダー車などに対する誤解を解くことを目指しています。
日産、メルセデス・ベンツ、トヨタ、アウディ、フォルクスワーゲン、起亜、ヒュンダイ、モーター・メーカーおよびトレーダー協会(SMMT)、英国政府などが支援しているプロジェクトです。
詳細については、www.goultralow.comか、Twitterの@GoUltraLowまでアクセスして下さい。
via www.youtube.com
こうした啓発映像が沢山アップロードされています。チャンネルの概要を見ると2013年12月18日に開始したとあり、現在までのチャンネル登録者は750人。長くやっている割には、ちょっとさみしい数字ですけど…。
「15万5000人のドライバーが電気自動車の恩恵を受けているんですよ」
これとは別に、専用のHPを起ち上げています。
今こそ、電気自動車に替える時です。
我が国では、15万5000人以上が電気自動車の恩恵を受けるに至っています。
一方で、皆様の間で疑念が残っていることも理解しております。
1回の充電で、どれだけ走れるのか? そもそも、充電できる施設って、幾つあるんだろう? 恐らくは、そういった所かと推察します。
あるいは、コストが高くつくんじゃあないのか?でしょうか。
今こそ、替える時です。
現在のオール電動自動車やプラグイン・外部リッド車は、最先端のテクノロジーを盛り込んでいます。オール電気自動車の中には、1回の充電で200マイル以上走れるのもあります。しかも、長くなりつつあるのです。一方、プラグイン・ハイブリッド車(PHEVs)は燃料エンジンも使いますが、一般車両と同様に、数百マイルの走行が可能なのです。
価格も下がってきていますし、プラグイン車やバンは、政府の助成策の恩恵を受けていますから。ランニング・コストも相当低下していますし、保有すれば節約にもなるのです。
買い替えが心配ですって? 多くのドライバーは、ただ自宅で電気自動車を一晩充電させているのです。ちょうど携帯電話の充電のようにね。こうした充電は自宅のガレージでも可能ですし、近所の住宅街にだって充電ポイントは存在します。また、これ以外にも英国全土で16万5000箇所の公的な充電ポイントが設置されています。スピード充電だって可能です。高速道路の96%にも存在します。30分あれば80%の充電ができます。
と、これでもかこれでもかって感じで畳み掛けています。画面下にはStill not convinced?(それでもまだ心配ですか?)と表示され、電気自動車に乗ってQ&Aを行うプロモーション・ビデオが流れるようになっています。なお、協力している全てのメーカーの試乗紹介も兼ねています。訪問販売顔負けの売り込みモードですね。
パチンコで言う確変状態。9分に1人の割合で電気自動車のオーナーが誕生
こうした官民挙げての地道なキャンペーンが実を結びつつあります。英国の大衆紙「サン」によりますと、今や9分に1人の割合で電気自動車のオーナーが誕生しつつあるからです(2018年7月12日付け)。
向こうの陸運局の登録台数から判明しています。それによると、記事の書かれた時点で16万1000台。前年比で25%の増加だそうですから、パチンコで言う確変状態となりましょうか。
Go Ultra Lowでは、ハイブリッドカーなどはグリーンカーと称していますが、こちらは全部で2万8054台。「どうせ買うなら電気自動車」という趨勢になりつつあるようですね。なお、オール電気自動車として最も人気なのは日産のリーフなのだそうです。
ちなみに、英国政府ではRoad to Zero Strategyというのも策定しています。「ゼロへの道戦略」という拙訳になりましょうか。ディーゼル車など燃料を使う車を2040年までに無くしたいという目標に向け、電気自動車への買い替えを推奨しているのです。
もっとも、これだけ執拗なキャンペーンをしながらも、多くの人は「充電中に洗車したら危ないのでは」と思いこんでいるのだとか。誤解って解きづらいものですね。
向こうの陸運局の登録台数から判明しています。それによると、記事の書かれた時点で16万1000台。前年比で25%の増加だそうですから、パチンコで言う確変状態となりましょうか。
Go Ultra Lowでは、ハイブリッドカーなどはグリーンカーと称していますが、こちらは全部で2万8054台。「どうせ買うなら電気自動車」という趨勢になりつつあるようですね。なお、オール電気自動車として最も人気なのは日産のリーフなのだそうです。
ちなみに、英国政府ではRoad to Zero Strategyというのも策定しています。「ゼロへの道戦略」という拙訳になりましょうか。ディーゼル車など燃料を使う車を2040年までに無くしたいという目標に向け、電気自動車への買い替えを推奨しているのです。
もっとも、これだけ執拗なキャンペーンをしながらも、多くの人は「充電中に洗車したら危ないのでは」と思いこんでいるのだとか。誤解って解きづらいものですね。
まとめ:2020年までに原油価格が倍になるとの観測も。そうなれば普及に拍車?
今後も、こうした普及は続きそう。しかも、英国だけに留まらないかもしれません。というのも、ハイブリッド・カーズというサイトの報道によりますと、2020年までに原油価格が倍になるとの観測があるからです(2018年7月13日付け)。
「エナジー・セキュリティ・ウィークリー・アップデート」というサイトのデータを根拠としています。需要が伸びていること(特に中国で顕著だそうです)や、自然災害などが原因であるとしています。ちなみに、原油価格は記事の書かれていた時点で1バレル70ドル。2008年に147ドルだったのが前回のピークでしたが、2020年には150ドルになるかもしれないとのことです。
アナリストは、2020年から40年にかけて電気自動車の販売台数が伸びると予測しています。ネックになっていたバッテリー価格が下がってきており、既存のガソリン車に近づいて来ていることなどが理由だそうです。
となると、英国だけでなく、世界的に電気自動車のブームが到来しそうな感じですね。もっとも、我が国では原発再稼働の是非を巡って国論が割れています。発電エネルギーをどこで賄うか。難しい舵取りが迫られそうですね。
出典:
https://www.thesun.co.uk/motors/6764944/electric-car-ownership-record-year-2018/
https://www.goultralow.com/why-switch/
https://www.hybridcars.com/oil-prices-may-surge-2020-boost-electric-car-sales/
「エナジー・セキュリティ・ウィークリー・アップデート」というサイトのデータを根拠としています。需要が伸びていること(特に中国で顕著だそうです)や、自然災害などが原因であるとしています。ちなみに、原油価格は記事の書かれていた時点で1バレル70ドル。2008年に147ドルだったのが前回のピークでしたが、2020年には150ドルになるかもしれないとのことです。
アナリストは、2020年から40年にかけて電気自動車の販売台数が伸びると予測しています。ネックになっていたバッテリー価格が下がってきており、既存のガソリン車に近づいて来ていることなどが理由だそうです。
となると、英国だけでなく、世界的に電気自動車のブームが到来しそうな感じですね。もっとも、我が国では原発再稼働の是非を巡って国論が割れています。発電エネルギーをどこで賄うか。難しい舵取りが迫られそうですね。
出典:
https://www.thesun.co.uk/motors/6764944/electric-car-ownership-record-year-2018/
https://www.goultralow.com/why-switch/
https://www.hybridcars.com/oil-prices-may-surge-2020-boost-electric-car-sales/
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