2018年6月24日 更新

軽スーパーハイトワゴンをベースグレードで比較!

大人気の軽自動車ですが、特にスーパーハイトワゴンと呼ばれるタイプは、ホンダ・N-BOXを中心に各社主力として力を入れています。従来からスズキ・ワゴンRなどのハイトワゴンが登場していましたが、更に背の高いスーパーハイトワゴンが人気です。初めはその背の高さにびっくりでしたが、今や街のいたる所で走り回っています。

軽スーパーハイトワゴンをベースグレードで比較!

N-BOX G・Honda SENSING

N-BOX G・Honda SENSING

N-BOX G・Honda SENSING

スーパーハイトワゴンはただ単に広いだけではなく、室内高がたっぷりあるので、チャイルドシートの脱着で中腰になる必要はなく、子供が立ったままで着替えもできます。ママにとってはまさにピッタリです。趣味なら、頭上にサーフボードや釣り竿を吊るすこともでき、自転車だって楽に積めます。普通の運転をするなら、走行性能にも不足を感じることもありません。

もちろん、それでも軽自動車ですから、駐車場で普通車のワンボックスのような取り回しの苦労はありません。シティユースにおいては大変便利なタイプがスーパーハイトワゴンなのです。

ここではそんな各社のスーパーハイトワゴンを紹介するわけですが、高グレードではなく、あえてエントリーモデルをピックアップしました。

本来、軽自動車は価格が安く、維持費も安いということがメリットです。普段はあまり注目されないエントリーモデルですが、高グレードとの価格差はかなりあり、もしもこれで十分ならおサイフにも優しくなりますよね。

まずは人気NO.1のホンダ・N-BOXです。エントリーモデルは「N-BOX G・Honda SENSING」。全国メーカー希望小売価格(消費税込み)1,385,640円です。

エンジンは直列3気筒DOHC、VTEC、58PS、6.6kgm。特徴は、燃焼効率を向上させるためにロングストローク化した点で、更に、VTEC(可変バルブタイミング・リフト機構)とVTC(連続可変バルブタイミング・コントロール機構)の導入により、クラス最高のパフォーマンスを誇っています。レースシーンで培った技術が投入され、出力特性、低燃費が高いレベルで達成できています。

JC08モード燃料消費率は27.0km、車重は890kgで先代より軽くなりました。

サスペンション F:マクファーソン、R:車軸式(トーションビーム式サスペンション)、タイヤ:155/65R14 75S。室内長は2,240mm、室内高は1,400mmと充分です。

N-BOXはエントリーモデルにも先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」が標準装備されています。レーダー&カメラで危険を検知し、安全・快適なドライブをサポートします。政府が交通事故防止対策の一環として普及啓発しているセーフティ・サポートカーS〈ワイド〉にも該当。

それ以外の「N-BOX G」の装備はいろいろあります。夜間や雨天での安心感が高いフルLEDプロジェクタータイプヘッドライト(オートレベリング・オートライトコントロール機構付)、坂道発進時でのクルマの後退を抑制するヒルスタートアシスト機能、雨や雪の日の急ハンドルで起きやすい横滑りへの備えとなるVSA。

更には、Hondaスマートキーシステム(プッシュエンジンスタート・ストップスイッチ)、マルチインフォメーション・ディスプレイ、PM2.5対応高性能集塵フィルターなどです。

インテリアについてはさすがに上級グレードとやや差がつきますが、運転席アッパーボックスは全タイプに装備されています。

エクステリアでは、360度スーパーUV&IRカットガラス、ミスト機構付薄型フラットブレードフロントワイパー、ウォッシャー付完結リアワイパー(リバース連動タイプ)、LEDドアミラーウインカー。ホイールキャップについてはカスタム以外は全車共通となっています。

残念なのは、充電用USBジャック、ロールサンシェード、パワースライドドアが付かない点でしょう。

パッケージング、室内&ラゲッジ空間は、ライバル車とほぼ同等ですが、N-BOXが優位なのは、前席のシートクッション長に20mm程度の余裕がある点で、スライドドア部分のステップ高も低くなっています。後席頭上空間に関しては各車ともに充分なスペースが確保されています。

他車との大きな差はやはり自然吸気エンジンモデルということでの差でしょう。N-BOXなら、自然吸気エンジンでも高速走行、登坂路もしっかりこなす性能を持っています。エントリーモデルの価格比較でN-BOXがやや高いのは「Honda SENSING」が標準装備されているからだと考えてください。

スズキ・スペーシア G

スズキ・スペーシア G

スズキ・スペーシア G

ホンダ・N-BOXを激しく追っているのが「スズキ・スペーシアG」です。エントリーモデルでありながらハイブリッドなのです!

全国メーカー希望小売価格(消費税込み)は1,274,400円ということで、「N-BOX G・Honda SENSING」よりも10万円以上安い価格設定になっています。

エンジンは直列3気筒DOHC12バルブ、52PS、6.1kgm、これにマイルドハイブリッドのモーター:3.1PS、5.1kgmが加わります。それでも車重は870kgと軽く仕上がっています。

サスペンションは、F:マクファーソン・ストラット式コイルスプリング、R:トーションビーム式コイルスプリング、タイヤ:155/65R14 75Sで、JC08モード燃料消費率:28.2kmはN-BOXに優っています。これはマイルドハイブリッドが貢献していると思われます。

室内長は2,155mm、室内高1,410mmと、長さはN-BOXに及びません。

スズキ・スペーシアの最大の特徴は、何と言っても全車にモーターで低燃費をアシストするマイルドハイブリッドを搭載している点です。アイドリングストップからの再発進時は、ガソリンエンジンを使わず、モーターの力のみでクリープ走行します。これは渋滞時などに効果的です。エンジン再始動時には、ISGスターターモーター機能によって、静かでスムーズな再始動ができます。また、パワーモードを利用することでトルクアップし、坂道走行や高速道路で合流時に力強い加速力を発揮できます。

安全装備では、人にも、クルマにも作動する衝突被害軽減ブレーキとなる、デュアルセンサーブレーキサポートを装備。「デュアルセンサー」はフロントガラスに設置され、前方のクルマや人を検知します。近距離や夜間の検知に優れたレーザーレーダーに、中・長距離に強く認識する単眼カメラが組み合わされ、万一の危険を察知して衝突回避のサポートをします。

後退時のブレーキサポート機能もあります。リヤバンパーには超音波センサーを4つの内蔵、車両後方にある障害物を検知して駐車場などでの衝突回避をサポートします。

運転席・助手席SRSエアバッグに加え、フロントシートSRSサイドエアバッグも標準装備。

新アイドリングストップシステムは、減速時にブレーキを踏んで約10km/h以下になると自動でエンジンが停止する機能です。モーターによるクリープ走行時もガソリン消費がありませんから、低燃費に貢献します。

その他には、ライトのON / OFF を自動で切り替えるオートライトシステム、ライトの消し忘れを防止するライト自動消灯システムも装備。

スペーシアGの動力性能は、街乗りベストなら全く問題ありませんが、あえて言えば、カーブでのロールがやや大きいと感じるかもしれません。

ということで、スズキ・スペーシアGは、エントリーモデルながらも、かなりの実力と装備を誇っていることがわかります。エントリーモデル同士の比較ならN-BOXにも負けていません。価格が安いのも魅力であり、あとはスタイルなどの好みということになるかもしれません。

ダイハツ・タントL

タントL

タントL

ダイハツ・タントのエントリーモデルは「タントL」です。全国メーカー希望小売価格(消費税込み)1,220,400円と、スペーシアより更に安く、N-BOXとは15万円以上も安くなっています。

そもそもスーパーハイトワゴンという新しいジャンルを築き上げたのは初代タントです。もちろん新型では更に改善が進み、広くて大きいミラクルオープンドアによる優れた乗降・積載性。センターピラーインで乗り降りしやすく、ゆとりスペースを生む助手席のスライド機能。子供飲み物をこぼしても、さっと拭き取れる撥水シートもいいアイデアです。床面はフラットで、前席も後席も足元がスッキリし、左右の移動もスムーズです。

室内長2,200mm、室内高1,365mmということで、室内高がライバルにはやや及びません。

エンジンは直列3気筒12バルブDOHC、52PS、6.1kgm、で車重は920kgとやや重くなっています。サスペンションは、F:マクファーソン・ストラット式コイルスプリング、R:トーションビーム式コイルスプリング、タイヤ:155/65R14 75S。JC08モード燃料消費率:28.0kmというのはかなりいい数値でN-BOXに優っています。

これはタントのエンジン特性が関係しているのかもしれません。それは最大出力と最大トルクの発生回転数に大きな差がある点で、街乗りでは中回転型までで走行しやすいのだと考えられます。ただし、車重があるので、ノーマルのタントでは登り坂は少々キツイかもしれません。低速重視の街乗りなら、サスペンションも柔らかく、適したクルマでしょう。

安全装備面では自動ブレーキはが装備されていません。これは価格設定上仕方がないのかもしれません。
VSC & TRCは装備されます。VSCは急なハンドル操作、滑りやすい路面でのコーナリングで横滑りした場合、ブレーキとエンジン出力が自動コントロールされる機能で、安全を確保します。TRCは発進・加速時にタイヤの空転を抑える機能です。

「エマージェンシーストップシグナル」は、走行中(約60km/h以上)に急ブレーキを踏んだ際、ブレーキランプ点灯と同時にハザードランプも自動高速点滅する機能で、後続車に注意を促します。

「新エコアイドル」は、クルマが止まる少し前からエンジンを自動で止める低燃費機能です。他には、キーレスエントリー、マニュアルエアコン(ダイヤル式)、電動格納式カラードドアミラー、SRSディユアルエアバッグが標準装備です。

タントの場合、ひとつ上の「タントX」でも 全国メーカー希望小売価格(消費税込み)1,355,400円ということで、N-BOXのエントリーモデルと比較するなら、こっちになるかもしれません。これには、左側パワースライドドア(ワンタッチオープン機能・予約ロック機能付)などが追加装備されます。しかし、自動ブレーキとなる「スマートアシスト」は更に上のグレードにならないと付きません。こうした点が、N-BOXやスペーシアに勝てない要因かもしれません。

ただし、ダイハツの場合はもっとトールな「ウェイク」もあります。
ウェイク

ウェイク

コチラの場合はエントリーモデルがタントよりも約13万円高くなりますが、やはり「スマートアシスト」は標準装備されていません。中級グレードでも150万円以上となります。

人気のクルマですが、ウェイクはタウン・ファミリーユースというよりも、もっとレジャー志向に振ったクルマということになるでしょう。むしろハスラーなどがライバルとなります。

日産・デイズルークスS

デイズルークスS

デイズルークスS

「日産・デイズルークス」は、産と三菱の合弁会社であるNMKVが商品開発を行ったもので、三菱では「eKスペース」として販売されています。

エントリーモデルはデイズルークスSで、全国メーカー希望小売価格(消費税込み)1,317,600円となっています。室内長2,235mm、室内高1,400mm、ということで室内長はなかなか優れています。

エンジンは直列3気筒可変バルブDOHC、49PS、6.0kgmということで、これはライバル車より物足らない数値です。車重920kg、サスペンションは、F:ストラット、R:トルクアーム式3リンク、タイヤ:155/65R14 75S、JC08モード燃料消費率:22.0kmです。

燃料が苦しいのは、エンジンの基本設計が古いということが影響していると思います。

安全機能面では、軽初となった、前方歩行者検知機能付の踏み間違い衝突防止アシストが装備されています。これは、駐車場などでのクリープ走行を含む低速走行時(約15km/h以下)に、進行の障害物に対して自動的にエンジン出力やブレーキを制御する機能です。ドライバーにはメーター内の警告灯表示とブザーでも警告します。コンビニなどのガラスでも認識します。

そしてつい最近「エマージェンシーブレーキ」から進化したのが「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」です。前方の車両や歩行者をフロントカメラで検知し、衝突しそうになると、メーター内の警告灯表示、ブザーでドライバーに回避を促進、更には、自動的にブレーキを作動させ、衝突の回避、または衝突時の被害や傷害を軽減してくれます。こうした取り組みはもともとNMKVがいち早く採り入れていたのです。VDC(ビークルダイナミクスコントロール)も標準装備です。

他には、ハロゲンヘッドランプ(マニュアルレベライザー付)、電動格納式リモコンカラードドアミラー(ドアロック連動自動格納機能付)、リモートコントロールエントリーシステム、ファインビジョンメーター(エコドライブインジケーター付)、メーター内車両情報ディスプレイ、マニュアルエアコン、ヘッドランプオートオフ機構などが標準装備されます。

デイズルークスが辛いのは、やはり設計が既に古くなってしまった点にあると思います。それでもエンジン以外はなかなか充実しているので、新型エンジンに期待したいところです。

魅力のスーパーハイトワゴン

人気の軽の中でも特に人気のスーパーハイトワゴンですが、人気カテゴリーゆえに開発競争も熾烈です。現状ではホンダとスズキがややリードしているようですが、各自の使い方を考慮して選びましょう。

上級グレードが注目される中、今回はあえてエントリーモデルでの比較をしたわけですが、各車の基本性能に関する取り組み方というものが少し見えたのではないでしょうか。
16 件

意外と知らない「車をお得に買い換える」下取り必勝法!

愛車の下取り金額をアップさせるには、ディーラーで車を買う際に、予めネットで愛車の買取り査定額を調べておいて、その金額を持ってディーラーに行くことが重要です!

何故かと言うと、ディーラーで営業マンから「今契約しないと納期がさらに遅れる!」などと言われて、愛車の下取り相場を知らないまま、うっかりハンコを押してしまったりすることがあるからです。
ネットで予め愛車の査定をしておいて、その査定金額を持ってディーラーに行けば、「値引き+下取り」で価格交渉もできます!
ディーラーによっては、値引きの条件が良くても、愛車の下取り額が悪いこともありますので、そういう場合には、ネット査定した買取店に売却してしまえば良いですので、いずれにせよ損することはありません!

ネットで愛車の無料買取査定を調べたあと、買取店から電話がかかってくることが有りますが、複数社かかってきた場合にはすべて同じ日の同じ時間にアポイントを入れます。

すべて同じ日時というのがポイントです!



そして、集まった買取店の営業マンたちに査定してもらう際、
「査定額を名刺に書いて出してください。一番高い条件のところと、ディーラーの下取り額と勝負させて高いほうに売ります!」
と言えば、営業マンは皆ガチンコの査定額で勝負してきますので、買取額が跳ね上がることがあるのです!

最低でも10万円くらいは高値がつくことがほとんどです。最高で70万円くらいの差が出ることも!
10万円でも査定が違えば、オプションを一つでも多く付けられますよね。

買取一括査定では、複数社に一気に見積もりが取れる以下のようなサイトがおすすめです。
試乗や見積もりなどでディーラーを訪問する前に、まずは軽い気持ちでも、愛車の現在の買取査定価格を調べてみてはいかがでしょうか?

関連する記事 こんな記事も人気です♪

この記事のキュレーター

bsr-kansai bsr-kansai