2018年12月28日 更新

運転中のスマホOK?! 自動運転の未来は?道路交通法改正案についての考察

2018年12月20日、警視庁より道路交通法改正案が公表されました。内容は自動運転化へ向けた規定が初めて盛り込まれた改正案でした。なぜこのタイミングなのでしょう?自動運転化の今後の在り方を交えて解説します。

運転中のスマホOK?! 自動運転の未来は?道路交通法改正案についての考察

運転席でスマホOK!?

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今回の道路交通法に盛り込まれた内容は、将来訪れるであろうのクルマの自動運転化への対応を前提としたものでした。

内容は、『緊急時以外は人に代わりシステムが担う条件付き自動運転において、人が即座に運転を交代できる状況であることが前提として、スマホ操作・読書・食事などを認める』というものです。

要約すると、『自動運転レベル3においてはドライバーは運転席にいながらもスマホ操作、読書、食事などを認めますよ』ということです。

ここで要注意なのは、『即座に運転を交代できる状況が前提』とある点です。これはドライバーによる飲酒・居眠りは従来通り禁止されたままということを指します。

自動運転のレベルとは?

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今回の道路交通法改正案で焦点が充てられれているのは『自動運転レベル3(条件付き自動運転)』とされていますが、ここで自動運転におけるレベルについてお伝えしましょう。

自動運転にはレベル0~レベル5の計6段階で定義づけられています。それぞれのレベルについては以下の通りです。

レベル0【支援なし】…ドライバーがすべてを操作
レベル1【運転支援】…システムがステアリング操作、加減速のどちらかをサポート
レベル2【運転支援】…システムがステアリング操作、加減速のどちらもサポート
レベル3【条件付き自動運転】…特定の場所でシステムが全てを操作、緊急時はドライバーが操作
レベル4【高度自動運転】…特定の場所でシステムが全てを操作
レベル5【完全自動運転】…場所の限定なくシステムが全てを操作

となります。レベル3からようやく自動運転と呼べる段階になることがわかります。

つまり、今回の道路交通法改正案は自動運転にようやく対応できる『入り口』であると評価できます。

具体的な運用方法

高速道路を走る車

高速道路を走る車

今回の道路交通法改正案、施行は2020年前半を目指しているとされています。
では、適用後に私を含めたドライバーはどのような場面で最大限に有効活用できるのでしょうか?

おそらくは高速道路においてその真価を発揮すると考えられます。

具体例としては、東名高速東京ICから名古屋ICまでを自動運転レベル3によるAIに運行を任せ、ドライバーは運転席で緊急時に備えつつもスマホ閲覧、読書、簡単な食事を楽しみながら移動する…という使い方です。

私は試したことがないのですが、すでに高速道路においては似たような使い方ができていると話題に上がることがあります。しかしまだ法整備が追い付ていないので認められているわけではありません。

しかし晴れて法律として認められれば新たな移動価値が生まれることに間違いありません。
私なら高速道路上で緊急時に備えつつも記事を書きながら移動する…という列車移動に近い使い方をするでしょう。

東京オリンピックとの関連性

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ここで目線を変えてみましょう。なぜこのタイミングで道路交通法改正案が浮上し、警視庁は2020年前半への施行を目指すと公言したのでしょうか。

答えは東京オリンピック開催時期にあると見ています。
東京オリンピックの開催は7月24日からですが、『施行目標が2020年前半』とあることから間に合わせるつもりだと推測できます。

私は東京オリンピックは日本の自動運転技術お披露目の場だと断言したことがあります。

話題になったので覚えている方も多いと思いますが、2018年8月27日~9月8日の期間に世界で初めて自動運転レベル3によるタクシー運用が東京・大手町~六本木間で社会実験という形で行われました。

私は関係者の方に直接お話を伺いましたが、「東京オリンピックに間に合わせたい」と発せられたのが印象深く覚えています。

しかし法律が追い付ていなかったのです。今回の道路交通法改正に向けた動きは相当の方々の努力の賜物なのでしょう。

そしてこのチャンスを日本は逃してはいけません。レベル3での運用はもちろんのこと、もしかしたらレベル4実装での運用も視野に入れてくるかもしれません。

レベル4とは特定の場所におけるドライバー不在の自動運転です。

運用例としては『東京駅~オリンピック会場』といった決められたコースを運行する無人チャーター便の運用です。ここまで技術と道路交通法が追い付けば世界に対して最も大きなアピールと、日本経済の今後における大きな試金石となるのは間違いないでしょう。

まとめ

いよいよクルマの自動運転に対応した道路交通法が誕生します。しかし冒頭で述べた通りあくまで今回は『自動運転レベル3』を想定とした改正です。

2020年頃にはもしかしたらレベル5を実装しているクルマが海外で現れているかもしれません。
道路交通法における最高速度もそうなのですが、やはり私は日本の自動車業界の発展をある意味で道路交通法が足を引っ張っているという印象を抱いているままです。

急速に発展するIT技術と自動車業界。それに合わせた法改正を望むとともに、日本の自動運転技術が世界1となる日を応援したいと思います。

少年時代にアニメ・マンガで見た世界はもう目前まで迫っているのかもしれません。
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溝口将太 溝口将太