2018年7月20日 更新

人手不足に悩むアメリカのトラック運転手、平均年齢は何と58歳!

先日の「離職率90%!アメリカのトラック運転手不足が社会問題化。無人運転は解決策になるのか?」の記事の続編です。いやー、これは本当に驚き。慢性的な人手不足に悩んでいるだけではなく、超が3つか4つもつくほどの高齢業界になっていました。何と運転手の平均年齢は58歳なんです。

人手不足に悩むアメリカのトラック運転手、平均年齢は何と58歳!

荷物の到着遅れがひどくなるばかり。その上、価格も上昇中

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デイリー・ヘラルドというサイトでも、深刻な調子で報じています(2018年7月16日付け)。「とっくに枯れ果てた業界に参入する新しい運転手の数は更に減り、暴風雨どころではない状況となるだろう。また、トラック運転手が不足していることによるドミノ倒し的影響が、企業のビジネスに変化をもたらしている」と問題提起しています。

ブルーガース・ロジスティクス社のボビー・ハリス社長は、「かつてない状況に至ってる。来るべきものがついに来た」 。一方、全米トラック協会のチーフ・エコノミストを務めるボブ・コステロ氏は「運転手を見つけるのが、今までと同様に難しい」と嘆いています。

同協会によりますと、不足するドライバーは、今年6万3000人を突破するだろうとのことです。先日の記事と、ほぼ同数ですね。トラック会社の中には、応募者を増やそうと賃金を上げている社もあるのですが、長期に渡って家を留守にする代価としては不十分と感じる人が多いのか、今のところ効果が出ていないのだそうです。

そして、当然の結果として起きているのが、荷物の遅配。アマゾンやゼネラル・ミルズという食品会社(代表ブランドの1つが、あのハーゲンダッツです)などは、輸送コストを商品に価格転嫁しています。仕方ないところがあるにせよ、一般庶民には辛い話ですね。

業界関係者の中には、サプライ・チェーンを見直すべきだと提言する人も現れています。特にシカゴは、全米で3本の指に入る物流のハブとあって、関係者全員が頭を抱えているのだそうです。

目下、サード・パーティー・ロジスティクス(3PL)と呼ばれる業者が頼みの綱なのだとか。巨大なトラック・ネットワークを活用しつつ、走行するルートなどを最適化するテクノロジーを持った業者を指します。これで何とか競争力を保っているのが現状なのです。

ただ、それとて限界が来つつあるようです。ドライバーだけでなく、トラックのディーゼル燃料のコストも上昇しているからです。トラック業界向けの荷物のデータベースなどを構築しているDATソリューション社によると、 冷蔵・冷凍や、特別な保存施設を必要としない「ドライ・グッド」と呼ばれる積荷の配送料は、1年前から約40%の増加となっています。

還暦に手が届こうかという年齢では、頑張ろうにも限界が…

そして、状況にとどめを刺そうとしているのが、年齢の問題。上記のハリス社長によると、ドライバーの平均年齢は58歳だとのことです。

日本で言えば、還暦に手が届こうかという年齢。頑張ろうにも、限界がありますよね。その上、日本人からすると理解しがたい問題もあります。

こういう商業用車両の免許(日本で言う大型車免許)の取得コストが、あまりにも高すぎるのです。12トンのトラックを運転するのに必要な免許の場合、3000ドルから7000ドルかかると、業界関係者は指摘しています。

ちなみに、平均的なトラック・ドライバーの年収は平均で4万5000ドルから6万5000ドル。エントリー代としては、どうなのかなと思わされますよね。そもそも若い人はお金がないのに、そんなに取得コストがかかるのでは、余計なり手がいなくなるだろうに。

まとめ:若いドライバーの経験不足による事故を心配する声も

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こうした状況の打開策として、先日の記事では、カリフォルニア選出のダンカン・ハンター下院議員が、州を超えて運転することが禁じられている21歳未満の職業ドライバーに、然るべきプログラム教育を施しながら緩和して、長距離運転ドライバーを確保する運転安全法案を上程したと紹介しました。

ただし、これで若いドライバーが確保できるかどうかについては、意見が別れています。

このようなドライバーの年齢引き下げ措置について、ワシントン・ポストは危惧する指摘を行っています(6月28日付け)。この法案は、今や超党派の賛同を受けるまでになっているのですが、若さゆえの経験不足から事故が増えるのではないかと考えられているのです。

もともと、セミ・トレーラー・タイプのトラックの運転手は、アメリカでも屈指の危険な職業とされてきました。その上、全米疾病対策予防センター(CDC)によると、16歳から19歳のドライバーは、20歳以上のドライバーよりも死亡事故率が3倍近く高いというデータがあるぐらいです。まして、これが大型車になったら…となるのです。

オハイオ州のトラック運転訓練学校であるTDDS技術研究所でも、年齢を下げることが賢明かどうかについては、意見が割れているそうです。

法案では、ベテランのドライバーが「見習い」運転を監督し、最低でも240時間の走行を完了するまでは、州境を超えることが許されていませんし、期間中は時速65マイル以上を出すのも禁じられるなど、教育には力を入れているとしていますが、果たして十分なのかどうか。

ちなみに、首都のワシントンには、小売業者や飲食店経営者、製造業の関係者らが議会関係者に日参し、荷物の遅配を何とかしてくれと陳情しているそうです。

こうした状況、日本は他山の石としたいものです。
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