2018年7月17日 更新

車の走行距離は査定価格にどのくらい影響があるか?走行距離から見る車を売るべきタイミングとは?

そろそろ車を手放そうかな、買い替えようかなと考えていませんか? 車の買取をして欲しいけれど、車の査定は「走行距離が関係してくるんだろう」と何となく知っているから、どのタイミングで車を売ればいいのか悩んで不安になっていると思います。 今回は車の走行距離が査定価格にどのくらい影響があるのかを解説します。

車の走行距離は査定価格にどのくらい影響があるか?走行距離から見る車を売るべきタイミングとは?

車の走行距離と査定価格の関係とは

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車の査定の際には走行距離はかなり関係します。

一般的に言われているのは、走行距離が長いと査定額が下がってしまい、一方で、走行距離が短ければ査定額は上がりやすい傾向にあります。

しかし、走行距離が少なければ良いというわけではなく、走行距離があまりにも短すぎる場合は、車の動作不良の原因にもなってしまうため査定額が安くなってしまうこともあるので注意が必要です。

車査定で重要視されているポイントは?

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車を買い取ってもらうための車の査定の際に査定士が見ているポイントとして以下の5つが挙げられます。

1.走行距離
2.年式
3.車両の状態
4.事故歴
5.需要

この5つのポイントについて、これから深く掘り下げていきます。車を高額で買い取ってもらうためにもしっかりと目を通してくださいね。

1.走行距離

1番目に解説をするのは走行距離についてです。走行距離は車の査定の要素の中でも一番重要なポイントです。

なぜ、走行距離が重要視されているのかというと、中古車として再販するときに「走行距離が少ない方が売りやすい」からなのです。

走行距離が短いほど、車の各種部品の消耗は少なく中古車として販売したときに購入されやすいので車の査定で高値がつきやすくなっています。

逆に走行距離が長ければ長いほど、車の各種部品が消耗していき「車の寿命」が短くなってしまいます。そうなってしまうと、中古車で販売しても売れにくくなってしまうので車査定の金額は低くなってしまいます。

車を査定に出すときは走行距離に気をつけてください。後ほど、車の走行距離の目安について解説をしているので、一度は目を通してくださいね。

2.年式

走行距離の次に車査定の際に重要視されているのが年式ですが、あまり気にしすぎなくても大丈夫です。

人によっては年式を過剰に意識する方もいますが、結局のところ車種のモデルやグレード別に年式は決まっています。そのため、年式より走行距離の方の方を重要視した方が良いです。

3.車両の状態(内装・外装)

車両の状態は車の査定に影響を与える要素のひとつになっています。その理由は、内外装が傷や汚れだらけの車を好んで購入する方は少ないので、圧倒的に需要がないからです。

そのため、車両の内外装の状態が非常に悪い場合は、残念ですが車の買取での高額査定の結果を結果を期待することは難しくなります。

それぐらいの影響を与える大きな要素なので、車両の状態は車の査定前に注意深く気にしておいてください。

4.事故歴

事故歴とは「事故をしてしまった経歴」のことです。よく、修復歴と混同して考えられてしまいますが、修復歴は「フレーム(骨格)など、車にとって重要度の高い修理をした経験」のことを指しているので、分けて考えてくださいね。

事故歴が車の査定に与える影響はそれほどありません。

その理由は、多くの車は事故を経験したことがあり、そのほとんどが車の査定の際には評価が大きく損なわれるような事故ではないからなのです。

しかし、事故によってフレームなどを損傷・修復し「修復歴有の車」となってしまった場合には、評価が大きく損なわれてしまいます。

また、評価が大きく損なわれることを恐れて、車の査定の際に申告をしなかった場合は、後々損害賠償請求の対象にもなりかねません。そうならないためにも、事故歴がある場合は正直に査定士に申し出てくださいね。

見た目枯らして大事故だと判断されるものでなければ、ほとんどの場合は修復歴「無」と判断されるので安心してください。

5.需要

車の査定に対して走行距離と同じくらい影響を与えるのが需要です。需要の力というのはとても大きく、時には走行距離よりも重要度が高くなる時があります。

そのため人気のある車種・グレード・モデル・色であれば走行距離や年式だけでなく、車両の状態や事故歴を無視して「一般的な市場価格」で車の査定をすることもあります。

自分の車がどれくらい需要があるのかを見極めるためには、車の査定をしてもらう時に直接聞くことがオススメです。直接聞くとその場で査定士が、

「現在はこれぐらいで推移してますよ」
「この色は人気色なんですよ」
「すぐに買い手が見つかるので高く買取ります」

など教えてくれます。需要が高い時に買取をしてもらうのがオススメです。

走行距離の目安とは

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車の走行距離の目安は1年間で8000〜1万キロとされていて、その距離より多いか少ないかがポイントになっています。
この1年間で1万キロというのは、「一般財団法人 日本自動車査定協会」が定めている基準で、一般的に参考にされています。つまり、5年乗っている車で走行距離が3万キロであれば「少ない」、7万キロであれば「多い」となります。

ただし、短ければ良いということではありません。例えば、10年乗った車の走行距離が3万キロだとしても、査定で高値が期待できるということはありません。

車はある程度乗ることで、良いコンディションを維持することができます。そのため、あまり乗らないで放置をしてしまうと、ゴムが劣化してしてしまい切れやすくなったり、サビが出てしまうこともあります。

一度でもサビが出てしまうと完全に取ることが難しく、状態によっては交換しなければいけません。そうならないためにも、車は適度に乗り動かした方が方が良いでしょう。

走行距離と合わせて知っておいて欲しいのが年式と走行距離の関係です。上記で説明した通り、一般的に1年間の適切な走行距離は8000〜1万キロと言われています。

車の走行距離がが査定額にプラスで働いてくる距離は「長すぎず・短すぎない走行距離」です。年式別の適正な走行距離の出し方は「年式×8000キロ」です。

この式に当てはめて走行距離を計算してみると、5年落ちの車であれば4万キロ、10年落ちの車であれば8万キロとなります。

普段乗っている車を適正な走行距離に合わせるのは難しいですが、買取査定の金額に影響してくる目安として考えると良いでしょう。適正距離の車であれば査定額が大きく下がることは滅多にありません。

査定額が大きく変わる「5万キロ」の壁

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車の買取査定は5万キロ前後で大きく変化します。ほとんどの査定士が車の走行距離が「4万8000キロなのか5万キロなのか」をかなり気にしています。

5万キロ前後で査定額が大きく変わるので、走行距離が5万キロに届いていない場合には、5万キロを越してしまう前に車を売るのが一番賢い売り方です。

現在の車は寿命がかなり長いので、5年で手放すという人はそんなに多くはないですが、車の買取査定では、5万キロを目安にしている会社が多いので参考に覚えておいて損はありません。

具体例として、トヨタのヴェルファイアは買取相場はどれくらいなのか見てみましょう。
走行距離 買取価格
10,000km 309.1万円
20,000km 283.0万円
30,000km 267.7万円
40,000km 256.9万円
50,000km 248.4万円
60,000km 241.6万円
70,000km 235.7万円
80,000km 230.7万円
90,000km 226.3万円
100,000km 222.3万円
※トヨタ ヴェルファイア 2.4ZゴールデンアイズII 年式:2014年4月

こちらの車両は現在約4年落ちになりますが、一般的な指標である「1年1万キロ」、つまり走行距離約4万キロを基準として見てみましょう。

走行距離が1万キロずつ少なくなっていくと約10万円〜30万円相場が高額になっていきますが、走行距離が1万キロずつ多くなっていくと4万円〜8万円程低くなっていきます。
年式
走行距離
1年 2年 3年 4年 5年 6年 7年 8年 9年
1万km 0 70 125 180 200 210 180 150 140
2万km -70 0 55 110 135 170 180 150 140
3万km -160 -55 0 35 65 90 110 120 140
4万km -270 -145 -45 0 0 0 30 60 90
5万km -380 -250 -135 -55 0 0 0 0 0
6万km -450 -360 -225 -145 -90 -50 -20 0 0
7万km -520 -430 -295 -225 -160 -110 -80 -50 -20
8万km -595 -505 -370 -295 -235 -170 -140 -110 -60
9万km -665 -575 -440 -360 -290 -220 -180 -150 -100
10万km -740 -650 -515 -415 -340 -270 -220 -190 -140

そして、問題となっている「5万キロ」を超えていない場合は高値で買取をしてくれますが、超えてしまった後ではどんどん低い金額で買取をしています。

上記の表は、年式と走行距離でどれくらい査定に影響が出るのかをまとめたものです。わかりやすいようにヴェルファイアで比較が出来るようにⅢクラスの表にしました。

点数は「1点につき1000円」となっているので、「+110」であれば査定額に「11万円の加算」になりますし、「−110」であれば「11万円の減額」になります。

車両の状態にも金額は左右されることはありますが、走行距離が5万キロを超えてしまうと減額が大きくなってしまうので、5万キロになる前に買取をしてもらうことがオススメです。

ちなみにですが、表を見てわかるように基準よりも走行距離が少ない場合は「買取査定は非常に高額になりやすい」という特徴があります。車を売ろうか悩んでいるのであれば、年式と走行距離を見て判断するのもいいと思います。

査定士が気にする車とは・・・

走行距離がそんなに多くない車を買取に持って行ったけどそんなに高額な値段がつかなかったということがあります。どんな場合の車を査定士は気にするのかまとめてみました。

・走行距離5万キロ/10年落ちの車の場合

この車のケースは、毎週末しか乗らないような車によくみられます。もしくは、最初の5年間程は普通に運転して、残りの5年間は倉庫や屋外の駐車場で放置されていた車の可能性もあります。

後者の場合は、車の塗装や内部の消耗品などが相当痛んでいる可能性がかなり高く買取査定の金額は低くなってしまいます。

・走行距離5万キロ/2年落ちの車の場合

運転する機会がかなり多い、もしくは1回の運転での移動距離が長距離という車です。

高速道路の走行がメインだとすると、機能面からみてもそんなにダメージはないのですが走行距離が年式の基準を大きく越してしまうため、高額査定での買取は難しくなります。

査定額を少しでもプラスになるためのポイント

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買取査定の金額を大幅に上げることは難しいですが、少しでも査定額を上げる方法があるのでご紹介します。

その方法とは、

・洗車
・車内清掃
・純正戻し

になります。それでは1つずつ詳しく解説していきます。

洗車

車の買取査定の前に洗車を行うと車両の評価を上げることができます。

その理由として、洗車をして綺麗な状態の車を見せることで、大切に乗られてきたという先入観を植え付けることが出来るからです。ほとんどの場合が結果的に車両の評判が良くなります。

「手放してしまうから」といって汚れたままの車両だと、「この車は汚いから、汚れの下に傷があるに違いない」と思われてしまい、適正金額よりも安い査定額を提示されてしまいます。

洗車をするだけでお得になるので、買取査定に出す際には洗車を忘れないでください。

車内清掃

車内清掃も洗車と同様の理由なので確実に実施しておいてください。

注意してほしい点としては、洗車と車内清掃のどちらか片方だけしか行なっていないと、逆に悪い印象を与えてしまいますので査定額が低くなってしまう可能性が高いです。

査定額がマイナスにならないためにも、確実に洗車と車内清掃は行いましょう。

純正戻し

純正戻しとは、車を新車購入時の形に戻すことです。つまりは、社外品のヘッドランプやエアロパーツをつけている場合は取り外して、購入当時に付いていた純正用品に取り換えることです。

純正戻しをすると、中古車市場では純正車両の需要が高いため買取査定がアップします。

そのため、「〇〇万円のカスタムを行なった」というのは、アピールポイントではなく、査定額を下げてしまう可能性があるので注意してください。

純正戻しについての注意点としては、購入当時の純正パーツを紛失してしまった場合は、新たに純正パーツを購入し直してしまうと逆に高くついて損をしてしまう場合があるので気をつけてください。

過走行車でも高く売るポイント

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過走行車でも高く売るポイントはあるのでご紹介します。ただし、高く売るといっても査定金額が大幅にアップするということではないので注意してください。

タイミングベルトの交換

10万キロを超えたらタイミングベルトを交換することはとても大切です。タイミングベルトはエンジンを円滑に動かすためにとても重要な役割をしています。

エンジン内は高温になるので次第にゴムが劣化するため、一般的には10万キロのタイミングで交換しています。

10万キロを超えた過走行車の場合、タイミングベルトを交換していないとエンジンが動かなくなる可能性が高くなるので、適切なタイミングで交換をしておくと買取査定の金額がマイナスになりません。
<タイミングベルトとは?>

タイミングベルトとはエンジン内部にガソリンを送り込む動きと点火された後の排気ガスをマフラーに送る動きを適切なタイミングに調整するために取り付けられているゴム製のパーツのことを言います。

また、タイミングベルトはゴム製以外もあります。

<ちょっと待った!査定直前のベルト交換はNG!>

査定額をアップするために直前にベルトを交換する必要はありません。走行距離が10万キロを超えていて、タイミングベルトを交換していなくても査定直前ならそのままで大丈夫です。

その理由は、ベルトを交換しても「ベルト交換費用>査定額UP」になり、結果的に損をする可能性が高いからです。

買取業者やディーラーは自社工場や提携している工場を持っているので、一般の私たちが交換するよりかなり安い金額で交換することができます。査定直前であれば交換しないで、そのまま査定に出すほうがお得ですよ。

ブッシュ類(緩衝材)が交換されている

ブッシュ類とは、ゴム製の緩衝材をのことで、車の緩衝作用や異音軽減までを担う部品のことを言います。こちらも10万キロ、もしくは10年を目安に交換が望ましいとされています。

エンジンのオイル交換はされているか

エンジンのオイルの交換は非常に基本的なメンテナンスで、1回500円で行なってくれる販売店もあります。定期的にエンジンのオイル交換のメンテナンスがきちんと行われていると、査定士からの信頼もアップします。

ちなみに車が故障する場合、故障箇所はラジエーターネドの冷却系やエアコンなどの不具合、電装系の故障が原因とされていることがほとんどです。

そのため、オイル交換などの基本的なメンテナンスが適切に行われていると、故障することが少なく車両も良い状態で買取査定に出すことができます。

まとめ:車を買取査定に出すタイミングとは

今回は車の走行距離がどのくらい買取査定に影響があるのかを解説していきました。実際に読んでみていかがでしたか?

車の走行距離によってこんなにも値段が変わっていくという事や、「5万キロ」の壁についてについてなど初めて知ったこともあると思います。

新しい車が発売されて乗り換えたいと思った時は、ぜひこの記事を参考にして走行距離が少なめのうちに高額買取をしてもらいましょう。
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この記事のキュレーター

chibica編集部 chibica編集部