2019年5月12日 更新

GW期間に発生した各地の交通事情から運転を見直す

GWの前半は各地で交通事故が発生して大規模なの渋滞が目立ちました。その一方で名古屋高速と見られる高速道路で煽り運転による妨害が大きく報じられました。今一度、運転を見直すきっかけになればと思い今回の内容をまとめます。危険運転に遭遇した際の防衛策もご紹介します。

GW期間に発生した各地の交通事情から運転を見直す

煽り運転に対する世論が高まった結果

Traffic Jam India - Free photo on Pixabay (60219)

多くの方がご存知だと思いますが、煽り運転が社会的に大きな関心を寄せたのが2017年6月、東名高速で発生した煽り運転がきっかけとされる死傷事故でした。

実は道路交通法では将来的に事故を起こす可能性が高いとみられる者の免許を停止・取り消し処分ができるとされているのはご存知でしょうか?
第百三条 免許(仮免許を除く。以下第百六条までにおいて同じ。)を受けた者が次の各号のいずれかに該当することとなつたときは、その者が当該各号のいずれかに該当することとなつた時におけるその者の住所地を管轄する公安委員会は、政令で定める基準に従い、その者の免許を取り消し、又は六月を超えない範囲内で期間を定めて免許の効力を停止することができる。ただし、第五号に該当する者が前条の規定の適用を受ける者であるときは、当該処分は、その者が同条に規定する講習を受けないで同条の期間を経過した後でなければ、することができない。

八 前各号に掲げるもののほか、免許を受けた者が自動車等を運転することが著しく道路における交通の危険を生じさせるおそれがあるとき。
道路交通法第103条の一部を抜粋しています。
世論の高まりもあり、2017年12月に警視庁より「事故にまで至らずとも、免許停止など適切な処分を行うように」と全国の警察署に対して通達を出しています。上記の道路交通法第103条が根拠になります。

ここで煽り運転とは何かもう一度おさらいをしましょう。煽り運転とは他の車に対する嫌がらせ運転のことですが、以下に具体的な行為を記載します。

・前方車両に衝突するような距離まで車間を詰め、道を譲るよう強要する。
・前方車両を猛スピードで追い回す。
・ハイビームやパッシング、クラクション、幅寄せ等の行為で他車を威嚇する。
・側方からの危険な幅寄せ行為をする。
・前方に出て急ブレーキなどで威嚇行為をする。
・物を投げつける。

私が思うだけでもこれだけの行為が挙がります。仮に思い当たる節がある方はぜひ自己のドライブを見直して頂きたいと思います。

後続車に追いつかれたら譲らないと違反になる

制服警官に書き込みます罰金女性ドライバー

制服警官に書き込みます罰金女性ドライバー

あまり知られていないかもしれませんが、実は追い付かれた車両には「追い付いた車両に道を譲る」という義務が発生します。
(他の車両に追いつかれた車両の義務)
第二十七条 車両(道路運送法第九条第一項に規定する一般乗合旅客自動車運送事業者による同法第五条第一項第三号に規定する路線定期運行又は同法第三条第二号に掲げる特定旅客自動車運送事業の用に供する自動車(以下「乗合自動車」という。)及びトロリーバスを除く。)は、第二十二条第一項の規定に基づく政令で定める最高速度(以下この条において「最高速度」という。)が高い車両に追いつかれたときは、その追いついた車両が当該車両の追越しを終わるまで速度を増してはならない。最高速度が同じであるか又は低い車両に追いつかれ、かつ、その追いついた車両の速度よりもおそい速度で引き続き進行しようとするときも、同様とする。
2 車両(乗合自動車及びトロリーバスを除く。)は、車両通行帯の設けられた道路を通行する場合を除き、最高速度が高い車両に追いつかれ、かつ、道路の中央(当該道路が一方通行となつているときは、当該道路の右側端。以下この項において同じ。)との間にその追いついた車両が通行するのに十分な余地がない場合においては、第十八条第一項の規定にかかわらず、できる限り道路の左側端に寄つてこれに進路を譲らなければならない。最高速度が同じであるか又は低い車両に追いつかれ、かつ、道路の中央との間にその追いついた車両が通行するのに十分な余地がない場合において、その追いついた車両の速度よりもおそい速度で引き続き進行しようとするときも、同様とする。
(罰則 第百二十条第一項第二号)
道路交通法第27条を抜粋しています
これらを簡単に言いますと、「法定速度未満で走行している時に後続車に追い付かれた場合は、できる限り道路の左側に寄り後続車に進路を譲らなければならない」ということです。また、「追い付いた車両が追い越すまで速度を増してはいけない」ということです。

これに違反すると「追いつかれた車両の義務違反」として違反点数1点の加点と反則金7,000円(普通車)が科されます。

一例ですが、先日私は東京の川越街道を走行中、1㎞少々先の山手通りを右折するために右側車線を走っていたのですが、前方に軽自動車が40㎞未満で走行していました。私が走行していた川越街道における該当区間は制限速度が60キロですので、この軽自動車は私に進路を譲る義務が発生してるということになります。

ちなみに左側車線での追い越しは禁止です。もし左車線へ移り追い抜かしたいのなら、前車とは十分な車間距離を取って左車線に移ってから追い抜く…つまり追い抜き扱いにする必要があります。その後、適切な車間距離で右車線に車線変更を行う分には問題ありません。

これは勘違いされやすいのですが、「追い抜きと追い越しは該当車両を抜かすまでに発生する行為」です。その後の進路変更によって生じる違反は「幅寄せなどによる安全運転義務違反」にあたりますので関係ありません。これは新宿警察署へ確認済みです。

一般道路の右側車線の走行

大阪市西梅田

大阪市西梅田

高速自動車国道や自動車専用道路では走行車線と追越車線が存在していますが、一般道路においてはどうでしょうか?
もちろん追越車線は存在しません。しないのですが、片側2車線以上ある一般道路ではキープレフトの原則は存在します。
(車両通行帯)
第二十条 車両は、車両通行帯の設けられた道路においては、道路の左側端から数えて一番目の車両通行帯を通行しなければならない。ただし、自動車(小型特殊自動車及び道路標識等によつて指定された自動車を除く。)は、当該道路の左側部分(当該道路が一方通行となつているときは、当該道路)に三以上の車両通行帯が設けられているときは、政令で定めるところにより、その速度に応じ、その最も右側の車両通行帯以外の車両通行帯を通行することができる。
道路交通法第20条の一部を抜粋しています
現実的には一般道では右折するクルマも多数走行しています。全ての車両にキープレフトを強いるものならとんでもない渋滞を引き起こしてしまうでしょう。ですので原則キープレフトこそ設けられていますが、過度な取り締まりは行われていないというのが現状です。

また、首都高速などの都市高速も一般的には走行車線と追越車線の区別はしないとされています。これは警視庁へ電話確認済みです。

しかし別の情報では、例えば神奈川県警が管轄する首都高神奈川線では追越車線として認識している節があるそうです。首都高湾岸線もそういう面では確実に追越車線が無いとは言い切れないですね。湾岸線はオール片側3車線で出口もJCTも左車線からの流出ですので。

結局は譲った方がいい

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煽り運転などの危険運転に遭遇した際、どうにかしてやろうという正義感が湧くのはわからないでもありません。しかし、無駄なトラブルに巻き込まれるのもドライブの思い出に泥を塗ってしまうことになるでしょう。

それならば譲ってください。案外これで煽り運転をするドライバーも自身の小ささを嘆くかもしれません。これが私からみなさんにお伝えできる防衛策です。

もちろん自衛は必要ですので、ドライブレコーダーやバックカメラの設置、同乗者がいるのなら即110番通報など、備える事自体に意義はあると思います。そういう面でも以前にご紹介したヘルプネットの普及が進むことも切に願いたいと思います。

まとめ

GWは家族や仲間との思い出が築きやすい時期だと思います。年に3回ある大型連休の中でもっとも過ごしやすい気候だからです。
次の大型連休は8月のお盆休みです。それまでに今一度ご自身のドライブを見直し、有意義な時間と思い出をぜひドライブからクリエイトしてほしいと思います。

運転に慣れている方は、運転に不慣れな方を守ってあげるくらいの気持ちと余裕でドライブをお楽しみください。
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溝口将太 溝口将太