レクサスNXはハリアーのガワを変えただけ?
トヨタハリアーとレクサスNXは、たしかに同じプラットフォームを使って作られた車です。
しかし、その内容は全くと言って良いほど違っています。
まずはサイズからして違います。
しかし、その内容は全くと言って良いほど違っています。
まずはサイズからして違います。
プラットフォームを共有しているので、ホイールベースはどちらも同じ2,660mmです。
しかし、トヨタハリアーのほうが、
全長で90mmも長く、全幅で10mm狭く、全高で45mmも高いのです。
トヨタハリアーのほうが、90mmも全長が長いですが、ホイールベースは同じなのでそのほとんどは荷室に当てられています。
室内高もハリアーが1,220mmで、レクサスNXが1,180mmなので、やはり4cmほどハリアーのほうが室内高が高いです。
「ハリアーのほうが荷室や室内高も広いから良いのか?」
ということになりますが、このサイズの違いから見えてくるのは、車のキャラクターが明確に違うということです。
しかし、トヨタハリアーのほうが、
全長で90mmも長く、全幅で10mm狭く、全高で45mmも高いのです。
トヨタハリアーのほうが、90mmも全長が長いですが、ホイールベースは同じなのでそのほとんどは荷室に当てられています。
室内高もハリアーが1,220mmで、レクサスNXが1,180mmなので、やはり4cmほどハリアーのほうが室内高が高いです。
「ハリアーのほうが荷室や室内高も広いから良いのか?」
ということになりますが、このサイズの違いから見えてくるのは、車のキャラクターが明確に違うということです。
走りの味付けは正反対
レクサスNXはスポーティ路線
全長が短く、全幅が広く、全高も低いレクサスNXは、トヨタハリアーよりもワイド&ローなので、走りの味付けはキビキビとしたものになっています。
SUVという着座位置も高い車種にもかかわらず、コーナーを曲がる際にはほとんどロールもせずにピタリと決まります。
反面、硬めの乗り味は、ギャップを超えた際には凹凸を拾う傾向にあります。
SUVという着座位置も高い車種にもかかわらず、コーナーを曲がる際にはほとんどロールもせずにピタリと決まります。
反面、硬めの乗り味は、ギャップを超えた際には凹凸を拾う傾向にあります。
ハリアーはラグジュアリー路線
一方でトヨタハリアーは、いわゆるクラウン的なフワフワとした乗り味。
静粛性が高くラグジュアリー感が強いですが、軽いステアリングと海の上を走るような乗り味は、ドライバーは安楽ではありますが、後席では酔いやすい傾向にもあります。
静粛性が高くラグジュアリー感が強いですが、軽いステアリングと海の上を走るような乗り味は、ドライバーは安楽ではありますが、後席では酔いやすい傾向にもあります。
パワートレインはハイブリッド以外が違う
トヨタハリアーハイブリッドとレクサスNX300hは、同じハイブリッドシステムを搭載しています。
エンジン2.5L直4アトキンソンサイクルエンジンで最高出力152ps。
モーターはフロントが143PS、リヤが68PSでE-Fourと呼ばれる4WDです。
このハイブリッドシステムのシステム最高出力は197ps。
ガソリンモデルはハリアーとNXで搭載されるエンジン自体が違います。
ハリアーのガソリンモデルには、2.0L直4NAエンジンにCVTが組み合わせられ、最高出力は151ps。
一方、レクサスNX200tには2.0L直噴ターボエンジンに6速ATが組み合され、最高出力は238ps。
ガソリンモデルではハリアーはNA、レクサスNX200tではターボと、大きくキャラクターが違います。
ターボエンジンを搭載するレクサスNX200tは、重い車重を猛烈に加速させますが、ハイオク仕様となり、燃費も13.0km/Lと、ガソリンハリアーのレギュラー仕様で16.0km/Lという燃費と比較すると燃料費がかかります。
エンジン2.5L直4アトキンソンサイクルエンジンで最高出力152ps。
モーターはフロントが143PS、リヤが68PSでE-Fourと呼ばれる4WDです。
このハイブリッドシステムのシステム最高出力は197ps。
ガソリンモデルはハリアーとNXで搭載されるエンジン自体が違います。
ハリアーのガソリンモデルには、2.0L直4NAエンジンにCVTが組み合わせられ、最高出力は151ps。
一方、レクサスNX200tには2.0L直噴ターボエンジンに6速ATが組み合され、最高出力は238ps。
ガソリンモデルではハリアーはNA、レクサスNX200tではターボと、大きくキャラクターが違います。
ターボエンジンを搭載するレクサスNX200tは、重い車重を猛烈に加速させますが、ハイオク仕様となり、燃費も13.0km/Lと、ガソリンハリアーのレギュラー仕様で16.0km/Lという燃費と比較すると燃料費がかかります。
一番の違いは、電動パーキングブレーキの有無!…だったが
マイナーチェンジでハリアーにも電動パーキングブレーキが採用
パワートレインや走りの味付けといった部分以外で、一番違う部分は実は「電動パーキングブレーキ」の有無でしたが、ハリアーは2017年6月のマイナーチェンジで、電動パーキングブレーキが採用されました。
前期型のトヨタハリアーでは足踏み式のパーキングブレーキだったため、NXとの決定的な差になっていましたがそれが解消されたことになります。
レクサスNXには全車標準で電動パーキングブレーキが採用されています。
これは、パーキングブレーキが電動化され、Pレンジに入れると自動でパーキングブレーキがかかり、Dレンジに入れると自動で解除されるというものですが、真のメリットは「ブレーキのオートホールド機能」にあります。
前期型のトヨタハリアーでは足踏み式のパーキングブレーキだったため、NXとの決定的な差になっていましたがそれが解消されたことになります。
レクサスNXには全車標準で電動パーキングブレーキが採用されています。
これは、パーキングブレーキが電動化され、Pレンジに入れると自動でパーキングブレーキがかかり、Dレンジに入れると自動で解除されるというものですが、真のメリットは「ブレーキのオートホールド機能」にあります。
ブレーキのオートホールド機能とは
ブレーキのオートホールド機能とは、HOLDボタンが押されている状態ならば、車速が0km/hになった時、自動でブレーキを保持してくれると言う機能。
つまり、信号で停止した際に、ブレーキペダルから足を離しても、停止状態が保持されるのです。
これはとても便利!
足の疲労感がぜんぜん違います。
再発進する際は、アクセルペダルを踏めばブレーキが解除されるので特に操作が必要なわけでもなく、ストレスフリーです。
一度ブレーキのオートホールド機能を体験すると、それが無い車では煩わしく感じるほど快適な装備です。
この電動パーキングブレーキ+ブレーキのオートホールド機能は、レクサスNXでは標準装備。
マイナーチェンジ後のトヨタハリアーにも装備されました。
つまり、信号で停止した際に、ブレーキペダルから足を離しても、停止状態が保持されるのです。
これはとても便利!
足の疲労感がぜんぜん違います。
再発進する際は、アクセルペダルを踏めばブレーキが解除されるので特に操作が必要なわけでもなく、ストレスフリーです。
一度ブレーキのオートホールド機能を体験すると、それが無い車では煩わしく感じるほど快適な装備です。
この電動パーキングブレーキ+ブレーキのオートホールド機能は、レクサスNXでは標準装備。
マイナーチェンジ後のトヨタハリアーにも装備されました。
全車速追従可能なレーダークルーズコントロール
レクサスNXに有って、マイナーチェンジ前の前期型トヨタハリアーに無い装備として、もう一つの大きな違いは、レーダークルーズコントロールの性能でした。
レクサスNXでは、0km/hの完全停止状態まで追従する「全車速対応」のレーダークルーズコントロールなのに対して、前期型のトヨタハリアーでは40km/h以下になるとクルーズが解除されてしまいました。
40km/h以下で使えないとなると、渋滞などではクルーズコントロールが使えないので、レーダークルーズコントロールの魅力が半減します。
しかし、これもマイナーチェンジによりハリアーも全車速対応になりました。
レクサスNXやマイナーチェンジ後のハリアーでは渋滞時のノロノロ運転でも前の車両に追従し、停止までサポート。
前車が発進した際には、クルーズコントロールのレバーを入れるだけで、停止状態を解除して再追従するので、足が完全に開放された状態で渋滞を運転することが出来ます。(※安全に配慮して、いつでもブレーキを踏める用意を怠らないことが重要です)
この全車速対応のレーダークルーズコントロールの有無も、レクサスNXとトヨタハリアーの大きな違いでしたが、マイナーチェンジを機にハリアーにも採用されたため、大きな差は解消されました。
レクサスNXでは、0km/hの完全停止状態まで追従する「全車速対応」のレーダークルーズコントロールなのに対して、前期型のトヨタハリアーでは40km/h以下になるとクルーズが解除されてしまいました。
40km/h以下で使えないとなると、渋滞などではクルーズコントロールが使えないので、レーダークルーズコントロールの魅力が半減します。
しかし、これもマイナーチェンジによりハリアーも全車速対応になりました。
レクサスNXやマイナーチェンジ後のハリアーでは渋滞時のノロノロ運転でも前の車両に追従し、停止までサポート。
前車が発進した際には、クルーズコントロールのレバーを入れるだけで、停止状態を解除して再追従するので、足が完全に開放された状態で渋滞を運転することが出来ます。(※安全に配慮して、いつでもブレーキを踏める用意を怠らないことが重要です)
この全車速対応のレーダークルーズコントロールの有無も、レクサスNXとトヨタハリアーの大きな違いでしたが、マイナーチェンジを機にハリアーにも採用されたため、大きな差は解消されました。
Lexus NX - Advanced Safety Technology (JP)
via www.youtube.com
トヨタハリアー、レクサスNX 買うならどっち?!
トヨタハリアーの価格ですが、
2.0L NAのモデルが 2,949,480円〜
ハイブリッドモデルが 3,774,600円~
新しく追加された2.0Lターボモデルが 3,380,400円〜
となっています。
対するレクサスNXの価格は
2.0LターボモデルのNX300が 4,400,000円~
ハイブリッドモデルのNX300hが 5,040,000円~
となっています。
同じハイブリッド同士で比較しても100万円以上の差がありますので、予算的に厳しい場合には必然的にNXの選択肢は消えます。
ただ、ハリアーにはナビが含まれておらず、レクサスNXにはナビは標準で装備されているので、オプションを含めたコミコミ価格は、意外と拮抗してきます。
また、トヨタでは別途オプションとなる延長保証や点検パックも、レクサスならば車両本体価格に含まれます。
そうなってくると、尚更コミコミ価格は拮抗してきます。
ハリアーにオプションをテンコ盛りにして、コミコミ価格が500万円を超えるようなら、レクサスNXが買える価格帯になります。
それなら必要なオプションが全部載せされている、レクサスNX300のversion L 5,060,000円を選ぶほうがステイタス性、そしてディーラーでのおもてなし、ヘッドアップディスプレイ、リアシートヒーター、走りやボディ剛性などの面でも満足度が高いと考えます。
ハイブリッドモデルのNX300hでも、必要な装備がほぼ含まれるI packageが5,220,000円から選べるので、その選択肢もアリだと思います。
一方で、ハリアーは、見た目のわかりやすい高級感が魅力。
内装なども、レクサスNXよりも高級感の演出は上手いです。
オプションなどをテンコ盛りにするのではなく、ベースグレードなどでも同様な質感や見た目は得られます。
導入コストを安く、そして見栄え良く乗るのには、ハリアーのGRANDや
ELEGANCEを400万円以内の価格帯で抑えるのでも十分賢い買い方だと考えます。
2.0L NAのモデルが 2,949,480円〜
ハイブリッドモデルが 3,774,600円~
新しく追加された2.0Lターボモデルが 3,380,400円〜
となっています。
対するレクサスNXの価格は
2.0LターボモデルのNX300が 4,400,000円~
ハイブリッドモデルのNX300hが 5,040,000円~
となっています。
同じハイブリッド同士で比較しても100万円以上の差がありますので、予算的に厳しい場合には必然的にNXの選択肢は消えます。
ただ、ハリアーにはナビが含まれておらず、レクサスNXにはナビは標準で装備されているので、オプションを含めたコミコミ価格は、意外と拮抗してきます。
また、トヨタでは別途オプションとなる延長保証や点検パックも、レクサスならば車両本体価格に含まれます。
そうなってくると、尚更コミコミ価格は拮抗してきます。
ハリアーにオプションをテンコ盛りにして、コミコミ価格が500万円を超えるようなら、レクサスNXが買える価格帯になります。
それなら必要なオプションが全部載せされている、レクサスNX300のversion L 5,060,000円を選ぶほうがステイタス性、そしてディーラーでのおもてなし、ヘッドアップディスプレイ、リアシートヒーター、走りやボディ剛性などの面でも満足度が高いと考えます。
ハイブリッドモデルのNX300hでも、必要な装備がほぼ含まれるI packageが5,220,000円から選べるので、その選択肢もアリだと思います。
一方で、ハリアーは、見た目のわかりやすい高級感が魅力。
内装なども、レクサスNXよりも高級感の演出は上手いです。
オプションなどをテンコ盛りにするのではなく、ベースグレードなどでも同様な質感や見た目は得られます。
導入コストを安く、そして見栄え良く乗るのには、ハリアーのGRANDや
ELEGANCEを400万円以内の価格帯で抑えるのでも十分賢い買い方だと考えます。
結論:ハリアーを買うなら500万円以下で、それ以上になるならNXを選ぶ
ハリアーもレクサスNXもどちらも良い車です。
最終的には、ご自身の好みやライフスタイルに合った車を選ばれるのがベストだと思います。
ただ、ハリアーとレクサスNXには、電動パーキングブレーキの有無という超えられない壁があります。
それを得るか得ないかは、所有する満足度も大きく変わります。
それが許容できるか、予算に応じて検討いただければと思います。
参考になれば幸いです。
最終的には、ご自身の好みやライフスタイルに合った車を選ばれるのがベストだと思います。
ただ、ハリアーとレクサスNXには、電動パーキングブレーキの有無という超えられない壁があります。
それを得るか得ないかは、所有する満足度も大きく変わります。
それが許容できるか、予算に応じて検討いただければと思います。
参考になれば幸いです。
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全長 4,720mm × 全幅 1,835mm × 全高 1,690mm