2018年5月8日 更新

マツダ デミオ 13S Noble Crimson(FF) 試乗記 ~個性的で色彩鮮やかなインテリアを持つデミオの特別仕様車~

昨年11月9日に商品改良及び特別仕様車の追加が発表され12月9日は発売が開始されたデミオに試乗しました。今回は赤と白をモチーフにした特別仕様車 13S Noble Crimson(1,776,600円・FF)に試乗し、その実力を検証しました。

マツダ デミオ 13S Noble Crimson(FF) 試乗記 ~個性的で色彩鮮やかなインテリアを持つデミオの特別仕様車~

エクステリア

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フロント
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リヤ
この現行モデルが登場した時に、大まかなスタイルは先代モデルを踏襲しながら「魂動」スタイルのフロントマスクを調和させているように見えていたので、あまり年数が経たないうちにデザインの鮮度が無くなってしまうのではないかと思いました。
しかし、このクルマの登場以降スズキ スイフト以外の新型車が登場しなかったことと、何よりこのデザインが持つ完成度の高さと生命感の強さが、登場から3年半以上経過した今でも見る者を飽きさせることなく鮮度を保っているのだなと感じます。

エクステリアをよく見ると、このクルマは5ナンバーサイズの全幅(1695㎜)でありながら、うまく面の陰影を表現しているなと思います。
これは居住性や積載性を多少犠牲にしてもガラスエリアから上の部分を絞り込んで、ガラスエリアよりも下の部分の「張り」を上手く強調させていることもその一因かと思います。
特別仕様車に設定されるセラミックメタリックはどちらかと言えば白に近いカラーですが、なかなか面の陰影を表現できていると感じました。
できれば通常グレードにも展開して欲しいカラーですね。

インテリア

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ダッシュボード
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リヤシートのニークリアランス。172㎝の私が運転席のポジションを調整した状態でのニークリアランスは8㎝ほど。
試乗車が特別仕様車の13S Noble Crimsonだったので、通常グレードよりも個性的で色彩鮮やかなインテリアになります。
国産コンパクトカーと同程度の素材を使用していながら、デザインがしっかりしていてクオリティが高く、国産コンパクトカーではフィットと同じくらい、海外のコンパクトカーではポロと同じくらいのクオリティを備えている印象です。

特別仕様車のこの色使い、私はイイと思います。
ブラックのダッシュボードにホワイトのデコレーションパネル、そしてこのインテリアにマッチしたレッドカラーのシート。
コンパクトカーに限らず、最近の国産車はブラック/グレーの組み合わせといった事務的なものが多いので、このインテリアカラーのマッチングはとても新鮮に映りました。

室内の広さはこのクルマと同程度(全長4060㎜・全幅1695㎜・全高1500㎜)の大きさを持つライバルのアクア(全長4050㎜・全幅1695㎜・全高1455㎜)やポロ(全長4055㎜・全幅1750㎜・全高1450㎜)と比較すると、高さはデミオが余裕があり、幅は寸法的にポロが広くなるのですが、長さは3車中最長のホイールベース(2570㎜・他2車は2550㎜)でありながら、リヤシートのニークリアランスは8㎝ほどとアクア(10㎝程度)とポロ(10㎝強)よりも狭くなります。
これはデミオがドライバーのペダルレイアウトの最適化を図るため運転席を少し後方に配置していることが要因です。
後部座席は普通に座れるものの、ひょっとすると身長175㎝以上の方は狭く感じることもあるかもしれないですね。
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ライバル車 ポロ TSI Highlineのインテリア。使用されている素材はデミオと同等の素材が使用されています。

シート

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フロントシート
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リヤシート
フロントシートは硬めでも柔らかめでもないほどよい硬さの掛け心地であり、あともう少し座面のクッションが厚ければアクアやポロに匹敵する掛け心地になるのになぁ、という印象です。
このシートはカラーは特別仕様車の専用カラーになりますが、生地は通常のベーシックグレードに使われているファブリックと同じものが使用されていて、そのクオリティは「普通」の印象です。
ただ、インテリアの項目でも触れましたが、運転席はペダルレイアウトが最適化されていて正しい姿勢がとりやすく、運転席での快適性はなかなか高いものがあります。
年内に行われると予想される商品改良でシートが改良されれば、その快適性はさらに向上するものと思われます。
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アクアのフロントシート。コンパクトモデルでありながら、骨格は上級モデルと同じものが使われていて、バックレストが大きくクッションも厚いシートとなっています。

エンジン・トランスミッション

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レースベース車両の15MB以外は写真の6速ATが設定され、通常グレードのFF1300CCモデルには5速MTが、1500CCモデルには6速MTが設定されます。
1300CC直列4気筒DOHC直噴エンジン(92PS・12.3kgf.m)と6速ATの組み合わせになります。
このエンジン、アクアの1500CCハイブリッドシステム(最大出力100PS)やポロの1000CC直噴ターボ(95PS・17.9kgf.m)の力強さにはかないませんが、CVTが主流のこのクラスでは珍しい6速ATを採用することにより発進時のピックアップが良く、吹け上がりのスムーズなため1300CC+αの加速感がありますね。
運転していて感じたのはエンジン音が澄んでいて静かに感じることです。
アクアやポロよりも澄んだエンジン音は6速ATのダイレクト感とともに運転をより楽しいものにしてくれますね。

サスペンション・乗り心地

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試乗車に装着されていたタイヤは185/65R15 ヨコハマブルーアースA
現実的には最高速度や搭載するエンジンの設定などで能力的には追いつくことは難しいかもしれませんが、このクルマの「走り」の部分が国産車の中では最もポロに近いフィーリングであると感じたことから、今後行われる商品改良に期待して、まずは気になった部分から指摘したいと思います。

走行していて感じた部分として、リヤサスペンションないしはボディのリヤの部分の剛性が少し足りないですね。走っていてフロントはしっかりと落ち着いているのにリヤが不整路面走行時に常にヒョコヒョコした動きを感じます。
その対策としてはトヨタのGRシリーズが行っているスポット溶接の増加か、リヤのショックアブソーバーをもう一回り太いものにして欲しいですね。その両方が実施されれば、走りのフィーリングはグッと良くなり、かなりポロの走りに近づけるのではと思います。

フロントがストラット・リヤがトーションビームで構成されるサスペンションは国産コンパクトカーの中ではスイフトに近い、乗り心地よりも走りを重視した引き締まったやや硬めのセッティングとなり、ハンドリングは先日試乗したCX-5と同様にステアリングを切った時の反応が鋭すぎることも鈍すぎることもなく、切った方向にごく小さなロールを伴いながらスッとクルマの向きが変わる印象で、乗り心地はスイフトRSよりも重量がある分よりしっとりとした乗り心地であると感じました。

総括

現行モデルが登場して3年半以上が経過しいますが、随時行われる商品改良によりその実力は国産コンパクトカーの中ではトップクラスの実力を維持していると思います。
ひょっとしたら年内には大きな商品改良が実施される可能性が高いので、その時には特にサスペンションやボディ剛性の部分もしっかりと改良され、走りの部分においてポロに近づいていくことを期待したいですね。
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