トヨタ・レクサス、一部のハイブリッド車の販売中止
via www.goo-net.com
トヨタとレクサスのオーストラリア現地法人は、回生ブレーキシステムに関する問題を巡り、何種類かのハイブリッドモデルの販売を中止することになりました。
現段階で販売中止となっているトヨタ車はカムリ、カローラスポーツ、新型RAV4、プリウスです。
レクサスではESとUXの販売を見合わせているとの事です。
ただし、これはリコールではなく、あくまで販売中止という措置であり、詳しい所はまだ何も発表されていません。
現在分かっているのはハイブリッド車の回生ブレーキに何らかの問題があり、点検及び検査が必要であり、それが開始されているとの事だけです。
販売中止の解除時期や対象車種の拡大、また納車待ちの顧客についての対応もまだ分かっていません。
新型RAV4は日本だけでなく海外でも非常に人気が高く、オーストラリアにおいては納車4か月待ちという状況も発生していますが、それだけに今回の販売中止という措置が気になります。
対象となっている車種はグローバルに展開している車種だけに、リコールとなると世界規模のものになりそうです。
いずれにしても、現地法人や国内のトヨタ本体からの発表を待ちましょう。
現段階で販売中止となっているトヨタ車はカムリ、カローラスポーツ、新型RAV4、プリウスです。
レクサスではESとUXの販売を見合わせているとの事です。
ただし、これはリコールではなく、あくまで販売中止という措置であり、詳しい所はまだ何も発表されていません。
現在分かっているのはハイブリッド車の回生ブレーキに何らかの問題があり、点検及び検査が必要であり、それが開始されているとの事だけです。
販売中止の解除時期や対象車種の拡大、また納車待ちの顧客についての対応もまだ分かっていません。
新型RAV4は日本だけでなく海外でも非常に人気が高く、オーストラリアにおいては納車4か月待ちという状況も発生していますが、それだけに今回の販売中止という措置が気になります。
対象となっている車種はグローバルに展開している車種だけに、リコールとなると世界規模のものになりそうです。
いずれにしても、現地法人や国内のトヨタ本体からの発表を待ちましょう。
回生ブレーキとは?
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さて、今回問題となった「回生ブレーキ」ですが、どんなものかご存知でしょうか?
通常のブレーキはパッドをディスクやドラムに押し付け、運動エネルギーを熱エネルギーに変換していますが、回生ブレーキは運動エネルギーを利用して発電を行うものです。
自転車のライトのダイナモを思い浮かべていただければ分かりやすいかと思います。
自転車のライトを付けるとペダルが重くなり、平地での空走距離もライトを付けていない時に比べると短くなります。
これと同様に、ハイブリッド車や電気自動車に搭載された回生ブレーキは、発電を行う際の抵抗で減速を行うものです。
先ほども述べたように、通常のブレーキは運動エネルギーを熱エネルギーに変換しているわけですが、その熱エネルギーは特に何にも利用されずに捨てられています。
回生ブレーキはこの捨てられていたエネルギーを再利用して発電を行っているので、エンジンでオルタネーターを回す発電のみに頼らず電気を蓄えられるため、クルマの燃費を向上させることができます。
また、この回生ブレーキだけではクルマを停止させるのに十分なストッピングパワーを得られないため、通常のブレーキも装備されていますが、回生ブレーキを上手に使えばブレーキパッドやブレーキローターの寿命を延ばすこともできます。
通常のブレーキはパッドをディスクやドラムに押し付け、運動エネルギーを熱エネルギーに変換していますが、回生ブレーキは運動エネルギーを利用して発電を行うものです。
自転車のライトのダイナモを思い浮かべていただければ分かりやすいかと思います。
自転車のライトを付けるとペダルが重くなり、平地での空走距離もライトを付けていない時に比べると短くなります。
これと同様に、ハイブリッド車や電気自動車に搭載された回生ブレーキは、発電を行う際の抵抗で減速を行うものです。
先ほども述べたように、通常のブレーキは運動エネルギーを熱エネルギーに変換しているわけですが、その熱エネルギーは特に何にも利用されずに捨てられています。
回生ブレーキはこの捨てられていたエネルギーを再利用して発電を行っているので、エンジンでオルタネーターを回す発電のみに頼らず電気を蓄えられるため、クルマの燃費を向上させることができます。
また、この回生ブレーキだけではクルマを停止させるのに十分なストッピングパワーを得られないため、通常のブレーキも装備されていますが、回生ブレーキを上手に使えばブレーキパッドやブレーキローターの寿命を延ばすこともできます。
回生ブレーキの気になる点
良いことずくめのように思えますが、回生ブレーキにはデメリットもあります。
それは、通常のブレーキと回生ブレーキとの協調制御が難しいという事です。
ドライバーからすれば、ブレーキペダルを踏むと減速が始まり、やがてクルマが停止するだけですが、クルマ側ではスピードに合わせ、回生ブレーキと通常のブレーキをうまく切り替えています。
減速から停止まで、ブレーキを踏む強さをいろいろに変えていると気づきにくいのですが、停止するまでずっと一定の強さでブレーキを踏み続けると、通常のブレーキから回生ブレーキとの併用、そして通常のブレーキのみで停止するというプロセスが分かってきます。
そして同時に、違和感を覚える事があります。
ブレーキを踏む力は一定なのに、通常のブレーキと回生ブレーキの切り替えのタイミングで制動力が微妙に変化することがあります。
ペダルを踏んだ以上にブレーキが効く感覚があったり、或いは逆に制動力が抜ける感覚があったりという事です。
もっとうまく制御すればいいのに…と思いますが、1トン以上もあるクルマを減速させ、停止させるという事は我々が考えている以上に難しい事のようで、完全に自然なブレーキフィールを得る事はまだできないようです。
といっても、ハイブリッド車が出始めの頃よりはだいぶ良くなりましたが…
それは、通常のブレーキと回生ブレーキとの協調制御が難しいという事です。
ドライバーからすれば、ブレーキペダルを踏むと減速が始まり、やがてクルマが停止するだけですが、クルマ側ではスピードに合わせ、回生ブレーキと通常のブレーキをうまく切り替えています。
減速から停止まで、ブレーキを踏む強さをいろいろに変えていると気づきにくいのですが、停止するまでずっと一定の強さでブレーキを踏み続けると、通常のブレーキから回生ブレーキとの併用、そして通常のブレーキのみで停止するというプロセスが分かってきます。
そして同時に、違和感を覚える事があります。
ブレーキを踏む力は一定なのに、通常のブレーキと回生ブレーキの切り替えのタイミングで制動力が微妙に変化することがあります。
ペダルを踏んだ以上にブレーキが効く感覚があったり、或いは逆に制動力が抜ける感覚があったりという事です。
もっとうまく制御すればいいのに…と思いますが、1トン以上もあるクルマを減速させ、停止させるという事は我々が考えている以上に難しい事のようで、完全に自然なブレーキフィールを得る事はまだできないようです。
といっても、ハイブリッド車が出始めの頃よりはだいぶ良くなりましたが…
まとめ
今回の販売中止は回生ブレーキが原因という事でしたが、回生ブレーキは上記のとおり制御がとても難しい部分です。
しかし、ブレーキはクルマの基本性能の「走る」「曲がる」「止まる」の一角を担うとても重要なパートです。
事故が発生する前に一刻も早く原因が究明され、適切な処置が講じられる事を願ってやみません。
しかし、ブレーキはクルマの基本性能の「走る」「曲がる」「止まる」の一角を担うとても重要なパートです。
事故が発生する前に一刻も早く原因が究明され、適切な処置が講じられる事を願ってやみません。
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