確かにスポーツカーという分野はエコカー、ミニバンなどの分野に押され、確実に減ってきているのは間違いないところでしょう。 そんな状況下ですが、一部ではネオクラシックなスポーツカーに対する見直しも見られます。明確ではありませんが、年式的には1990年~2000年前半あたりということになるのでしょうか。逆に言えば、このあたりからスポーツカーが減っていったのかもしれません。特に軽量&コンパクトなスポーツ車などは充分に狙い目だとおもいます。今ならまだまだいい状態のモノが手にはいると思いますよ!当時、憧れだったクルマをゲットしてみませんか?
ホンダ・インテグラタイプR
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2001年7月に登場したのが最終型のインテグラです。
スポーツ狙いの企画は明確で、このモデルは「シャープ&ソリッド・スタイリング」、「エキサイティング・パフォーマンス」、「セイフティ&エコロジー」という3点を柱に開発されています。
搭載されるエンジンはVTECとVTCを組みあわせた、2L 直4DOHCのI-VTECエンジン(K20A型)。このK20A型ユニットは徹底して吸排気効率を高めることで220PS/8000rpm・21.0kgm/7000rpmのパワーとトルクを絞り出す高圧縮タイプと、160PS/6500rpm・19.5kgm/4000rpmのパワーとトルクを発生するタイプが設定されていま
す。ともに当時の「優-低排出ガス」認定を取得しています。燃費は14.4km/lと12.4km/lでそんなに変わりませんが、値段は約70万円も違います。 グレードは220馬力ユニットを積むタイプR、160馬力ユニットのiSというラインナップ。タイプRには高回転・高トルク域を有効に活かすクロスレシオ6速MTがつきます。 サスペンションはフロント/マクファーソンストラット・リヤ/ダブルウイッシュボーン式。もちろんFF(フロントエンジン・フロントドライブ)で、個性的なFF本格スポーツとなっています。 車体は、4385mm×1725mm×1385mmという取り回しのしやすいサイズで、峠などでは無類の楽しさを与えてくれます。まさにアンチターボ派の筆頭的な存在です。 実際の購入に際してですが、ホンダが誇るVTEC+VTCのエンジンが何と言っても最大の魅力ですが、さすがに走行距離が多いと性能的な賞味期限に不安があります。最終型でも10年近く経過しているので、何台か試乗した方がいいでしょう。もちろん元気なエンジンのクルマを選びたいところです。 愛車として長くつき合うなら、エンジンマウント、ドライブシャフト、ハブなどを交換するくらいの気持ちを持った方がいいかもしれません。ホイールはやはり純正がベターだと思います。
す。ともに当時の「優-低排出ガス」認定を取得しています。燃費は14.4km/lと12.4km/lでそんなに変わりませんが、値段は約70万円も違います。 グレードは220馬力ユニットを積むタイプR、160馬力ユニットのiSというラインナップ。タイプRには高回転・高トルク域を有効に活かすクロスレシオ6速MTがつきます。 サスペンションはフロント/マクファーソンストラット・リヤ/ダブルウイッシュボーン式。もちろんFF(フロントエンジン・フロントドライブ)で、個性的なFF本格スポーツとなっています。 車体は、4385mm×1725mm×1385mmという取り回しのしやすいサイズで、峠などでは無類の楽しさを与えてくれます。まさにアンチターボ派の筆頭的な存在です。 実際の購入に際してですが、ホンダが誇るVTEC+VTCのエンジンが何と言っても最大の魅力ですが、さすがに走行距離が多いと性能的な賞味期限に不安があります。最終型でも10年近く経過しているので、何台か試乗した方がいいでしょう。もちろん元気なエンジンのクルマを選びたいところです。 愛車として長くつき合うなら、エンジンマウント、ドライブシャフト、ハブなどを交換するくらいの気持ちを持った方がいいかもしれません。ホイールはやはり純正がベターだと思います。
ホンダ・シビックタイプR
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インテグラタイプRと並ぶのがシビックタイプRです。
「スマートコンパクト」をコンセプトに開発された7代目シビックは、カーオブザイヤー受賞の実績もある人気車でした。体感&知的満足を高い次元で両立させるモノフォルムの世界戦略車で、2001年12月にタイプRが登場しています。
タイプRはまさにピュアスポーツモデルということで、215ps/8000rpm・20.6kgm/7000rpmを発生する2,000cc DOHC i-VTECに、インパネ配置となるクロスレシオの6速MTが組み合わせられ、各所においてサーキットチューンもされた英国産の3ドアハッチボディです。
積極的に高張力材を採用した軽量ボディ、エアロバンパー&テールスポイラー、専用のハードセッティングサスペンション(フロント:ストラット・リヤ:ダブルウイッシュボーン式、トルク感応型ヘリカルLSDも装備し、17インチ&45偏平タイヤを履いています。
インテリアでは、レカロシート、MOMOの本革ステアリング、アルミシフトノブ、ホワイト3眼メーターを装備して、スポーツムードを演出しています。タイプR独特の赤バッジもファンには魅力的です。
ちなみに、2007年3月に登場した8代目のシビックタイプRは4ドアセダンのタイプRです。これも今なお高い人気を誇っています。エンジンは同じ2LのK20A型ですが、225psにパワーアップしています。
いずれにしてもエンジンについてはインテRと同様で、10万㎞あたりが性能のターニングポイントとなります。必ず試乗してトップエンドの吹け上がりなどを確認するようにしてください。
三菱・ランサーGSRエボリューションX
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ホンダ車が2台続いたところで次はランエボこと三菱・ランサーエボリューションです。
特にランエボVII以降のいわゆる第3世代のランエボは、ベース車の開発初期から、エボを強く意識している設計がなされ、その結果、サーキットやラリーでも大活躍をしたのです。
ランサーエボリューションX(テン)」は2007年10月に登場。ベース車とは、エンジンフード、フロントフェンダーの熱放出エアアウトレットで区別され、徹底的に風洞実験を行ったエアロパーツが組み合わされています。
ベースであるギャラン・フォルティスとシャーシは共有していますが、エボXは前輪を15mm前に出してホイールベースを長くしています。反面、ボディの前後オーバーハングを切り詰め、全長を75mm短かくすることで旋回能力を高めています。走りへのこだわりの強さを感じます。
エンジンは、アルミブロックの新開発2,000cc4気筒DOHCのMIVEC(吸排気連続可変バルブタイミング機構)ターボで、280PS/6500rpm・43.0kg・m/3500rpmというハイパワーを誇ります。4WDのターボでありながら、車重は比較的軽量なので、相当な俊足マシンです。
4輪の駆動力&制動力を独立してコントロールできる車両運動統合制御システム「S-AWC(Super All Wheel Control)」も搭載されています。ミッションは、新開発「ツインクラッチSST」の6速自動マニュアルミッションで、2つの自動クラッチは組み合わされ、素早い変速、加速フィーリングが楽しめます。
245/40R18の低扁平&ワイドタイヤ、ENKEI社製18インチ鋳造12本スポークアルミホイールも標準装備で、走りも雰囲気も十分です。サイズは、4495mm×1810mm×1480mm、セダンボディなので居住性は全く問題ありません。
基本的にタフなのがランエボの大きな長所ですから、ノーマル仕様なら大きなトラブルというのはあまり心配いりません。状態のいいクルマが見つかったら、いい「お宝」になるはずです。
スバル インプレッサWRX・STI
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ランエボのライバルだったのがスバル・インプレッサWRX・STIです。3代目インプレッサは2007年6月に登場、WRX・STIは同年10月登場です。
ワイドボディ化された5ドアボディに専用開発の2,000cc水平対向ターボエンジンを搭載、デュアルAVCS付きのツインスクロールターボによって308psの最高出力を誇ります。デュアルAVCSというのは、吸気側と排気側の開閉タイミングをリアルタイム制御する機能で、低回転域トルク、高回転域出力の両方を高めます。
更に専用のサスペンション、マルチモードDCCD(ドライバーズコントロールセンターデフ)、マルチモードVDC(ビークルダイナミクスコントロール)などの独自メカニズムも採用され、走りの質は相当なレベルとなっています。
STI(スバルテクニカインターナショナル)は富士重工業のモータースポーツ専門会社で、FIA(国際自動車連盟)に対してグループNホモロゲーション申請しています。
サイズは、4415mm×1795mm×1475mmとランエボと同じ程度です。ミッションは6MTですが、後期には5ATも登場しています。5ATモデルの場合は2,500ccターボエンジンで300PS仕様になります。4ドアセダンモデルは2010年7月に追加されています。
独特なボクサーサウンドは等長エキマニが採用されてから薄れましたが、その分トルク特性が改善されています。
青いボディカラーのインプレッサWRX・STIは、今でも多くのファンを魅了しています。
青いボディカラーのインプレッサWRX・STIは、今でも多くのファンを魅了しています。
ホンダ S2000
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ホンダと言えばFFであることが言ってみれば「売り」でもあったのですが、ミレニアムを前にホンダが出してきたFRのスポーツカーがオープン仕様のS2000です。
搭載される2,000ccDOHCエンジンは特別なもので、可変バルブタイミング&リフト機構(VTEC)仕様で、最高出力は何と250PSを8,300rpmという高回転で発生する驚異のエンジンです。まるでバイクのエンジンです。
ミッションも6速MTのみ。オープンカーでありながらクローズドボディ以上の剛性を目指し、閉断面の大型フロアトンネル、前後のサイドメンバーが水平接続された「ハイXボーンフレーム構造」、二重鋼管内蔵のフロントピラー、乗員後方に高強度のロールバーが設置されています。デフはトルセンLSDを標準装備、ボンネットはアルミ製で軽量化も徹底されています。
パワーステアリングは電動タイプです。ソフトトップも電動式で、約6秒でフルオープン状態になります。S2000はFRということで、これはS800以来となり、29年ぶりのFRモデルとなっています。FRながら、エンジンはフロント車軸より後方に搭載され、前後重量バランスを理想的な50:50にしています。
250PSとはいえ自然吸気のエンジンですから、ターボのようなトルク感ある怒涛の加速はできませんが、MTで高回転まできっちり回す爽快感は格別です。
2000年7月にタイプVが登場、VGSというステアリング機構が搭載されています。VGSは、車速と舵角に応じ、ステアリング・ギアレシオが無段階変化する新機構で、いろいろな運転の状況の中で理想的なハンドリングが可能になります。2005年11月発売モデルからは2,200ccとなって、エンジン特性はややマイルドになっています。
ホンダではかなり希少なFRスポーツ車、一度は所有してみたいですよね。
マツダ・RX-7
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さて最後になりましたがやはりコレは外せません。マツダ・RX-7です。
4ドアのRX-8という選択肢もありますが、ロータリーシーケンシャルツインターボの圧倒的なパワーはRX-7でないと味わうことができません。
アンフィニ・RX-7としては1991年から登場、マツダ・RX-7としても1997年10月登場、最終販売は2003年4月ですから、かなり年月が経過しています。購入するならそろそろラストチャンスになってきていると思います。
4285mm×1760mm×1230mmという極めて低い車体に基本2名乗車というピュアスポーツです。水冷直列2ローターICツインターボは1,300ccながら265ps/6500rpm、30.0kg・m/5000rpmというハイパワーを発揮します。ちなみに2001年8月登場のタイプRSとタイプRでは280PSまでパワーアップしています。
サスペンションは前後ダブルウイッシュボーンですが、RS用はビルシュタイン、R用は大径のハードダンパーとなります。更に「タイプRバサーストR」では、専用の車高調整式ダンパーが採用されています。
最終型は2002年4月に登場、ラインナップは「スピリットR」シリーズ、特別仕様車「タイプR バサースト」のみとなります。走りの評価は当然高いわけですが、ランエボやインプレッサとは実用性が随分と異なります。重心の低い操縦感はかなり独特で、普通に流して走るだけでも、その魅力は十分に感じ取れると思います。
最近の中古車市場の台数は「アンフィニ名」が取れた1997年式以降が主流のようで
す。最終型のスピリットRなどは既にプレミア価格にもなって高値安定です。コンディションのクルマは後期のV型、VI型で程度のいいものを捜したいところです。
ロータリーエンジンは圧縮のヌケがあると致命傷になりますから、信頼できるショップでしっかり確認して購入することをお勧めします。
そろそろラストチャンス?!
今回紹介したクルマは、まだ普通に中古車市場で購入できるものです。これ以前の年式となると、いわゆるマニアックな部類ということで、より専門知識のあるショップを選ぶことになるでしょう。すっかりエコカーブームですが、たまのドライブにスカッとできる「走りのクルマ」は実に魅力的ですよ!
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