マツダのデミオEVの一般向けの市販はあるのか!?マツダの電気自動車の特徴とは?

マツダと言えばディーゼル車の販売で有名ですが、地方自治体や企業向けにリースのみで電気自動車を販売していました。一般向けに市販はまだされていませんが、マツダの電気自動車がどのようなものなのか見ていきます。

デミオEVの特徴

【MAZDA】電気自動車|環境技術 (36336)

デミオEVはその名のとおり100%電気自動車です。
一般向けにまだ発売はされていませんが、走行可能距離は200kmと日産の初代リーフと同じくらいの距離を走行する事が出来ます。 マツダのデミオと言えばコンパクトカーでありながら走りの楽しさを追求したモデルになっています。電気自動車になってもその特徴を受け継いでおり、電気自動車ならではの静粛性のある走行に加え、マツダ車らしい軽快な走りを実現しています。 充電口はフロント側に急速充電口・リア側に普通充電口と分かれており、急速充電なら約40分で80%まで、普通充電なら約8時間で充電が完了します。

デミオEVの走行メカニズム

【MAZDA】電気自動車|環境技術 (36339)

デミオEVがどのように走行する為の動力を得ているのか見ていきます。 まずリチウムイオンバッテリーから出力された電気がインバータと呼ばれる変換器に送られモーターへと伝わり走行する為の動力を生みます。加速時はこのメカニズムで走行を維持します。 しかし減速時のブレーキペダルを踏んだ時やアクセルペダルを離した時はその逆のルートを辿ります。回生と呼ばれ、モーターで発電した電力をリチウムイオンバッテリーへ送ります。 加速時は電力を消費して走行し、減速時は電力を充電しながら走行するというメカニズムです。これにより、少しでも電力の使用が抑えられ最大走行距離200kmを実現しています。
【MAZDA】電気自動車|環境技術 (36341)

デミオEVの走行性能

デミオEV試乗(於 筑波サーキット(第18回日本EVフェスティバル)

マツダ車の特徴は「走る歓び」「人と車の人馬一体」を追求しているので、ハンドリングや乗り心地などを高いレベルで実現しています。 デミオEVにもこの理念は採用されており、それに加え電気自動車の特徴である加速性能も追求されています。 モーターからの出力によって、アクセルペダルを踏んだ時に飛び出しや遅れを感じずにリニアに加速していく加速度を実現しています。ガソリン車の場合は踏み込んだ時に、加速が急になったりするという点がありますが、その点はデミオEVでは見事に解消されています。 通常のデミオでも静粛性のある走行で定評ですが、デミオEVは電気自動車である為、特に静粛性の高い走行も実現しました。
【MAZDA】電気自動車|環境技術 (36366)

デミオEVの様々な機能

100V給電システム

【MAZDA】電気自動車|環境技術 (36369)

野外での電源としても使える100V給電システムが搭載されています。(メーカーオプション)
100Vの電圧で最大1500Wを供給する事が出来るので、災害時の非常電源として、野外イベント時の電源としても使える事が出来ます。

ITサポートシステム

【MAZDA】電気自動車|環境技術 (36372)

デミオEVはパソコンやスマートフォンを介して遠隔で様々な操作を行えます。
遠隔操作機能としては、
・リモート充電・予約・停止操作
・リモートエアコン予約・開始・停止操作
・リモート操作開始/終了のメール通知
・バッテリーの状態チェック
などがあります。 遠隔でエアコンの予約が出来るのは、夏場や冬場の車内の温度を乗車前に快適な温度にしてくれるので、とても便利な機能ですね。

デミオEVの市販化の予定

マツダ デミオEV紹介動画 / Mazda DEMIO EV

マツダから現在デミオEVの市販の開始時期は正式には発表されてはいません。しかし2019年の市販化を目標にした動きも見られ、航続距離も現在の倍の400kmになると言われています。 もしこのスペックで市販が開始されれば、現在の日産リーフよりもコンパクトで、走行距離も同様の電気自動車が誕生する事になります。

まとめ

今回はまだ市販化されていないデミオEVの魅力を紹介してきました。 現在発売されている国産の電気自動車は日産リーフが主流ですが、デミオEVが市販化されたらさらに選択肢が広がり、電気自動車の普及に大きな貢献をする事になると思われます。
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