国内仕様よりもカッコいい!北米仕様オデッセイはどんなクルマ?

日本において、オデッセイはミニバンの定義を変えたクルマとして知られています。北米でも初代オデッセイが販売されていましたが、使い勝手はいいけれど非力なクルマだと認識されていたようです。そのため国内仕様と北米仕様は別々の道を歩むようになり、それぞれ別の進化を遂げる事になりました。現在、北米仕様は5代目が販売されていますが、いったいどのように進化しているのでしょうか?

現行の北米仕様オデッセイ

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5代目オデッセイは、1月の2017年北米国際オートショーで発表され、5月25日に2018年モデルとして販売されました。このクルマはアラバマの工場で作られています。 4代目よりもわずかにボディサイズは拡大しましたが、3m(!)のホイールベースは変わっていないようです。
サイズは大きくなっても、ハイテンスチールや合金、構造用接着剤等を効果的に使用し、重量は34kg増に抑えられています。 全グレードに先進安全装備のホンダセンシングを標準装備するほか、上位グレードにはCabinTalk(ドライバーがスピーカーを通して2,3列目の乗員に話しかけられるシステム)とCabinWatch(2,3列目の様子をルーフに付けたカメラを通してモニターに移すシステム)が標準装備となります。 日本では思いつかない装備ですが、ホイールベースが3mもあるクルマですからね。

スペック

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全長×全幅×全高:5,161mm×1,994mm×1,765mm
ホイールベース:3,000mm
車両重量:1,974~2,083kg
エンジン:J35Y V型6気筒SOHC24バルブi-VTEC
出力:280ps/6,000rpm 36.1kg-m/4,700rpm
総排気量:3,471cc
燃料タンク容量:73.8L
トランスミッション:10速AT
駆動形式:FF
サスペンション:前マクファーソンストラット、後マルチリンク
ブレーキ:前ベンチレーテッドディスク、後ディスク
タイヤサイズ:235/60R18、235/55R19(どちらもオールシーズンタイヤ) なかなか規格外な数字が並び、想像がつきません。全長5mなんて、まるで小屋みたいです レギュラー仕様のシングルカムの.5リッターV6エンジンというのがいかにもアメリカンでいいですね。俊敏な吹け上がりは期待できなさそうですが、豊かなトルクを頼りにフリーウェイをロングドライブするのはとても気分が良さそうです。 先進安全装備としては、衝突安全ブレーキ、車線逸脱注意システム、アダプティブクルーズコントロール、ブラインドスポットディスプレイ、レーンキーピングアシスト等が標準装備されています。
上級ミニバンなだけあり、このあたりの装備はぬかりなしといった感じです。

エクステリア

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スライドドアが採用されていますが、現行の国内仕様のオデッセイよりも全高が抑えられ、ワイドな印象があります。 フロントマスクは最近のホンダのデザインランゲージによるもので、かなり大柄なミニバンながらもスポーティーな印象を受けます。 ベルトラインはAピラーから後ろに伸びるにつれ緩やかにキックアップしますが、なぜかCピラーの所で一段下がり、そこからまたリアエンドに向けて上向きに伸びていきます。 デザインの途中で息継ぎがあるように見えますが、これはおそらく窓の面積を拡大し、3列目シートに座る人に閉塞感を与えない工夫ではないかと思います。 テールエンドは現行シビックに通じるデザインで、ここでもやはりスポーティーな印象を覚えます。 かなり大柄なボディですが、全体的にスポーティーで軽やかな印象のクルマです。

インテリア

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全幅がほぼ2mあることもあり、車内はかなりゆとりがあるようです。 全てのシートが大柄で、とても座り心地は良さそうです。 2列目のシートは3人掛けになっていますが、真ん中のシートを取り外し、シートを横にスライドさせ、3列目へのアクセスを良くすることもできるようです。 インパネは多少ガチャついた印象がありますが、割と近未来感&高級感のあるデザインが与えられています。 メーターも5インチのディスプレイに置き換えられており、最近のラグジュアリーなラインの要素はしっかりと抑えているようです。

まとめ

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北米仕様のオデッセイは、国内仕様と全くスケールの違うミニバンでした。乗ってみたい気はしますが、全長5m×全幅2mは確実に持て余してしまいそうです。 しかし、このアメリカンなテイストは気になります。このクルマで長距離ドライブに行ったら、とても気分が良さそうです。豊かなトルクに身を任せてイージードライブというのは、エンジンのダウンサイジングが進む国産車ではなかなか味わえません。 輸入を代行してくれるショップもあるので、どうしても乗りたいという方はぜひ調べてみて下さい!
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