開通30周年記念の瀬戸大橋を恋人・家族でドライブ

岡山倉敷市～香川坂出市の間をつなぐ瀬戸大橋は、今年、開通30周年を迎えました。これを記念して、様々なイベントが開催されています。そこで、今年、夏のお勧めドライブスポットとして「瀬戸大橋」をご紹介します。

瀬戸大橋は全長37.3km、合計6つの橋が架かり、それらを総称して「瀬戸大橋」と呼ばれています。昨年（平成29年）、「日本の20世紀遺産20選」に選ばれましたが、その世界最大級のスケールに、走るドライバーも思わず圧倒されてしまいます。 また、瀬戸大橋は道路と鉄道の併用ルートとなっており、車の下を電車が走行するという日本でも珍しい形となっています。ちなみに、よく走行する列車は「マリンライナー」「うずしお」などですが、夏場には「アンパンマントロッコ」などか特別に走行し、風を全身で浴びながら瀬戸大橋を楽しめる形になっています。

瀬戸大橋を渡る時には、左右に見渡せる瀬戸内海の景色に思わず見とれてしまいますが、風には注意が必要です。風速25m以上になると、橋は通行止めになり、併走している電車も止まってしまいます。風速25mまでいかないまでも、常に突風が吹く可能性が高く、簡単にハンドルを取られてしまいますので、片手運転は厳禁です。 ちなみに、橋も通行止め、電車も通行止めとなった場合、臨時便でフェリーによる振り替え輸送が出ることもあります。風の影響で通行禁止になった場合は、このフェリーの代行をあたってみてください。

瀬戸大橋のほぼ中央には、与島パーキングエリアがあります。フードコート、うどん屋、展望台、お土産店など、設置されている施設も充実しており、ドライブで疲れた身体を癒やすのには最適な場所です。駐車場は、小型車335台、大型車60台ほどが駐車できるスペースが用意されていますが、行楽シーズンには満車になることも多く注意が必要です。 また、駐車場の側にはちょっとした芝生広場が用意されていて、散歩をしたり、犬連れの家族が休憩をさせたりしています。芝生広場には高台があるのですが、ここからの夕日は絶景で、夕暮れ時になるとカメラを持った人が大勢集まります。 恋人同士が訪れるスポットとしても有名ですから、今年はぜひ、彼女・彼氏を連れて与島を目指してドライブしてみてください。

今年は瀬戸大橋開通30周年を迎え、様々なイベントが予定されています。7月21日から8月19日までの間、毎週土・日曜日に、瀬戸大橋記念公園において「瀬戸大橋30th感謝祭」が開催されています。このイベントでは、マジックショー、大道芸、ファミリーワークショップなどが開催されており、多くの観光客が訪れることが期待されています。 また、今年4月に予定されていた、瀬戸大橋30周年記念「花火大会」ですが、当日は悪天候のため中止となっていました。しかし、坂出市にて協議された結果、8月11日に改めて実施する運びとなりました。 当日は、中四国最大級の合計1万5000発の花火が予定されており、このシーズンに合せて、瀬戸大橋のドライブを楽しむこともお勧めです。開催場所は、坂出港となっているため、瀬戸大橋から坂出ICでおり、そのまま坂出港付近まで走れば10分ほどで開催場所まで到着します。ただし、当日は夕方6時頃から交通規制が行われる予定ですので、時間にはゆとりを持って訪れて下さい。 当日の花火大会オープニングには、「瀬戸大橋開通記念30周年記念シンボルマーク」が花火で登場する予定となっています。実物は当日、観るまで分かりませんが、瀬戸大橋をイメージした2層の橋が夜空に架かるとのことです。

今年、記念すべき30周年を迎えた瀬戸大橋。お盆の時期に開催される花火大会をはじめ、季節毎にたくさんのイベントが開催されているので、ドライブを兼ねて楽しんでみてください。壮大な景色が見渡せる瀬戸大橋のスケールに、きっと家族にも、恋人にも大満足してくれるはずです。