乗る人によって車の扱い方は千差万別。トラブルなく満足のゆく中古車を選ぶために、車のどこを調べたらいいのかチェックしていきましょう!
1.外装
まず一番に気になる箇所かと思いますがキズ、へこみはもちろん塗装にムラがないかチェックしていきましょう。ここで注意しておきたいことは、ぶつけて直したりドア交換等を行った車でも修理歴は「無し」と表現されます。日査協、公取協などの統一基準として修理歴「有り」と定義される車は、骨格(フレーム)部分を交換、又は修繕(修正・補修)したものになります。修理歴「無し」だからといってどこもぶつけたことや修理したことが無い車とは限りませんので車の隅々まで見ておくことをオススメします。
ぶつけやすい箇所はよく見ておくと安心なので以下の箇所はチェックしておきましょう。
ぶつけやすい箇所はよく見ておくと安心なので以下の箇所はチェックしておきましょう。
・リアバンパー
バック駐車をした際に車庫の壁やフェンス、植栽等ににぶつける可能性があります。
・左右のフロント
右ハンドルの場合、左フロント部分は見えにくく、擦り傷やへこみ等がある場合があります。
・フロントバンパーの底
スポーツカーや車高が低い車は段差や車止め等で下を擦っている可能性があります。
・ドアミラー
意外とぶつけている人が多かったりします。ドアミラーレンズが割れていないかもチェックしておきましょう。
・サイドステップ
乗り降りをする際にキズが付いたりへこみがあることがあります。
2.内装
シートの状態(破れ・汚れ・タバコの跡)、ハンドル、シフトレバー等を確認しましょう。その他以下の点もチェックすることをオススメします。
・電飾関係(各種ボタン)
1つずつ押してみて作動するか確認しましょう。
・トランクルーム
トランクルームにシミ、汚れ等が無いか、クリーニングされているか確認しましょう。その際に、車載の工具、スペアタイヤがあるかどうかの確認をしておくとよいでしょう。
・オーディオ、スピーカー、ナビ
スピーカーから音が出ているか、ナビは正常に作動するか確認しておきましょう。
3.エンジン関係
エンジン周りは車に詳しくないと難しいかもしれません。その際見ておきたいのは整備手帳です。車の整備記録が整備手帳をみればわかるので必ずチェックしておきましょう。逆に整備記録が残っていない車は注意が必要です。以下の点もできればチェックしておきましょう。
・バッテリー
一番簡単な確認方法は、エンジンを停止した状態で車のヘッドライドを点けてみて極端に暗かったり点かなかったりしないかチェックしておきましょう。
・オイル交換が適切な頻度でされているか
3,000kmか5,000kmが交換目安になりますがボンネット内のラベルや運転席側のドア開閉部のラベルを確認し、適切な時期にオイル交換がされているか確認しましょう。
・エンジンからの異音
エンジンをかけて異音やタイミングベルトい異常がないか確認してみましょう。また、マフラーから黒煙や異臭がある場合はエンジンに異常がある場合があるのでチェックしておきましょう。
・ショックがないか
シフトレバーを動かし、大きなショックがないか確認します。大きなショックがある場合はATオイルが交換されていない可能性があります。故障した場合は高額な修理費が必要になるのでチェックしておきましょう。
4.ハンドル・ブレーキ
ハンドル・ブレーキの確認も重要になります。ハンドルが効かなかったりブレーキの利きが甘いと重大な事故につながる可能性があります。以下の点を抑えてチェックしておきましょう。
・パワステ
エンジンをかけてハンドルを左右に回してみて、あまりにもハンドルが重くないか確認しましょう。
・サイドブレーキ
ハンドブレーキ又はフットブレーキをかけた状態でDレンジに入れてみて、車が前に進まないか確認しておきましょう。
・ハンドル
走行時にハンドルがどちらかに偏っていないか確認しましょう。偏っている場合は事故等で骨格に不具合がある場合があります。
・ブレーキ
ブレーキパッドが3mm以下になっていないか、走行時にキイーという異音がないか確認しておきましょう。
5.中古車販売店の信頼性
中古車を選ぶ際にここも重要な点です。せっかくよい車に出会えても担当者の対応が良くなかったらそのお店で買いたいという気持ちが無くなりますよね。自動車販売店を選ぶ際に、整備工場が整理整頓されているか、店内や周囲が清潔に保てているかどうかも判断材料になります。また、中古車を選ぶのでアフターサービスが優れているお店もよいですね。
6.まとめ
中古車とはいえ車を買うのは大きな出費になります。欲しい車種の車であっても自分が納得・満足いく中古車に出会えるようにしっかりとチェックしておくことをお勧めします。中古車をお探しの方は今回の記事が参考になれば幸いです。
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