全長5300mmというミニバン!ベンツVクラスロングよりも長い!お客様送迎用だけではもったいない!
フルサイズ・ワゴン登場
via global.toyota
トヨタは「グランエース・GRAN ACE」を、2019年中に日本で発売する予定であると発表しています。
全長5300mm、全幅1970mm、全高1990mmというビッグサイズで、ホイールベースは3210mmに達するフルサイズ・ワゴンです。そうするとハイエース・コミューターの高級版というポジションになるのでしょうか?
全長5300mm、全幅1970mm、全高1990mmというビッグサイズで、ホイールベースは3210mmに達するフルサイズ・ワゴンです。そうするとハイエース・コミューターの高級版というポジションになるのでしょうか?
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ハイエース・コミューターは、全長5380mm、全幅1880mm、全高2285mmというサイズで、グランエースと同じような全長です。ホイールベースは3110mm。ただこちらは14人乗りで、まさしくコミューターであり、ブランドはあくまでもハイエースです。
グランエースは外観からもわかるように明らかにハイエースとは異なる独自のブランドとして確立させるのでしょう。定員も最大で4列シート8人乗りです。フルサイズワゴンは基本的に海外での需要が高いとされるのですが、日本に最適な仕様にして、新たな市場を開拓していくわけです。
「アルファード&ヴェルファイア」もフルサイズミニバンですが、それを超える大きさであり、多人数乗用車へのニーズに対応しています。海外でライバルとされるのは「メルセデス・ベンツVクラス・ロング」でしょう。価格は約752万円です。
グランエースの価格は未定ですが、上質で快適な移動空間を実現する大型ワゴンであることは間違いありません。専用プラットフォームの完全な新設計モデルで、国内においては、宿泊業・観光業における送迎に加え、要人の移動などの需要開拓も期待されています。
トヨタではこうしたお客様の送迎という用途を想定するわけですが、大倒し機構のついた豪華なシートなどを見れば、個人ユーザーでも欲しくなってしまう人が結構多いのではないでしょうか。
このグランエースの実車は、東京モーターショー2019(10月下旬に開催)の「トヨタ車体」ブースで初公開されます。これは楽しみですね。
完全な新設計モデル
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車高を1990mmに留めたのは高さ制限2000mmの立体駐車場に対応するためでしょう。従って、シャークフィン・タイプのDCM(Data Communication Module)はフロントガラスの上端に付けてあります。
アンダーボディはストレートラダー構造の専用プラットフォームで、アッパーボディは剛性の高い環状骨格構造を採用しています。そして注目なのはタイヤ切れ角が45°も確保されている点で、これほどの大型サイズでありながら最小回転半径は5.6mなのです。ちなみにアルファードのガソリン車(X以外)は5.8mですから、これより小回りが利くのです。
パワーユニットは低回転からトルクフルな走行を実現する2.8Lのクリーンディーゼル「1GD」で、駆動方式はFR、6速ATの組み合わせです。リアの足まわりには新開発のトレーリングリンク車軸式サスペンションを採用し、徹底した防振&遮音対策もあって、高級大型ワゴンにふさわしい乗り心地になっているそうです。
金属調加飾の大型アッパーグリルのフロントエクステリアは高級感があり、LEDヘッドライトとの融合で、上下とワイド方向に張り出したデザインになっています。確かに高級車にふさわしい雰囲気がありますが、わりとしっかりした箱型で、アルファード&ヴェルファイアよりむしろスッキリしているような感じがします。このあたりはプライベートユースを主眼にしていないからとも考えられます。
パワートレインの後端の上に前席が配置される構造となっていて、そのため、3列シート6人乗りに加えて4列シート8人乗りも用意されています。どちらも各列2人ずつ着座します。
大型専用キャプテンシート
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6人乗り仕様の2~3列目には本革仕立ての大型専用キャプテンシートが装着され、抜群の座り心地に加え、ロングスライド機構・オットマン機構も装備しています。
フロントシートの背面からサイドトリムに向かって配された木目調加飾は、後席の乗員を包み込むようになっており、上質な空間です。LEDサイドカラーイルミネーションも演出に一役買っており、まさにグランエースは、リアシートの乗員のための快適移動空間となっているのです。
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8人乗り仕様では、3列目が手動式キャプテンシートとなり、チップアップ機能付きのやや小ぶりな4列目シートが装着されます。積載性については、3列シート仕様なら縦にゴルフバックが4つ分収納できるスペースが確保されています。
安全機能
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安全面についてはトヨタらしく充実しています。歩行者(昼夜)、自転車(昼間)を検知対象とする先進予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を搭載し、スマートフォンとの連携機能を持つディスプレイオーディオも備わっています。
更には、駐車場などでの低速走行時における衝突緩和&被害軽減に寄与するインテリジェントクリアランスソナー、パーキングサポートブレーキ(静止物)なども装備しています。
高級送迎車市場
via news.mynavi.jp
グランエースは当然ながら海外でも販売されます。そうなれば大きな需要が育ちそうな気配もありますね。
これから伸びそうな高級送迎車市場をトヨタは見据えているのでしょうか?確かにこの市場、ライバルは少なく、日本メーカーに同じようなクルマありませんし、海外勢を見ても、競合は前述したメルセデス・ベンツ「Vクラスロング」あたりだけです。 わざわざプラットフォームを専用開発してまでグランエースを開発しているので、力の入れようが伺えますね。
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これから伸びそうな高級送迎車市場をトヨタは見据えているのでしょうか?確かにこの市場、ライバルは少なく、日本メーカーに同じようなクルマありませんし、海外勢を見ても、競合は前述したメルセデス・ベンツ「Vクラスロング」あたりだけです。 わざわざプラットフォームを専用開発してまでグランエースを開発しているので、力の入れようが伺えますね。