ついに新型デリカD:5が登場しました。今回のモデルチェンジでは、エクステリアの大幅なチェンジに、パワートレインでは2.2Lディーゼルエンジンに尿素システムを採用。さらに新開発の8速オートマ搭載等、かなりの進化を遂げていそう。このモデルを追いかけてみます。
新型三菱デリカD:5の概要等
新型デリカD:5 「深雪」篇 6秒
via www.youtube.com
三菱自動車は、新型デリカD:5を2018年中に販売開始を予定に、11/21から系列販売会社にて予約注文の受付を開始しました。さらに、東京オートサロン2019に参考出品することも決定しました。メーカー希望小売価格は、約385万円~約425万円(消費税込)を予定しています。
新型デリカD:5の特徴は、三菱のグローバルデザインであるダイナミックシールドを採用し、デリカと直ぐにわかるデザインにし、内装では、オールラウンドミニバンとしての機能性と上質さをコンセプトに刷新。
デリカのユーザーの中でもより都会派にぴったり合うように、新たにデリカD:5 URBAN GEAR(アーバンギア)を設定しています。
今回新型デリカのモデルチェンジでは、エクステリア、内装、パフォーマンス、セーフティ、そしてユーティリティという5本の刷新やアップデートを行って登場しています。この新型を検証してみます。
新型デリカD:5 アーバンギア 「バンク走行」篇
via www.youtube.com
新型三菱デリカD:5のエクステリア等
フロントビュー
まさに威風堂々とした新デザインですね。三菱では、グローバルデザインとしてダイナミックシールドフロントフェイスを採用しています。その中でも新設計ダイナミックシールドデザインは、今後の三菱グローバルデザインのベクトルを示しています。
マルチLEDヘッドライトを新採用し、さらに眩しくならない様に縦に配置されたヘッドライトは、三菱で初採用の仕様です。縦ライトは、内側がハイビーム4灯、外側がロービーム5灯式。
上の画像は、通常のD:5、下の画像は、アーバンギア。通常モデルでは、オールラウンドミニバンの位置づけを主張し、タフさを表現したグリルデザインが特徴的。アーバンギアでは、シャープな印象と落ち着きのある高級感をかもし出すようなフロントフェイスになっています。
サイドビュー
今まで販売されているD:5とシンクロしているサイドビュー。このモデルが、フルモデルチェンジというよりは、ビッグマイナーチェンジであることを伺わせる部分。
ホイールは、通常モデルでは、グレードによって16インチと18インチを採用しています。アーバンギアでは、都会の中で、シャープで優雅に見えるように18インチのみを採用。
リアビュー
リア部分の特徴は、テールランプとセンターガーニッシュを一体化し、連続性を持たせることでワイド感や安定感を表現している点。テールランプは、外側ぎりぎりまで導光LEDで発光させて特徴的なシルエットに仕上がっています。
上の画像の通常モデルでは、リアバンパー下部が、タフさを表現し悪路走行もこなせる存在としてシルバーのディフェーザーデザイン。下のアーバンギアでは、洗練さを引き出す一体形成のシャープなリアバンパーに仕上げています。
新型三菱デリカD:5の内装等
内装では、運転しやすいデザインに多くの部分が刷新されています。直線基調で構成された新インパネデザインは、奥行きと広がりを表現しており、開放的な空間に見えるように工夫されています。力強く立体艶のあるサバ杢柄の採用や青みがかった木目調パネル(グレード別)は、高級感をアップさせる素材になっています。
2種類のシートデザイン
画像上の通常モデルでは、アウトドアやアクティブさを表現したラミ付きエンボスを施した、丈夫で上質なシートを採用しています。下の画像のレザーシートは、ダイヤキルティングを立体的に施し、品格と堂々とした高級感を演出しています(アーバンギアは、標準装備。通常モデルでは、一部オプション設定)。
新型三菱デリカD:5のパワートレイン・安全装備等
2200ccのディーゼルは、コモンレール式DI-Dクリーンディーゼルターボエンジンを搭載。三菱で初採用の尿素SCRシステムをこのエンジンで導入しています。エンジンは、細部を見直し改良をすることでトルクをアップさせています。
尿素SCRシステムとは、尿素32.5%の水溶液を使用して、ディーゼルエンジンが排出する窒素酸化物(NOx)を浄化するシステム。アンモニアと化学反応させることで、窒素と水分に分解し排出する構造です。
このエンジンに組み合わされるミッションは、新開発の8速A/Tを搭載。パドルシフトも新たに採用され、指先でシフトチェンジを瞬時に行うこともでき、気持ちの良い走りをも実現しています。
三菱独自の4WDシステムでは、電子制御4WDに進化しながらも、走行条件に応じて切り替えができる3つのモードは、継承されています。4WDオート・4WDロック・2WDをダイヤルセレクト。
安全装備では、三菱e-assistを搭載。
・衝突被害低減ブレーキシステムでは、前方車両や歩行者と衝突する危険性があると判断した時に自動ブレーキを作動
・マルチアラウンドモニターの採用で死角になりがちな周囲の安全確認をサポート。(グレード別標準装備・またはオプション設定)
・車線逸脱警報システム
・レーダークルーズコントロールシステム
・後方車両接近警報システム
・オートマチックハイビーム
・後退時車両検知警報システム
などを搭載して、安全性を飛躍的に向上しています。これらの安全装備は、日産との提携によって三菱モデルに採用されてきている技術でも有ります。
・衝突被害低減ブレーキシステムでは、前方車両や歩行者と衝突する危険性があると判断した時に自動ブレーキを作動
・マルチアラウンドモニターの採用で死角になりがちな周囲の安全確認をサポート。(グレード別標準装備・またはオプション設定)
・車線逸脱警報システム
・レーダークルーズコントロールシステム
・後方車両接近警報システム
・オートマチックハイビーム
・後退時車両検知警報システム
などを搭載して、安全性を飛躍的に向上しています。これらの安全装備は、日産との提携によって三菱モデルに採用されてきている技術でも有ります。
まとめ
11/21に予約注文も開始された新型デリカD:5。予定価格は、約385万円~約425万円(消費税込)となっています。グレードは、通常モデルが、P・Gパワーパッケージ・G・M。アーバンギアが、Gパワーパッケージ・Gというラインアップ。
来年の東京オートサロン2019にも出品され、三菱自動車の新型デリカD:5への思いも伝わってきます。新型の登場が楽しみ!
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