マツダファミリアバンがフルモデルチェンジ!今までの日産OEMからトヨタOEMになってませんか?!

マツダファミリアバンが、遂にモデルチェンジして登場しました。筆者は、あれ?と思ったのですが、やはりファミリアバンが大きく方向転換をしたともいえます。このモデルの歴史を含め追ってみます。

マツダファミリアバンってどんなクルマ?

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実は、ファミリアバンの登場は非常に歴史が古く1963年に初代が登場しております。水冷 直4 OHV 782cc、最高出力42ps。ファミリアは当時のほかのライトバンと比較しても、「貨客兼用というよりも乗用に近い」と評価も得ておりました。 2代目のファミリアバンは、1968年に登場。ロータリーエンジン搭載車となった同車は、マツダのロータリー技術においてなしえたモデルでもあるといえます。 1973年に排ガス規制等の影響を考慮し、3代目にモデルチェンジ。この時点でロータリーが廃止されました。 4代目は、1978年に登場しました。FF採用はされずにFRを継続したモデル。これは、FFモデル化してきたライバルに対しても商品によってはFRでも十二分に対抗できるという判断があったからと考えます。 このように5代目・6代目・7代目・8代目が開発販売されましたが、5代目では、ハッチバックとセダンという構成となっておりました。6代目でバンが復活し、7代目でファミリアはセダン・ハッチバック化しバンと一線を描くようになりました。 7代目から日産のOEMでADバンが、ファミリアバンとして1994年から販売開始されました。これによってマツダ独自のファミリアバンはなくなりました。 8代目は、1999年より販売開始。こちらも日産からのOEMとなっており、先代モデルの流れから装備でバンと差別化したビジネスワゴンをラインアップ。しかし途中でビジネスワゴンを廃止し、ビジネスユーザーに絞った販売戦略へと移行。 2007年から9代目のファミリアバンとなり登場。こちらも日産からのOEMとなっており2018年まで供給されておりました。 2018年に10代目のファミリアバンが登場しました。今回も日産からのOEM供給となっていると思いきや・・・、トヨタからの供給に変更となっているではありませんか???このモデルを紹介してみます。
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新型マツダファミリアバンのエクステリア

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フロントビューでもリアビューでも、ほぼトヨタプロボックスといってよいと考えます。エンブレムがマツダエンブレムとなっているところが違う点。
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新型マツダファミリアバンの内装

とにかく働く人の車として開発されたモデルです。いろいろなところにドライバーの使い勝手を優先した装備が盛り込まれてもいますね。
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シガーライターソケットが、マルチホルダーの下に設置され、マルチホルダー下部のスリットからケーブルを引き出して、スマートフォンなどを充電することが可能。
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A4サイズのノートパソコンやお弁当などが置ける使い勝手抜群のテーブルは、非常に有効なスペース。
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フタの開閉で、小物から飲み物まで収納できるスペースに変。また上部に照明を設定しており、夜間の視認性もアップ。
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運転席の左側に設置したマルチホルダー。スマートフォンやメモ帳などが収められ、運転席からすぐそばにあるように設置。また、収納するモノの大きさに合わせて、幅の調整が可能(最大幅80mm×奥行き18mm)。
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新型マツダファミリアバンの安全装備

3つの衝突回避支援パッケージ ①プリクラッシュセーフティシステム
進路上の先行車をレーザーレーダーと単眼カメラで検出。衝突が予測される場合には、約15km/h~140km/hの車速域で警報を発して回避操作。たとえば停止車両に対し自車速度が30km/hの場合は、ブレーキの自動制御により約30km/hの減速を行い、衝突回避、あるいは衝突被害の軽減を支援。 ②レーンディパーチャーアラート
道路上の白線(黄線)をセンサーで認識し、ドライバーがウインカー操作を行わずに車線を逸脱する可能性がある場合、ブザーとディスプレイ表示による警報作動。 ③オートマチックハイビーム
ハイビームとロービームを自動で切り替え、夜間の歩行者などの早期発見をサポート。
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新型マツダファミリアバンのグレードと価格

DX
2WD(FF)1,500DOHC CVT 1,593,000円
4WD 1,500DOHC CVT 1,777,680円
VE
2WD(FF) 1,500DOHC CVT 1,664,280円
4WD 1,500DOHC CVT 1,834,920円
GX
2WD(FF) 1,500DOHC CVT 1,702,080円
4WD 1,500DOHC CVT 1,872,720円

まとめ

今まで日産からのOEMにて供給を受けていたファミリアバン。3代続けて供給を受けていましたが、この体制に幕を閉じました。Kんかいのフルモデルチェンジでは、トヨタからのOEMとなって登場しました。 一体どうして日産からトヨタに切り替わったのでしょうか?と筆者は素直に思いました。これは、筆者の想像の範囲でも有りますが、第一に安定供給(日産の検査員の問題で供給不安定になっていた)、第二にトヨタプロボックスのユーザー信頼の高さであると想像。 現在では、各メーカーがしのぎを削るだけでなく、お互いの良い商品をOEMで供給しあうという発想が主流にもなっております。マツダファミリアバンの今後も楽しみです。
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