人数が乗れるクルマがあれば、冠婚葬祭やお子さんの部活の送迎などの時にとても役立ちます。 しかし、めったにない機会のために大きなミニバンを買うのはちょっとムダな気がします。 そんな時は、ホンダのフリードが便利です。フィットをベースにしたコンパクトミニバンですが、小さいボディで7人も乗る事が出来ます。 初代ホンダフリードは中古価格も落ち着いてきて、今が買い時です。実際に乗ってみた感想をレビューします。
どんなクルマ?
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初代ホンダフリードは、2008年5月にホンダモビリオの後継車としてデビューしました。
フィットじゃ小さすぎるけど、ステップワゴンほどのサイズはいらないという顧客をターゲットとして開発されたコンパクトミニバンです。 2代目フィットをベースにしていますが、前輪以降のフロアパンを新規開発し、燃料タンクを2列目シート下に配置しました。 そのため背の高い荷物を収納するシートアレンジはできませんが、2列目シートの足元に余裕ができ、居住性が向上しています。 エンジンは1.5Lのみで、トランスミッションはFFはCVT、4WDは5速ATが搭載されています。
フィットじゃ小さすぎるけど、ステップワゴンほどのサイズはいらないという顧客をターゲットとして開発されたコンパクトミニバンです。 2代目フィットをベースにしていますが、前輪以降のフロアパンを新規開発し、燃料タンクを2列目シート下に配置しました。 そのため背の高い荷物を収納するシートアレンジはできませんが、2列目シートの足元に余裕ができ、居住性が向上しています。 エンジンは1.5Lのみで、トランスミッションはFFはCVT、4WDは5速ATが搭載されています。
初代ホンダフリードのここがイイ!!
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大きさを感じさせない挙動
同時期に販売されていた2代目フィットに比べるとボディサイズは二回りほど大きくなってはいますが、実に運転しやすいクルマに仕上がっています。
恐る恐る動かしてみると、まずステアリングの軽さに驚きます。
185サイズのタイヤを履いているとは思えません。電動パワステがかなりアシストしている印象です。 加速も軽快で、1.3tのボディの重さを感じさせません。
CVTも5速ATも、出だしのギア比は低く設定されているようです。 また、山道に持ち込んでそれなりのペースでコーナーを曲がっても、倒れそうになる感覚はありません。1,715mmの全高を持つクルマなのに驚きです。
185サイズのタイヤを履いているとは思えません。電動パワステがかなりアシストしている印象です。 加速も軽快で、1.3tのボディの重さを感じさせません。
CVTも5速ATも、出だしのギア比は低く設定されているようです。 また、山道に持ち込んでそれなりのペースでコーナーを曲がっても、倒れそうになる感覚はありません。1,715mmの全高を持つクルマなのに驚きです。
抜群の見切りの良さ
寝かされた大きなフロントウインドウ、細いAピラー、三角窓のおかげで、初代フリードは大柄なボディながらも見切りがとても良いです。
ノーズの先端は見えませんが、ボンネットはさほど長くないのですぐに感覚をつかむことができるでしょう。
前述の軽いステアリングのおかげもあり、狭い路地や駐車場での取り回しは楽々です。
2列目はキャプテンシートに限る
初代ホンダフリードは、2列目シートをキャプテンシートにするかベンチシートにする選ぶことができましたが、断然キャプテンシートの方が優れています。
燃料タンクが2列目シート下に位置していることもあり、足元も広々としています。
アームレストも付いており、長距離の移動でも疲れません。
アームレストも付いており、長距離の移動でも疲れません。
初代ホンダフリードのここはそうでもない…
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燃費
FF・CVTのモデルのカタログ燃費は16.4km/l、4WDになると14.0km/lと、決して良い数値とは言えません。
筆者は4WDモデルに乗っていましたが、長距離を走ってようやくカタログ燃費に達するかどうかだった記憶があります。
暖機運転が必要な冬場は、10km/lを切ることはざらにありました。
暖機運転が必要な冬場は、10km/lを切ることはざらにありました。
3列目の座り心地
3列目シートは頭上の空間が確保されており、居住性はそこまで悪いものではありません。
しかし、長時間座れるかと言えば正直遠慮したい所です。 突き上げ感はあまり感じませんが、2列目シートが近いのと燃料タンクのおかげで足の居場所に困るのとで若干の閉塞感があります。 また、ヘッドレストとリアガラスが近く、万が一追突されたらどうなるんだろう…と不安にもなります。
しかし、長時間座れるかと言えば正直遠慮したい所です。 突き上げ感はあまり感じませんが、2列目シートが近いのと燃料タンクのおかげで足の居場所に困るのとで若干の閉塞感があります。 また、ヘッドレストとリアガラスが近く、万が一追突されたらどうなるんだろう…と不安にもなります。
ふとした時に感じる余裕のなさ
初代ホンダフリードの利点としてイージードライブを挙げましたが、イージーすぎて簡単に限界域まで来ていた、という事が何度かありました。
追い越し車線があるきつめの上り坂で、もう少し加速しようと思ったら既に8割がたアクセルを踏んでいたとか、山道を走っていて少しペースを上げたらタイヤが鳴いたとか…
パワステのアシストや意外にホールド性の良いシート等のおかげで、限界域に達した事に気が付きにくいのですが、フィットをベースに重たくて背の高い上屋を乗せたため、限界域は決して高くありま
せん。
走りの性能を求めるのであれば、1クラス上のストリームやジェイドを購入する方が良さそうです。
まとめ
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初代ホンダフリードは、キャッチコピーの「This is サイコーにちょうどいいHonda!!」のとおり、通勤やお買い物から長距離ドライブまでオールマイティーに活躍できるクルマでした。
フィットをベースにしているため全長は確保できませんが、その代わりキャビンを上方向に伸ばすことにより大人が7人乗れるスペースを確保しています。
ミニバンが欲しいけど、駐車スペースの都合上ステップワゴンはちょっと…という人にとてもぴったりのクルマです。
人気車種だったこともあり、中古市場はタマ数豊富で選び放題です。また、年数の経過と2代目のデビューにより、価格帯が下がっており、今が買い時の様子です。
100万円の予算であれば、初期型の走行距離2万km前後の個体を狙うことができます。修復歴を気にしなければ、後期型の低走行の個体も射程圏内に入ります。
お子さんが大きくなり、コンパクトカーじゃちょっと手狭になってきたな…という方は、初代ホンダフリードを検討してみてはいかがでしょう?
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