2018年10月6日 更新

ニュルが国産車をダメにする!?

新車がデビューする際、“ニュルブルクリンク”という言葉が国内でもチラホラと聞こえてくるようになりました。ニュルブルクリンクとは、ドイツにある世界で一番過酷ともいえるサーキットの事です。ここを開発の舞台とすれば、どんなシチュエーションでも安定して走れる、強靭なクルマを開発できると言います。しかし、それは誰が望んでいる事なのでしょうか?どんなクルマができるのでしょうか?そのことについて考察したいと思います。

ニュルが国産車をダメにする!?

ニュルブルクリンクとは?

Circuit maps Nürburgring (46141)

ニュルブルクリンク(Nürburgring)とは、ドイツ北西部にあるサーキットの事で、1927年に作られた全長20.832kmの北コースと1984年に作られた全長5.1kmのGPコースの総称です。

単に「ニュル」とか「ニュルブルクリンク」と言われる場合は北コースの方を指す場合が多いです。

とにかく過酷なサーキットとして有名で、コース全体の高低差は300m、コーナーの数は172、路面は波打ち、ほこりっぽく滑る、エスケープゾーンが狭いなど、他のサーキットではありえない状況が揃っています。

ニュルは様々なレーシングゲームにも登場しているので、ゲーム内で走った事がある方もいると思いますが、とにかくコースが長く、すべて覚えきるのはとても難しいです。ちなみに、素人で1周10分を切ることが出来れば上出来なのだとか…

あまりにもタイトでテクニカルなため、レース中の事故が多発し、北コースでは1976年以降F1のレースは開催されていません。

このようにハードなレイアウトなので、クルマの総合性能が高くなければ良いタイムは出せません。そのため、国内外の自動車メーカーは新開発のクルマをここに持ち込み、テスト走行を行っています。

ニュルブルクリンクで開発するメリット

ニュルブルクリンク - Wikipedia (46142)

ニュルブルクリンクではエンジンのパワーだけでなく、高速コーナーから低速コーナーまで柔軟に対応できる足回り、強靭なボディ剛性が要求されます。

高速~低速コーナー、ジャンプスポット、激しいアップダウン、荒れた路面等、クルマをいじめるあらゆるシチュエーションが揃っているため、ここでクルマを開発すると世界のどこでも通用する実力を備えることができます。

ニュルブルクリンクで開発するデメリット

ニュルブルクリンク - Wikipedia (46143)

世界一過酷なサーキットで開発するのですから、デメリットなどあるはずがないとお思いの方もいるでしょう。

しかし、200km/hでも安定してコーナーを駆け抜けられるようなクルマを作り、それを市街地で走らせたらどうでしょう。

当然、レーシングカーのように車高は低くなるので、段差を気にして走行しなければなりません。

また、高速コーナーを安定して走行できる足回りとなればバネもショックも相当に硬く、凸凹や悪路などでは乗り心地が悪化します。

それに、今流行りの薄くてでかいタイヤを履かせたら、さらに乗り心地が悪くなってしまうでしょう。

このように快適性や使い勝手が悪化しても、足回りやシャーシ・ボディの補強等により、車両本体価格は高くなります。そして、メーカーは「世界のニュルで鍛えられた」と嘯くことでしょう。

筆者は速いクルマが大好きですが、ここには少し疑問を感じます。

特に最近のトヨタですが、C-HRやクラウンを買う層が、ニュル云々を重視するでしょうか…?
単純に、「ニュルでの開発」は付加価値=価格を上げる言い訳としてしか考えていないのでしょうか。

国産車の本来あるべき姿

クラウン B(2018年6月) のカタログ情報(10116443)|中古車の情報なら【グーネット】 (46147)

確かにニュルで鍛えた足やボディがあれば、国内でも安全マージンを多く取ったドライビングが可能であると言えます。

ただ、そのようなドライビングができる環境や腕を持つ人がどのくらいいるのでしょう?そもそも、200km/hで駆け抜ける高速コーナーはあるでしょうか?

元来、日本の国内市場はガラパゴスと言われていますから、売れているからと言って欧州メーカーの真似はせず、過去に立ち返り、売れていたのはどんなクルマなのかをよく分析するべきです。

どう頑張ってもトヨタはBMWやメルセデスにはなれません。真似をしてみたところで、それは劣化コピーでしかないのです。

ニュルで開発した現行クラウンにしたって、スポーツ色を前面に押し出してきたのはどうかと思います。
今までは純和風高級セダンだったのに、新型はアウディA7のようなファストバック風シルエットを与えられています。

これはまるで、革靴をランニングシューズに作り替えるようなものです。どう頑張っても最初からランニングシューズとして作られたものの方が性能はいいはずです。

ユーザー層を若返らせるための施策のようなので、古くからのユーザー層は離れてしまうことでしょう。これで離れてしまった昔からのファンが、BMWやメルセデスを購入していたら面白いのですが…

まとめ

C−HR G(2016年12月) のカタログ情報(10107793)|中古車の情報なら【グーネット】 (46145)

ニュルブルクリンクは世界で唯一のハイスピード&テクニカルなサーキットです。

ここでクルマを開発すれば、確かに優れたものができるでしょう。

しかし、快適性を犠牲にしてまで走り性能を追求するのはいかがなものでしょうか。スポーツカーや、スポーツグレードなら理解はできますが、それ以外のクルマでそんなことをするのは正直ムダと言っても差し支えないのではと思います。

本当にクルマの基本性能を上げたいと思ってニュルを走りこむのは大歓迎ですが、自動車メーカーが上げたいのは性能よりも値段なんじゃないかと邪推してしまいます。
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