アウディ A1はアウディにおけるエントリーモデルでありコンパクトカーに属するクルマですが、そのクオリティはコンパクトカーのそれを大きく超えています。小さなボディにアウディの魅力が詰まったA1をご紹介します。
アウディ A1には2つのボディタイプが存在
via www.audi.co.jp
アウディ A1はアウディがラインアップする中では最も小さく、最も価格が抑えられたエントリーモデルとして位置づけられています。しかしアウディらしくエクステリア・インテリア・そして走行性能においてもプレミアムブランドに恥じない魅力を醸し出しています。
そんなA1には二つのボディタイプが存在します。クーペスタイルかつ塊感がギュッと凝縮された3ドアモデルと、実用性も兼ね備えた5ドアモデルです。それぞれに焦点を当てて魅力を探ってみたいと思います。
アウディ A1
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A1は3ドアハッチバックと呼ばれるカテゴリーに分類されますが、ちょっと背の高いクーペを思わせるデザインはアウディらしさが凝縮されていて見事な塊感を演出しています。
グレードと価格は以下の通りです。
・1.0 TFSI S tronic…2,490,000円
・1.0 TFSI sport S tronic…2,650,000円
・1.4 TFSI cylinder on demand S tronic…3,290,000 円 この「1.0 TFSI S tronic…2,490,000円」が最も価格が低いアウディラインアップということになります。 全てFWD(前輪駆動)のみの設定で、グレード名の数値にもある通り、エンジンは1.0Lと1.4Lモデルが用意されています。 ボディサイズは3,985(全長) × 1,740(全幅) × 1,425(全高)mmとなっており、日本においては3ナンバーであるものの、全体を通してみるとコンパクトカークラスであることがわかります。 車両重量は1.0Lモデルが1,120kg、1.4Lモデルが1,220kgと軽量です。
そして意外と見落としがちですが、A1の乗車定員は4名となっています。
・1.0 TFSI sport S tronic…2,650,000円
・1.4 TFSI cylinder on demand S tronic…3,290,000 円 この「1.0 TFSI S tronic…2,490,000円」が最も価格が低いアウディラインアップということになります。 全てFWD(前輪駆動)のみの設定で、グレード名の数値にもある通り、エンジンは1.0Lと1.4Lモデルが用意されています。 ボディサイズは3,985(全長) × 1,740(全幅) × 1,425(全高)mmとなっており、日本においては3ナンバーであるものの、全体を通してみるとコンパクトカークラスであることがわかります。 車両重量は1.0Lモデルが1,120kg、1.4Lモデルが1,220kgと軽量です。
そして意外と見落としがちですが、A1の乗車定員は4名となっています。
アウディ A1 Sportback
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続いて5ドアを見てみましょう。A1の5ドア仕様は「Sportback」と呼ばれています。
グレードと価格は以下の通りです。
・1.0 TFSI S tronic…2,690,000円
・1.0 TFSI sport S tronic…2,850,000円
・1.4 TFSI cylinder on demand S tronic…3,490,000円 Sportbackも全てFWD(前輪駆動)のみの設定で、繰り返しになりますがエンジンは1.0Lと1.4Lモデルが用意されています。 実はA1の3ドア仕様のプラス20万円高という価格設定です。
・1.0 TFSI sport S tronic…2,850,000円
・1.4 TFSI cylinder on demand S tronic…3,490,000円 Sportbackも全てFWD(前輪駆動)のみの設定で、繰り返しになりますがエンジンは1.0Lと1.4Lモデルが用意されています。 実はA1の3ドア仕様のプラス20万円高という価格設定です。
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さらにSportbackのみ特別仕様車として、「Audi A1 Sportback midnight limited」が限定375台でラインアップされています。他の車種で言う「S line」に相当し、こちらは1.4Lモデルと同じ3,490,000円ですが、搭載エンジンは1.0Lとなっています。
ボディサイズは3,985(全長) × 1,745(全幅) × 1,440(全高)mmと少しだけA1より大きいのですが、後席の居住性の向上以外、使用感はほぼ変わらないでしょう。全長が全く同じなのはアウディの巧みなクルマ作りを感じさせます。
車両重量は1.0Lモデルが1,140kg、1.4Lモデルが1,240kgとA1比較で20kg増しで抑えるなどやはり軽量です。
そして一番の違いのもう一つが乗車定員で、A1 Sportbackの乗車定員は5名となっています。
そして一番の違いのもう一つが乗車定員で、A1 Sportbackの乗車定員は5名となっています。
インテリア
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ここからはA1・A1 Sportbackを同時に見ていきましょう。
自動車大国ドイツではエントリーモデルでも手を抜けません。むしろエントリーモデルにも力を入れられるこそ今後のユーザーが育つ…そのような信念が伝わる程の質感を実現させています。
そこは日常から100㎞/hオーバーが当たり前の世界。インテリアにコストを割くとやがて各部品・パネルから不快な軋み音や振動が発生します。「入り口」から徹底的に質感を追求することでプレミアムブランドの地位を築き守り抜いている姿勢を感じることができます。
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日本においては価格を考慮すると、正直この程度の質感はほしいと感じるところですが、しかしそれは日本メーカー勢が各カテゴリー、客層に合わせるクルマ作りに長けていることを意味します。
ある程度メーカー内で繋がりを感じさせるドイツ車に対し、車種によりバラバラで統一感を感じさせない日本車という図式ができるのも納得です。 そのような目線で見ると、A1を所有する喜びというのは所有してみないとイメージすら湧かないのかもしれません。
ある程度メーカー内で繋がりを感じさせるドイツ車に対し、車種によりバラバラで統一感を感じさせない日本車という図式ができるのも納得です。 そのような目線で見ると、A1を所有する喜びというのは所有してみないとイメージすら湧かないのかもしれません。
エンジン
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エンジンは先に述べている通り、2種類で構成されています。
1.0 TFSI
1Lモデルはアウディ初の直列3気筒直噴ターボエンジンです。
アウディと言うと縦置きエンジンを思い浮かべますが、A1はフォルクスワーゲン ポロと共通のプラットフォームを採用していますので横置きエンジンとなります。 【エンジンスペック】
排気量:999 cc
最高出力 (kW[PS]/rpm):70kw[95PS]/5000
最高トルク (N・m[kgf・m]/rpm):160[16.3]/1500
燃費:22.9 km/L 最大トルクは自然吸気エンジン1.5Lクラスに匹敵します。車両重量が軽量なので軽快に走ってくれそうですが、3気筒エンジンの弱点として4気筒エンジンと比較すると振動が伝わりやすい点が挙げられます。この部分は試乗する際によくチェックするべきでしょう。 駆動方式はFWDながらも7速Sトロニック(デュアルクラッチトランスミッション)を採用しているので走りに磨きがかけられています。大排気量・大トルクエンジンではないので相性も良いでしょう。電光石火の変速で機敏な走りが期待できます。 しかし個人的には街中をメイン、あるいは女性ユーザーに適したスペックとお伝えします。
アウディと言うと縦置きエンジンを思い浮かべますが、A1はフォルクスワーゲン ポロと共通のプラットフォームを採用していますので横置きエンジンとなります。 【エンジンスペック】
排気量:999 cc
最高出力 (kW[PS]/rpm):70kw[95PS]/5000
最高トルク (N・m[kgf・m]/rpm):160[16.3]/1500
燃費:22.9 km/L 最大トルクは自然吸気エンジン1.5Lクラスに匹敵します。車両重量が軽量なので軽快に走ってくれそうですが、3気筒エンジンの弱点として4気筒エンジンと比較すると振動が伝わりやすい点が挙げられます。この部分は試乗する際によくチェックするべきでしょう。 駆動方式はFWDながらも7速Sトロニック(デュアルクラッチトランスミッション)を採用しているので走りに磨きがかけられています。大排気量・大トルクエンジンではないので相性も良いでしょう。電光石火の変速で機敏な走りが期待できます。 しかし個人的には街中をメイン、あるいは女性ユーザーに適したスペックとお伝えします。
1.4 TFSI
続いて1.4Lモデルです。こちらは直列4気筒直噴ターボエンジンです。エンジン搭載方法も1.0Lエンジンと同じく同じく横置きとなります。
【エンジンスペック】
排気量:1,394 cc
最高出力 (kW[PS]/rpm):110[150]/5000
最高トルク (N・m[kgf・m]/rpm):250[25.5]/1500
燃費:21.1 km/L km/L 最大トルクは自然吸気エンジン2.5Lクラスに匹敵します。こちらも車両重量が軽量なので1.0モデルよりさらに軽快に走ってくれそうです。ロングドライブがメインな方はこちらを選択するとよいでしょう。 実は1.0Lと全く同じ走り方をするだけで瞬時にスペック差を感じることができます。さらに1.0Lモデルではアクセルを深く踏み込む場面でも、1.4Lモデルならば軽く踏み込むだけで十分な力を発揮します。実燃費もその分向上するでしょう。思ったほどの差は出ないはずです。 駆動方式は同じくFWDで、同じく7速Sトロニック(デュアルクラッチトランスミッション)を採用しています。
私個人としては1.4Lモデルをお勧めしたいと思います。
排気量:1,394 cc
最高出力 (kW[PS]/rpm):110[150]/5000
最高トルク (N・m[kgf・m]/rpm):250[25.5]/1500
燃費:21.1 km/L km/L 最大トルクは自然吸気エンジン2.5Lクラスに匹敵します。こちらも車両重量が軽量なので1.0モデルよりさらに軽快に走ってくれそうです。ロングドライブがメインな方はこちらを選択するとよいでしょう。 実は1.0Lと全く同じ走り方をするだけで瞬時にスペック差を感じることができます。さらに1.0Lモデルではアクセルを深く踏み込む場面でも、1.4Lモデルならば軽く踏み込むだけで十分な力を発揮します。実燃費もその分向上するでしょう。思ったほどの差は出ないはずです。 駆動方式は同じくFWDで、同じく7速Sトロニック(デュアルクラッチトランスミッション)を採用しています。
私個人としては1.4Lモデルをお勧めしたいと思います。
まとめ
確かにコンパクトカーとして括ればその価格は割高感さえ感じてしまいます。エントリーグレードでもトータル価格は300万円前後となるでしょう。
しかしプレミアムブランドに見合ったインテリア・走行性能・そしてエクステリアを兼ね備えたA1はある意味で贅沢な選択肢と言えます。 周囲と違った選択肢を好むならば、ぜひ一度覗いてみてはいかがでしょうか。
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しかしプレミアムブランドに見合ったインテリア・走行性能・そしてエクステリアを兼ね備えたA1はある意味で贅沢な選択肢と言えます。 周囲と違った選択肢を好むならば、ぜひ一度覗いてみてはいかがでしょうか。