個性派快速ワゴン!Mini John Cooper Works Clubmanの魅力

ミニバンとSUV全盛の今ですが、ステーションワゴンも根強い人気があります。人を乗せて荷物も積みたいから大きいクルマが良いけど、駐車場の都合で背の高いクルマを所有できないとなるとステーションワゴンがベストな選択肢です。ステーションワゴンは質実剛健なものもあればスポーティーで速いものもあります。ですが、個性的なものはなかなかありません。今回は、個性的かつスポーティーなステーションワゴン「Mini John Cooper Works Clubman」をご紹介します。

John Cooperって誰?

JOHN COOPER WORKS │ MINI Japan (69120)

ジョン・クーパー氏は、1950年代にイギリスで活躍したチューナーで、レーシングカー製作の会社を運営し、当時のF1にも参戦して素晴らしい成績を上げていました。 そのクーパー氏が、1959年に登場したミニに注目しました。小さくて機敏な実用車に、スポーツ性を見出したわけです。そしてメーカーと提携し、1961年に限定1,000台でクーパー氏チューンのミニが発売されました。これが一般に言われる「ミニクーパー」です。 その後のミニクーパーの人気はご存知の通りで、本来はモデル名なのですがクルマそのものの名前だと思っている人がいるくらいです。 ジョン・クーパー氏は1960年代半ばにはモータースポーツの世界から手を引くことになりましたが、その後もクーパー氏の名前はミニのグレード名として引き継がれていくことになりました。

スペック

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全長×全幅×全高:4,275mm×1,800mm×1,470mm
ホイールベース:2,670mm
最小回転半径:5.5m
車両重量:1,600kg
エンジン:B48A20E型 直列4気筒DOHC MINIツインパワーターボ
総排気量:1,998cc
出力:306ps/5,000rpm 45.9kg-m/1,750~4,500rpm
燃料タンク容量:48L
トランスミッション:8速AT
駆動形式:4WD
タイヤサイズ:225/40R18 アレック・イシゴニス氏とジョン・クーパー氏がご存命であれば「これもうMINIじゃないじゃん」と突っ込まれそうなボディサイズですが、時代の要求に伴いクルマは変化し続けるものです。 このクルマは2019年10月2日、改良モデルとして発表されました。
まず目を引くのは306ps・45.9kg-mというミニには似つかわしくないパワーです。強化クランクシャフトや専用ピストン、改良されたタービンなどのおかげで、従来モデルを75psも上回るパワーが与えられています。
これにより、最高速は250km/h、0-100km/hの加速は5.1秒と、スポーツカー並みの性能を実現しています。 その割に燃費はWLTCモードで12.1km/l、市街地8.9km/l、郊外12.3km/l、高速道路14.2km/lと、とても良好な数字が並んでいます。適切に制御された8速ATの恩恵ですね。 これに伴い駆動系も強化されており、機械式のフロントディファレンシャルロックやロックアップ機構・ローンチコントロール付きの8速AT、従来モデルよりも大型化されたブレーキなどが装備されています。 これだけの性能と個性的な見た目を手に入れるためには605万円を払う必要がありますが、カタログを見るとレザーシートやアルミホイールにトリムなど、豊富なオプションが用意されています。
どれもこれも更に個性を引き立たせる素晴らしいものばかりですので、おそらく定価では済まないでしょうね…

打倒ゴルフRヴァリアント

ゴルフRヴァリアント(フォルクスワーゲン)のモデル・グレード別カタログ情報|中古車の情報なら【グーネット】 (69123)

このクラスの輸入車のスポーティーなステーションワゴンとなると、ゴルフRヴァリアントがライバルになるでしょう。
あちらのサイズは全長4,595mm×全幅1,800mm×全高1,465mmでほぼ同じ、エンジンは直4ターボで310ps・40.8kg-mとこちらもほぼ同じ、駆動形式は4WDでこちらも同じ、価格は約580万円で若干安いくらいです。 ゴルフの方はスマートなエクステリアが与えられていますが、こちらは主張の塊みたいなものです。ミニを選ぶのを躊躇する方もいるでしょう。 しかし、クルマは安い買い物ではありません。普通の人にとってはそうそう簡単に買い換えられるものではないはずです。だからこそ、無難に収めるのではなく自分なりのステートメントとして選ぶことがあってもいいはずです。 同じような性能であれば、「個性」という付加価値を持つミニには大きなアドバンデージがあるように思えます。

まとめ

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ミニクラブマンジョンクーパーワークスは、見た目に恥じないパワーを持った快速ステーションワゴンでした。 他人と同じクルマが嫌で、なおかつ速いクルマが欲しい!という人にはうってつけのクルマです。 エクステリアが個性的なので躊躇するかもしれませんが、ファッションの一部として捉え、クルマに合わせて自分のスタイルを変えてみるのも面白いかもしれません。 オシャレな人にはもちろん、オシャレになってみたい人にもオススメできる一台です。
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