あの頃に戻ったかのような懐かしさに、新しい雰囲気を味付けして限定数量で登場!フィアットチンクエチェントNUOVA500誕生60周年記念として設定されているとの事。
モチーフになっているNUOVA500って
初代のフィアット500は、1936年に登場し1955年までの間生産・販売されたロングランモデルであります。当時の自動車の中では、高度なメカニズムを多数取り入れ、戦前・戦後を通じて大きな商業的成功を収めたモデルでもあります。
初代から形も機構も大きく変えて登場したのが、新フィアット=FIAT NUOVA 500となっております。二代目というよりも新しいフィアットとしての位置づけが強く、さらに本国だけでなく各国で今でも愛され続けております。
NUOVA500から始まったこのモデルは、後に多数のラインアップを多岐にわたり構成していきました。500F、500L、500RにバンタイプのFiat 500 Servizio、Fiat 500 GiardinettasとNUOVAを基本としながらいろいろなモデルへ進化。
リアエンジン・リアアクスル(RR)構造の4人乗り、そしてなんともいえないファニーな顔立ちに、ファニーなフォルム。このデザインを気に入って、今だなお乗っている日本人も多くいると思います!
1957年に登場して、60年を迎え新生フィアットチンクエチェントにて、当時のNUOVAを髣髴させるモデルを登場させることとなりました。なんともいえない懐かしさの中に、今風の新しさを加えているとの事。
フィアット チンクエチェント アニベルサリオのエクステリア
エクステリアカラーは、ズバリ2色をご用意。
グリーンティーリーフ100台とオレンジ300台となっております。非常に柔らかいカラーリングとなっており、このカラー1つで懐かしさを表現してもいますね!
キャッチフレーズは、「あの頃と、これからを走ろう!」Anniversarioは、イタリア語で「記念日」を意味する言葉で、なつかしいのに、新しいをモチーフにして、さらに60周年をお祝いしましょうと発したい雰囲気に!
エクステリアで非常に興味あるのは、サンルーフ。前半分がサンルーフになっていることが、ユーザーには非常にありがたい装備。
フィアット チンクエチェント アニベルサリオの特別装備
フィアットのビンテージロゴがあしらわれ、エンジンフードにクロームラインも与えられております。こういったラインの構成やロゴで、懐かしさ感をアップ。
リアにもビンテージロゴがあしらわれており、アニベルサリオのディテールエンブレムも装備することで、特別感をも生み出していますね。
16インチビンテージスタイルアルミホイールは、今風の仕上げとせずに昔風の仕上げにこだわっているのでしょう!
これに合わさるタイヤサイズは、195/45R16となっており今風。エクステリアのレトロ感を引き立てる足回りに、最近のタイヤサイズになっていることでしょう。
フィアット チンクエチェント アニベルサリオの特別内装
エクステリア色に併せたシートカラーコーディネイトが施されていますね。レトロ感とシンクロ感の両方を兼ね備えているのではないでしょうか?
インパネ関連もエクステリア色にシンクロした仕様になっており、レザーステアリングの中央に配置されたロゴは、勿論ビンテージ仕様となっています。
インテリアからも特別仕様感がふんだんに味わえ、記念仕様車であることに重きをおいて作りこみがされている事と考えます。
助手席側(日本仕様は右ハンドル)のインストルメントパネルも、当然エクステリアカラー同色となっており、隣に乗っている人も、記念車であることを認識でき、インテリア全体がレトロモダン風に!
専用フロアマットには、アニベルサリオのロゴがあしらわれており、細部にも気を配って作りこみをされていることが、伺えますね。
フィアット チンクエチェント アニベルサリオの主要緒元等
1,240㏄直列4気筒 SOHC 8バルブエンジンを採用。組み合わされるミッションは、ATモード付5速シーケンシャル。無鉛プレミアムガソリン仕様で、燃費はJC08モードで19.4㎞/Lとの事。
直列2気筒8バルブ マルチエア インタークーラー付ターボのパワートレインを採用せずに、4気筒エンジンを採用している点が、今回の懐かしいと新しいの中で、後者にあたる部分ではないでしょうか?!
まとめ
小売希望価格が、税込みで2,365,200円との事です。限定400台の販売数量となっており、2カラーでのモデル数割り振りが、グリーンティーリーフ100台とオレンジ300台となっております。
この100台・300台の違いがユーザーの嗜好とどうシンクロしてくるかも非常に興味がわくところでもあります。もともとフィアットでは、いろいろな企画として特別仕様車を世に放っているメーカーでもあります。
今回の60周年記念車は、エクステリアだけでなく、内装関連も専用品が多く搭載され、エンブレムやロゴまでも専用となっている点がポイント。お気になった方は、是非この機会に一度見に行っては如何でしょう!
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