今や少数派となった5ナンバーのワゴンがカローラフィールダーです。扱いやすいサイズで多くのファンを獲得しています。
5ナンバーの守り神?
via toyota.jp
現行型のカローラフィールダーはカローラツーリングワゴンから2000年8月に同名称となって以来通算3代目となっています。平成生まれの5ナンバーワゴンであるフィールダーを買うチャンスはこれが最後になるかもしれません。
5ナンバー車は、日本の使用環境に最適な車とされています。全長が4.7m、全幅1.7m以下に収まるというサイズです。最近の表通りの道幅は確かに広くなっていますが、古い住宅街や裏道などは相変わらず狭い道が多いと思います。普段の買い物や近場へのお出かけで利用する駐車場も、5ナンバーサイズの全幅を基準に設計されている施設がまだまだ多いものです。
何より5ナンバー車なら小回りの利きが良く、一部のミニバンは例外ですが、大半の車種は最小回転半径が5.3m以内で、右折車線からのUターンでも容易です。駐車時に切り返しをする回数も確実に少ないはずです。更に5ナンバー車に車幅なら左側のフロントピラーも視野に適度に入るので、ボンネットの見えない車でも車幅が分かりやすいのです。
ちなみに5ナンバー車というのは、ほぼ国内市場を重視したクルマです。フィットなどもグローバルカーなのですが、それでも開発段階においては日本のユーザーも視野に入れています。もちろんカローラもそうであり、特にセダンのカローラアクシオのユーザーは60歳以上が多くて、3ナンバー車は運転しにくいというイメージを強く持っている傾向にあります。
どんどん減ってきている5ナンバー車ですが、カローラは5ナンバーの守り神として、そのサイズを守ってもらえないかと考えるのは私だけではないでしょう。カローラスポーツは既に3ナンバーになっていますし、これをベースにカローラフィールダーが登場するなら、それこそ5ナンバーのフィールダーを買うチャンスはこれが最後になるかもしれないのです!
カローラ伝統のワゴン
via www.goo-net.com
現行のカローラフィールダーは2012年5月に発売されました。車体は大きくなることはなく、
むしろ4360×1695×1475mmというサイズは先代よりも60mm短くなっているのです。しかし、リアニースペースは40mm拡大され、ラゲッジスペースも90mm長くなるなど、ワゴンならではの効率や使い勝手が高められているのです。 ショートノーズ、ロングキャビンという正統派シルエットで、カローラ伝統のワゴンは確実にレベルアップされました。エンジンは1500cc、1800ccの2種類でした。
むしろ4360×1695×1475mmというサイズは先代よりも60mm短くなっているのです。しかし、リアニースペースは40mm拡大され、ラゲッジスペースも90mm長くなるなど、ワゴンならではの効率や使い勝手が高められているのです。 ショートノーズ、ロングキャビンという正統派シルエットで、カローラ伝統のワゴンは確実にレベルアップされました。エンジンは1500cc、1800ccの2種類でした。
via toyota.jp
ハイブリッドは2013年8月に登場。
ハイブリッドシステムは3代目プリウス、アクアと同様で「リダクション機構付THS-II」の採用で、JC08モードは33.8km/Lという低燃費です。
2015年4月にはマイナーチェンジが行われ、現在のデザインになっています。高熱効率・低燃費エンジンの1.5L新開発エンジンも加わり、これも23.0km/Lという低燃費を実現しています。
また、複数の安全装備をパッケージ化した「Toyota Safety Sense C」がトヨタで初採用されています。
熟成されたハイブリッド
via toyota.jp
モーターとエンジンの長所を最大限に活かしながら、優れた走りと低燃費を両立するTHSⅡはトヨタならではの自慢のシステムです。モーターやエンジン、インバーターなどの制御は更に改良されて燃費性能を高めています。
ハイブリッドシステムで最高出力 73kW(100PS)です。
ハイブリッドシステムインジケーターには、ハイブリッドシステムの出力、充電状態がリアルタイムに表示され、エコエリア内にバーを収めるように環境に配慮した走りが誰でもできます。
質感と高効率の室内
via toyota.jp
インパネの質感も充分に高く、オーソドックスな機能性を感じさせます。
ハイブリッド専用メーターは、ブルーの文字盤が先進性を演出し、エンジン回転がひと目で分かるタコメーターも搭載しています。ステアリングのDISPスイッチで表示の切り替えができるカラーTFTマルチインフォメーションディスプレイには、多彩な運転情報が表示されます。
via toyota.jp
たっぷり積めるラゲージルームは、スペースのさらに大きな「6:4分割モード」と「フラットモード」にワンタッチで変えられ、非常に便利です。
また、カローラフィールダーのラゲージルームは、大人5人が座った状態でも、ゴルフバッグが4個入ります。
via toyota.jp
トールタイプのワゴンではありませんが、872Lもの大容量なので、大きくてかさばるものでもたっぷり積めます。これはワゴンには絶対欠かせないポイントでもあります。
万全の安全機能
via toyota.jp
カローラ フィールダーは、政府が交通事故防止対策の一環として普及啓発している「セーフティ・サポートカーS<ベーシック+>、セーフティ・サポートカー」 です。
自動被害軽減ブレーキ、ペダル踏み間違い時加速抑制装置などの安全運転支援装置を搭載、高齢者を含むいろいろなドライバーをサポートします。
インテリジェントクリアランスソナーは、センサーが低速走行時に、進行方向に静止物を検知するとブザーでドライバーに警告しエンジン出力も抑えます。
Toyota Safety Sense(衝突回避支援パッケージ)は、3つの先進安全機能をパッケージ化しています。このあたりはさすがにトヨタです。
高いコストパフォーマンス
via toyota.jp
さて価格設定ですが、1.5Xなら約166万円、HYBRIDは約223万円からということで、ライバル車としては、ホンダ・シャトル、日産・ウィングロードとなるでしょう。
ウイングロードの現行車は2005年登場と設計が古く比較にはならないでしょう。ただし、ホンダ・シャトルとはいい勝負なので、現車をじっくり比較してみて下さい。
]]>