電気でもガソリンでも走れるプラグインハイブリッド車は、国内では数こそ少ないですが魅力的な車ではあります。今回はその中でも三菱のアウトランダーPHEVの魅力に迫っていきます。
アウトランダーPHEVってどんな車?
アウトランダーPHEVは三菱が2013年から販売しているプラグインハイブリッドSUV車です。
プラグインハイブリッド車ではない通常のアウトランダーは2005年から販売されており、現行モデルは2代目のモデルとなっており、この2代目がアウトランダーPHEVのベースになっています。
国内の量産型プラグインハイブリッド車はトヨタのプリウスPHVとこの三菱のアウトランダーPHEVのみとなっており、まだまだ一般に多くの人に普及していないというのが現状です。
しかし、電気がなくなってもガソリンで走れる安心感と、EV走行時に電気自動車としての走行性能はプラグインハイブリッド車でしか味わえない魅力になっています。
アウトランダーPHEVの外観
アウトランダーPHEVの外観は、SUVらしい車高の高さと大きな車体が魅力です。地上からボディーまでの高さが190mmもあるので、険しい山道でもしっかり走ってくれます。
力強いフロントフェイスも魅力的で、世のお父さんが乗りたくなるようなカッコいいデザインになっていますね。家族でキャンプなどのアウトドアに出かけるには最適な車です。
アウトランダーPHEVの内装
アウトランダーPHEVの内装は高級感があり上質な感じがします。車体が大きいので室内空間にも十分なゆとりがあります。家族でのお出かけも快適なドライブで楽しむことが出来ます。
収納スペースも広く、ゴルフバックが3つ入るほどの余裕のスペースなので、ある程度大きな荷物も積めますし、小さな荷物ならば大量に積むことも可能です。
メーター類もプラグインハイブリッド車らしい青を基調とした先進的なデザインです。左側のメーターは走行時にエコ運転が出来ているかの指標にもなり、ガソリンを極力使用しないエコ運転を心がける人には嬉しいメーターですね。
アウトランダーPHEVの走行性能
二つのモーターを前後に配置し、バッテリーを中央床下に置くことで、低重心で安定した走行が可能です。
またこのアウトランダーPHEVは4WDでの走行が基本となる車両運転統合制御システムであるS-AWCを採用している点が大きな特徴です。4WDにすることで、意のままの操縦性と圧倒的な安定感のある走りを実現しました。
さらに走行状況によってセレクト出来る4つのドライブモードも備わっており、通常時のNORMALモード、悪路での走破性を高めるLOCKモード、滑りやすい路面の走行に対応出来るSNOWモード、高速道路などのスピードが必要なシーンで活躍するSPORTモードがあります。
この4WDの走行プラスこのドライブモードを状況に応じて使い分ければ、たいていの道は快適に走破することが可能です。
アウトランダーPHEVの価格
アウトランダーPHEVの価格は3,939,840円(G Limited Edition)~5,090,040円(S Edition )になります。
少し高めですが、SUV車のプラグインハイブリッド車がこの価格は妥当かなという気がします。トヨタのプリウスPHVも約350万円なので、SUVを選ぶ長所などを考えると納得はできる価格です。
ただハイブリッド走行時の燃費がJC08モードで最大18.6km/Lなので、もう少し改善が必要かと思われます。EV走行では最大65.0km走行可能で、これはトヨタのプリウスPHVとほぼ同じぐらいの走行距離を実現しています。
まとめ
今回は三菱のアウトランダーPHEVの魅力を紹介してきました。
電気でもガソリンでも走行出来て、SUVの利点でもある悪路の走行も容易という点は、大きな魅力ですね。トヨタのプリウスPHVも良い車ですが、アウトドアによく出かける人にはこのアウトランダーPHEVをオススメします。
是非一度試乗してみてはいかがでしょうか?
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