マツダは、3列シートクロスオーバーSUV「マツダCX-8」を商品改良し、25日より予約受注を開始し、11月29日より発売することを発表しました。今回の改良では、2.5Lと2.5Lターボの2種類のガソリンエンジンを追加しています。
3種のパワーユニットを揃えて対応
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今回の商品改良では、これまでクリーンディーゼルエンジンだけだったエンジンバリエーションに、2.5Lと2.5Lターボの2種類のガソリンエンジンを設定し、クリーンディーゼルと合わせて一気に3種のパワーユニットを揃えることで、ユーザーのライフスタイルや好みにあった最適な一台を選ぶことが出来るようになりました。
新型CX-8のメーカー希望小売価格は、2.5Lガソリンエンジン搭載車が2,894,400~3,758,400円、2.5Lガソリン直噴ターボ搭載車が3,742,200~4,244,400円、そして2.2Lクリーンディーゼル搭載車は3,607,200~446,040円となります。
注目は2.5L直噴ガソリンターボ
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CX-5にも設定された2.5L直噴ガソリンターボエンジン「SKYACTIV-G 2.5T」は、低速から中速、さらには高速域まで意のままに加速し、力強く上質な走りを実現するのが特徴。これに対し、自然吸気の2.5L直噴ガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.5」は、アクセル操作に正確に反応し扱いやすさを追求。また、低速域でも安定して高トルクを発生させるため、気筒休止機能は設定されていないのがアテンザやCX-5との違いとなります。
【ガソリンターボエンジン新搭載】CX-8 発表前シークレット試乗会 / マツダ公式
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CX-8のエンジン別スペック
「SKYACTIV-G 2.5T」2.5L直噴ガソリンターボエンジン
・最高出力169kW〈230PS〉/4,250rpm
・最大トルク420N・m〈42.8kgf・m〉/2,000 rpm
・JC08モード:13.4㎞/L
・WLTCモード:12.4㎞/L 「SKYACTIV-G 2.5」 自然吸気2.5L直噴ガソリンエンジン
・最高出力140kW〈190PS〉/6,000rpm
・最大トルク252N・m〈25.7kgf・m〉/4,000 rpm
・JC08モード:12.0㎞/L
・WLTCモード:11.6㎞/L 「SKYACTIV-D 2.2」 2.2Lクリーンディーゼルエンジン
・最高出力140kW〈190PS〉/4,000rpm
・最大トルク450N・m〈45.9kgf・m〉/2,000 rpm
・WLTCモード:15.4~15.8㎞/L
・最高出力169kW〈230PS〉/4,250rpm
・最大トルク420N・m〈42.8kgf・m〉/2,000 rpm
・JC08モード:13.4㎞/L
・WLTCモード:12.4㎞/L 「SKYACTIV-G 2.5」 自然吸気2.5L直噴ガソリンエンジン
・最高出力140kW〈190PS〉/6,000rpm
・最大トルク252N・m〈25.7kgf・m〉/4,000 rpm
・JC08モード:12.0㎞/L
・WLTCモード:11.6㎞/L 「SKYACTIV-D 2.2」 2.2Lクリーンディーゼルエンジン
・最高出力140kW〈190PS〉/4,000rpm
・最大トルク450N・m〈45.9kgf・m〉/2,000 rpm
・WLTCモード:15.4~15.8㎞/L
G-ベクタリングコントロールは「プラス」に、安全性能も向上
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さらに、「G-ベクタリング コントロール(GVC)」は、「G-ベクタリング コントロール プラス(GVC プラス)」へと進化し、高速走行での車線変更時や滑りやすい路面での車両の挙動を安定させ安心感を高めています。
また、アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(衝突回避軽減ブレーキ)に夜間時の歩行者認知機能を追加させ、360°ビュー・モニターを25S L Package、25T L Package、XD L Package、XD PROACTIVEの各グレードに標準設定。その他のグレードにもメーカーオプション設定し、対象を全グレードに拡大することで、安全性能を高めています。
インテリアも質感と機能が向上
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そのほかインテリアでは、エアコンパネルデザインと各種スイッチ・ダイアルのデザインを一新し、質感と操作性を向上、17インチと19インチアルミホイールの塗装を新色に変更するなど、品質感が向上。さらに、コネクティビティシステム「マツダ コネクト」がアップルカープレイとアンドロイドオートに対応しました。
そして、最上級仕様の「Lパッケージ」では、7インチマルチスピードメーターの採用や、インテリア照明の色味・配光の変更、そして、不快な熱気を吸い出す「シートベンチレーション」機能を搭載する等により質感も向上させています。
まとめ
最近のマツダ車オーナーにとっては、慣れっこにというか諦めにも似た思いがあるでしょうが、CX-8初の本格的改良はやはり、ビックチェンジでありオーナーを驚かせたでしょう。いずれは出るとは思っていたガソリンエンジン車が、発売後一年で2種類も追加設定されたのですから。
スペックを見て興味深いのは、2.5L直噴ターボガソリン車とクリーンディーゼル車のスペックが似ていることです。高トルクが自慢のクリーンディーゼルと2.5ターボのトルクが、同じ数値なのです。もちろん、ディーゼルの方が低回転からという性格の違いはありますが、これはCX-5同様に選ぶのは難しくなります。価格もダブッており、もはやディーゼル好きかディーゼル嫌いかという選び方しかないようです。
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