100万円で買える!コスパ抜群の中古車選び!日産ティーダ

クルマが欲しいけど、新車はちょっと予算が…という方へ。手頃な中古車はいかがでしょう? ひとつふたつ前のモデルだと、現在でも通用する実力を持ちながらも、値段は実にお手頃。100万円の予算があれば、まだまだ使えるクルマが買えます。 車種によっては、100万円以下でも程度のいいものが狙えます。 筆者が実際に乗り比べ、感じた事を率直にレビューします。皆様のクルマ選びの一助となれば幸いです。

どんなクルマ?

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日産ティーダは、2004年に発売されました。 俗にいう世界戦略車で、日本国内だけでなく、ヨーロッパ、アメリカ、アジアなど、世界全域で販売されていました。 マーチ等で使用されていたプラットフォームをベースに、大幅にホイールベースを伸ばしたものが採用されています。 エンジンは1.5Lと1.8Lが用意され、トランスミッションは4ATとCVTが用意されていました。4WDモデルもありましたが、後輪をモーター駆動するe-4WDでした。

日産ティーダのここがイイ!!

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断トツの室内クオリティ

日産ティーダの一番のセールスポイントは、群を抜いた室内クオリティの高さです。他のコンパクトカーとは違い、一部パネル、ドアトリム、アームレスト等がソフトパッドで覆われています。 また、差し色的に使われたシルバーが、野暮ったくなりがちなインテリアを引き締める役割をしており、落ち着きながらも快活な印象を持たせる事に成功しています。 シートの作りもしっかりしており、コンパクトカーの域を出た完成度です。

リアシートの240mmスライド機能

そのままでも特に狭いとは感じませんが、リアシートを240mmもスライドできる機能が付いています。 目いっぱい下げると、荷室は狭くなりますがかなりの広さが確保できます。 その上、リアシートにも10段階のリクライニング機能が付いているため、リアシートの居住性は一クラス上のティアナをも凌駕しています。

端正なスタイリング

グリルは若干クセのあるデザインですが、それ以外はスッキリと整ったデザインです。世界戦略車だけあって、どこにでも溶け込めるデザインを目指した結果だと思われます。 実車を見るとワイドな印象を覚えますが、それでも5ナンバー枠に収めてあるため、取り回しにも困りません。

日産ティーダのここはそうでもない…

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フニャフニャの足回り

日産ティーダを市街地で乗ってみると、路面の凹凸はあまり拾わず、柔らかめで乗り心地は良い方に感じます。 しかし、山道に持ち込むと少し印象は変わります。基本的に足回りが柔らかめのため、少し大きめの入力をすると、あまり踏ん張らずに大きいロールを許してしまいます。 おそらく仕向け地によってセッティングを変えていて、国内仕様特有のものかとは思いますが、ライバルのトヨタオーリスとは対照的なセッティングでした。

特徴のないエンジン

新開発のHR15DE(109ps/6,000rpm, 15.1kgf・m/4,400rpm)とMR18DE(128ps/5,200rpm, 17.9kgf・m/4,800rpm)を搭載しますが、どちらも取り立ててどうだと言う所のないエンジンです。抜きん出てパワーがあるわけでもなく、燃費は良くも悪くもなく… しかし日常使いやドライブには全く不満のないエンジンです。1.5Lモデルでも動力性能に不足は感じません。

錆について

かつて筆者が乗っていたティーダが13万kmを過ぎた頃、マフラーが腐食して落ち、爆音になってしまったことがありました。 ボディーやシャーシには錆は見られなかったので、とりあえずマフラーだけ交換してしばらく乗っていましたが、地域によっては下回りの錆止め塗装を行うなど、錆に気を付けた方が良いかもしれません。

まとめ

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日産ティーダは、世界戦略車として発売され、一クラスも二クラスも上の室内クオリティを持っていました。 残念ながら、2006年のマイナーチェンジで車内のソフトパッドの一部は普通の樹脂になってしまいましたが、それでも内装のクオリティはクラストップレベルです。 中古市場はタマ数が豊富です。おそらく法人のリース上がりが含まれていると思われます。 価格はだいぶこなれており、100万円の予算があれば、年式も走行距離も選び放題です。マイナーチェンジ前のモデルなら、2万km以下の個体を50万円以下で探すことも可能です。 法人オーナー車両だった可能性を考慮し、購入時は内装の傷み具合や修復歴などをしっかりチェックする必要があります。 日産ティーダはクラスを超えたインテリアを持つクルマであり、免許取りたての人の1台めとしてだけでなく、ファーストカーとしての実力も十分に備えています。 実にコスパに優れた1台ですので、クルマの買い替えを考えている方はぜひ候補の1台としてみてはいかがでしょう。
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