「アメリカンドリーム・夢のクルマ」的存在のキャディラック。実は比較的コンパクトなサイズ、しかも2Lエンジンというモデルもあるのです!
大型車だけがキャデラックではありません
キャデラックと言えば、ちょっと昔ならまさに高級車の代名詞でした。日本の乗用車がまだ黎明期だった頃、先進国アメリカのクルマは大きく豪華で、筆者も子供時代でしたが、それこそ「アメリカンドリーム・夢のクルマ」的な憧れの存在だったのを強く覚えています。
それから時は流れ、高級車の座はドイツ車へと移り変わっていったわけですが、あえて今、昔の憧れのクルマを検討してみたら、というのが今回の記事です。
もちろん、ただむやみに狙うというのではなく、ちゃんと狙い目があるからテーマにしています。その狙い目とは「キャディラックATS」です!
2013年3月に登場したキャディラックATSは、キャデラック・ブランドのイメージを損なうことのない洗練されたコンパクトなボディに、2Lターボエンジンを搭載した意欲作です。
現代のアメ車は一昔前のフワフワした乗り心地では全くありません。世界各地の一般道、テストコース、研究施設などで鍛え上げられたドライビング・ダイナミクスも特徴となっているのです。左ハンドルのみの設定というのがちょっと残念ですが、レクサスIS程度のボディサイズで、日本の道でも不自由はまるでありません。2Lエンジンなので自動車税も安く、新車の価格もレクサスISやクラウン程度です。けっして敷居の高いクルマではないのです。
魅惑のデザイン
キャディラックATSはコンパクトモデルでありながら、キャデラック・ブランドに恥じない、斬新なデザインを持ち、美しさと技術力に裏付けされた「アート&サイエンス」のフィロソフィーを体現しています。
キャデラックのアイコン的な縦型フロントヘッド、テールランプ、V字形モチーフなど、
キャデラック特有の伝統的デザインスタイルも洗練されながら息づいています。どの角度から見ても胸に焼きつく魅惑のエクステリアデザインです。 フロントフェイスを際立たせている縦型のヘッドランプは、単に美しいだけの装備ではなく、夜間のコーナリングでは走行速度やステアリング角度に合わせて照射範囲が最適にシフトされるAFL(アダプティブフォワードライティング)システムになっています。アートのような美しさもさることながら、高い機能性も両立しているのです。 4,680mm×1,805mm×1,415mmという比較的コンパクトな車体サイズながら、高級車ならではの細部へのこだわり、そこに先進技術を盛り込んだキャデラックの魅力を感じてみてください。
キャデラック特有の伝統的デザインスタイルも洗練されながら息づいています。どの角度から見ても胸に焼きつく魅惑のエクステリアデザインです。 フロントフェイスを際立たせている縦型のヘッドランプは、単に美しいだけの装備ではなく、夜間のコーナリングでは走行速度やステアリング角度に合わせて照射範囲が最適にシフトされるAFL(アダプティブフォワードライティング)システムになっています。アートのような美しさもさることながら、高い機能性も両立しているのです。 4,680mm×1,805mm×1,415mmという比較的コンパクトな車体サイズながら、高級車ならではの細部へのこだわり、そこに先進技術を盛り込んだキャデラックの魅力を感じてみてください。
豪華なインテリア
インテリアには、高級感を感じさせる「カット&ソー」技術を採用しているのが特徴です。フレンチステッチで仕上げたシートやセンターコンソールなどもハイレベルです。フロントシートには3段階調整式シートヒーター、10ウェイ電動調整機能などの機能も備えています。
インストルメントパネルは、ドア部分にまで回り込んだデザインで、センタースタックはセンターコンソールに流れるように続いていています。大きなメータークラスターは、あらゆる条件下でも一目で分かるように工夫され、アンビエントライトは、コンソールや足下を浮かび上がらせることで室内を演出してくれます。
先進技術を融合した室内空間
キャデラックならではのアーティスティックな美しさに加えて、先進技術を融合した室内空間となっているのも魅力です。
最新のインフォテインメントシステム、Bose高性能サウンドシステムなど充実した装備が自慢です。
スマートフォンやタブレットのような直感的操作を出来るのがインフォテイメントシステム「キャデラックユーザーエクスペリエンス」です。8インチ・タッチスクリーンで、音楽再生、クリア音質のハンズフリー通話などが簡単に操作できます。Bluetooth対応機器は最大10台まで利用できます。
スマートフォンやタブレットのような直感的操作を出来るのがインフォテイメントシステム「キャデラックユーザーエクスペリエンス」です。8インチ・タッチスクリーンで、音楽再生、クリア音質のハンズフリー通話などが簡単に操作できます。Bluetooth対応機器は最大10台まで利用できます。
速度やオーディオなどの情報を、フルカラーでフロントウインドウに表示するヘッドアップディスプレイも便利です。しっかり前を向いたままで必要な情報を確認できます。
また、各人の好みに応じてカスタマイズができるドライバーインフォメーションセンターも装備されています。フルカラー液晶表示のDIC(ドライバーインフォメーションセンター)で、電話、ラジオ、車両情報などを表示します。
ハイレベルな走りの性能
ATSはその開発にあたって、世界で最も過酷なサーキットと言われているニュルブルクリンクにも挑んでいます。こうしたテストを乗り越えるために、調整を重ね、ライバルとなる欧州車の本拠地で優れたラップタイムを記録しています。
エンジンはコンパクトな2L直噴ターボエンジンです。小さいながらも276PS、40.8kg・mというハイパワーを誇ります。
直噴システム、可変バルブタイミング、ツインスクロールターボなど、パワーと環境性能を両立したエンジンです。もちろん強烈な加速を堪能できます。
トランスミッションは8速オートマチックで、ギア間のステップを小さくして最適なエンジン回転数を保ちます。信号待ちなど停車時はエンジンを停止、燃料消費を抑えるオートスタート/ストップ機能も搭載しています。
フロントブレーキはBrembo社製です。ハイパワーを制するコントロール性能は不可欠で、ハイパフォーマンスで有名なBrembo社製を標準装備しています。優れた制動力、安定したペダルフィールです。
キャディラックは現実的な選択肢
キャディラックATSは、印象的なエクステリアと、細部まで作りこまれたインテリア、ハイレベルな走りの性能を備えた高級セダンです。
エンジンも経済的な2L。
新車価格は、プレミアム(ナビゲーション標準装備)で税込み¥5,697,000です。 レクサスISの中心価格帯と並ぶ感じで特段に高いということはありません。クラウンの2Lモデルは約500万円ですから、比較の範囲内ということになるでしょう。 そして注目すべきは、中古車も現行デザインですから狙い目だということです。ATSの2014年式で約240万円から流通しています。国産のミドルクラスの新車と同程度ですから、え?と思われるかもしれませんが、無理なく購入できる範囲なのです。 アメリカンドリーム満載のキャディラック、一度現車を見てみたらいいかと思います。
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新車価格は、プレミアム(ナビゲーション標準装備)で税込み¥5,697,000です。 レクサスISの中心価格帯と並ぶ感じで特段に高いということはありません。クラウンの2Lモデルは約500万円ですから、比較の範囲内ということになるでしょう。 そして注目すべきは、中古車も現行デザインですから狙い目だということです。ATSの2014年式で約240万円から流通しています。国産のミドルクラスの新車と同程度ですから、え?と思われるかもしれませんが、無理なく購入できる範囲なのです。 アメリカンドリーム満載のキャディラック、一度現車を見てみたらいいかと思います。