子供の頃、「スーパーカー」という響きに憧れを抱いていました。フェラーリ・ポルシェ・ランボルギーニ…誰もが一度は聞いたことのあるメーカーですが、アウディにもスーパーカーが存在します。それが「R8」です。今回は試乗もさせて頂いたので、その感想も踏まえてR8をご紹介します。
スーパースポーツを名乗るに相応しいR8
via ja.wikipedia.org
今は「スーパーカー」という言葉は死語(?)となっているのでしょうか。あまり聞かなくなりましたが、その代わりに「スーパースポーツ」と呼ばれているカテゴリーに属しているのがアウディ R8です。現行のR8は2016年3月にフルモデルチェンジを行った2代目とうことになります。
実は「ランボルギーニ ウラカン」とは、エンジン・シャシー・トランスミッションを共用している兄弟車となっています。そもそもランボルギーニがアウディの子会社でした。アウディがスーパースポーツを提案できるのもこういった背景からと推測できます。
余談ですが、2019年1月よりランボルギーニはポルシェ傘下となったそうです。次期R8はどうなるのか気になるところでもあります。
余談ですが、2019年1月よりランボルギーニはポルシェ傘下となったそうです。次期R8はどうなるのか気になるところでもあります。
一度は乗ってみたいミッドシップレイアウト
via www.audi.co.jp
R8の最も大きな特徴の一つとして挙げられるのはエンジンの搭載位置でしょう。その搭載位置はドライバーズシートとリアタイヤの車軸の間、リア・ミッドシップ・レイアウトです。スーパースポーツならではのエンジンマウント方式です。
さらに大きな特徴として、アウディと言えばクワトロが示すようにAWDであることもR8のキャラクターを際立てます。AWDと言えば悪路走破性に優れた駆動方式という認識が一般的ですが、実はアウディがAWDにこだわりを持つきっかけとなったのは、スポーツ走行時における四輪駆動の優位性に着目したからです。
フェラーリなどに代表されるミッドシップレイアウトの後輪駆動(MR)は、リア側にエンジンが搭載されているのでフロントが軽くなり、後輪駆動による加速で前輪が浮いてしまうような挙動を示すのです。
そこでアウディはクワトロ、つまり四輪駆動とすることで大トルクを適宜に四輪に伝達。より安定した姿勢でのスタートダッシュを実現させました。
そこでアウディはクワトロ、つまり四輪駆動とすることで大トルクを適宜に四輪に伝達。より安定した姿勢でのスタートダッシュを実現させました。
グレード・エンジンスペック
via www.audi.co.jp
搭載されているエンジンはV型10気筒5.2L自然吸気エンジンです。
R8には2グレードで構成されているのですが、その差はエンジンスペックで生じています。 【グレード及びスペック】
・V10 5.2 FSI quattro S tronic 24,650,000円
排気量:5,204 cc
最高出力:397kW[540PS]/7800rpm
最高トルク:540Nm[55.1kgf・m]/6500rpm
車両重量:1,690 kg
定員:2名
トランスミッション:7DCT ・V10 plus 5.2 FSI quattro S tronic 29,150,000円
排気量:5,204 cc
最高出力:449kW[610PS]/8250rpm
最高トルク:560Nm[57.1kgf・m]/6500rpm
車両重量:1,670 kg
定員:2名
トランスミッション:7DCT 私が試乗させてもらったのは「V10 5.2 FSI quattro S tronic」でした。スポーツカーというと窮屈なドライビングスタイルに硬い足回りというスパルタンなイメージがあると思います。
しかしR8は違いました。限定的な街中での試乗でしたが、シートはしっかり身体をホールドしてくれるのに窮屈と感じることはなく、足回りも非常に滑らかで街中の低速走行も全く苦になりません。 エンジンフィーリングも自然吸気らしくスムーズに気持ちよく回ってくれます。後ろから聴こえるエンジンサウンドがとても心地よいです。もちろんアクセルを踏んだら踏んだ分だけ応えてくれるのですが、街中では紳士的なドライブを楽しむことができます。 正直驚きました。これだけのハイスペックエンジンなのに日本の街中でこんなにも乗りやすいクルマだったのか…と。もっとスパルタンなイメージでしたが良い意味で印象が覆りました。しかし視界性能はそれなりです。特にリアはほとんど見えないので慣れは必要だと思います。 「V10 plus 5.2 FSI quattro S tronic」はアウディの市販車モデルでは最強のエンジン性能を発揮しています。
R8には2グレードで構成されているのですが、その差はエンジンスペックで生じています。 【グレード及びスペック】
・V10 5.2 FSI quattro S tronic 24,650,000円
排気量:5,204 cc
最高出力:397kW[540PS]/7800rpm
最高トルク:540Nm[55.1kgf・m]/6500rpm
車両重量:1,690 kg
定員:2名
トランスミッション:7DCT ・V10 plus 5.2 FSI quattro S tronic 29,150,000円
排気量:5,204 cc
最高出力:449kW[610PS]/8250rpm
最高トルク:560Nm[57.1kgf・m]/6500rpm
車両重量:1,670 kg
定員:2名
トランスミッション:7DCT 私が試乗させてもらったのは「V10 5.2 FSI quattro S tronic」でした。スポーツカーというと窮屈なドライビングスタイルに硬い足回りというスパルタンなイメージがあると思います。
しかしR8は違いました。限定的な街中での試乗でしたが、シートはしっかり身体をホールドしてくれるのに窮屈と感じることはなく、足回りも非常に滑らかで街中の低速走行も全く苦になりません。 エンジンフィーリングも自然吸気らしくスムーズに気持ちよく回ってくれます。後ろから聴こえるエンジンサウンドがとても心地よいです。もちろんアクセルを踏んだら踏んだ分だけ応えてくれるのですが、街中では紳士的なドライブを楽しむことができます。 正直驚きました。これだけのハイスペックエンジンなのに日本の街中でこんなにも乗りやすいクルマだったのか…と。もっとスパルタンなイメージでしたが良い意味で印象が覆りました。しかし視界性能はそれなりです。特にリアはほとんど見えないので慣れは必要だと思います。 「V10 plus 5.2 FSI quattro S tronic」はアウディの市販車モデルでは最強のエンジン性能を発揮しています。
オープンモデルもある
via www.audi.co.jp
R8にはオープンモデル「R8 スパイダー」もラインアップされています。
【グレード及びスペック】
・V10 5.2 FSI quattro S tronic 26,230,000円
排気量:5,204 cc
最高出力:397kW[540PS]/7800rpm
最高トルク:540Nm[55.1kgf・m]/6500rpm
車両重量:1,770 kg
定員:2名
トランスミッション:7DCT R8より少々重いのは、ルーフに電動ハードトップを採用している影響だと思われます。
・V10 5.2 FSI quattro S tronic 26,230,000円
排気量:5,204 cc
最高出力:397kW[540PS]/7800rpm
最高トルク:540Nm[55.1kgf・m]/6500rpm
車両重量:1,770 kg
定員:2名
トランスミッション:7DCT R8より少々重いのは、ルーフに電動ハードトップを採用している影響だと思われます。
まとめ
R8は価格だけで見ればフラッグシップと言えるのですが、フラッグシップとはまた違った世界観を築き上げているのがスーパーカーの世界です。クルマ好きの究極の贅沢の一つ、スーパーカーの世界に触れることができたのは貴重な体験でした。
冒頭でも触れましたがR8はウラカンの兄弟車です。日本でも「トヨタ 86とスバル BRZ」、直近では「トヨタ スープラとBMW Z4」など、メーカーの垣根を超えて共同開発を行う姿勢が主流となりつつあります。
今やスポーツカーを守るのはメーカー単独では難しいのかもしれませんが、それでも各メーカーを象徴するモデルであることに間違いありません。R8はこの先も進化を続けていくことでしょう。
]]>
今やスポーツカーを守るのはメーカー単独では難しいのかもしれませんが、それでも各メーカーを象徴するモデルであることに間違いありません。R8はこの先も進化を続けていくことでしょう。