ジープのチェロキーは、アメリカン・モーターズが(AMC)がワゴニアのスポーティー版として1974年に発表した2ドアモデルに与えた名称です。特に最近のジープの車は、力強そうなインパクトがある、先進技術の備わった、未来の嗜好性の高い車の代表的様な車のような印象を与える車種が多いと感じています。その中でもチェロキーはジープを代表するスポーティーなSUVとして、若い方にとっては憧れの車なのではないかと感じています。他のメーカーの自動車には無い機能や独特なフロントグリルの特徴から、個性的な力強い自動車として1台購入してみたくなると思います。今回は、そのチェロキーの魅力を御紹介していき、購入の参考になればと考えております。
ジープ チェロキーの歴史
ジープの車は、悪路専用の車とも言え、軍用車としても世界中で需要があったとのことです。
ジープチェロキーは、フルサイズであるSUVで1974年から1983年を経て製造されたジープです。そして、ジープ(カイザー・ジープ)を買収した当時のアメリカン・モーターズ (AMC) がワゴニアのスポーティー版として、1974年に発表した2ドアモデルに与えた名称であるのがチェロキーです。
全長が186.4インチ(4,735mm)、幅が74.8インチ(1,900mm)、高さが66.4インチ(1,687 mm)あります。また、エンジンの選択肢は、AMC I6またはV8パワープラントで構成されています。
ネット215馬力(160kW; 218PS )のAMC V8エンジンを搭載していたときは、同クラスの他の4×4を上回っていたとのことです。
チェロキー2代目(XJ)は、アメリカン・モーターズ (AMC) が1983年に発表した新世代四輪駆動車で、既存のエンジン以外はすべてゼロから開発した本格4×4スポーツワゴンという初代とは一味違った作りとなっています。
先代チェロキーはユニボディと呼ばれるモノコックボディーで登場していましたが、チェロキー2代目はコンパクトでスタイリッシュなクロスオーバーSUVとして登場しています。
もちろん悪路走破性を備えたジープの血統を受け継ぐクロスカントリー・カーでもあります。1990年代中盤から4リットル・直6のハイパワーエンジンを得たXJは価格も300万円を切り、若者でも手の届く輸入RVとしてヒットしたとのことです。
3代目チェロキーKJ(リバティ (LIBERTY) )は、ジープブランドで販売されるSUVで、アメリカ国外ではジープ・チェロキー (Jeep Cherokee) として販売されています。
ディーゼルモデルは、販売開始1年で10,000台を売り上げ、販売予想台数を大幅に上回っています。
4代目から、4速オートマチックトランスミッションおよび6速マニュアルトランスミッションが組み合わせられるようになっています。
また、滑りやすい路面での安定したブレーキ性能を維持するエレクトロニック・ブレーキ・フォース・ディストリビューション(EBT)を標準装備しています。
5代目 KL(現行型)チェロキーの魅力を御紹介します。
従来のヘビーデューティーなイメージから一転し、FFのダッジ・ダートをベースとしたクロスオーバーSUVとなっています。
アメリカではリバティの後継ではなく、新規車種として登場しており、これを機に「チェロキー」の名が復活しています。
走行性能や燃費、安全性など
駆動方式は4WDやFFが用意され、9速ATの機能も装備されています。
また、グレードの「Trailhawk」のみ4WDとなり、北米仕様は「Sport」「Latitude」「Trailhawk」「Limited」の4グレードから構成され、FFもしくは4WDが設定されるようになっています。
2017年7月からは「Trailhawk」と「Limited」のみ販売されています。
4WDシステムはLimitedに「アクティブドライブII」、Trailhawkにより本格的な「アクティブドライブロック」を採用し、グランドチェロキー譲りのセレクターレバー横のボタンひとつで5つのモードから選択可能な「セレクテレインシステム」を採用しています。
オフロードの登り坂や下り坂での安定した走行をサポートします。コントロールボタンを押すと、時速1~8kmの目標速度を維持するので、ドライバーは運転に集中することができます。
JC08モード 6.7km/L〜10.5km/L
JC08モード 6.7km/L〜10.5km/L
地上高、機動性、アーティキュレーションと渡河性能を備え、様々なオフロードコンディションを走破可能なJeep®車両のみに与えられる称号です。
まとめ
ジープのアイデンティティでもある伝統の7スロットグリルを採り入れながらも、近代的な要素を盛り込んだチェロキーはこれからも人気が出てくると思います。
LEDライトや、ウォーターフォールフードという水が滑らかに流れ落ちるボンネット形状の作りなど、あらゆる面で能力を発揮しそうな機能が備わっていることがデザインから伺えます。
また、最近の先進的な技術でも採り入れている車の多い、インテリアのイスのリクライニング機能など、外装だけではなく、快適性をも追求した作りは、まさに近代的なSUVを代表する魅力的な車と言えると感じています。
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