スズキアルトと言えば、日本では一番ベーシックな軽自動車です。装備は必要最小限ですが値段もその分リーズナブルに抑えられており、事業用や通勤通学用としては実にコスパの良いクルマです。実は海外でも売られていますが、国内仕様とは全く異なるものになっています。どのようになっているか見てみましょう。
スペック
全長×全幅×全高:3,446mm×1,490mm×1,475mm
ホイールベース:2,360mm
最小回転半径:4.6m
最低地上高:160mm
燃料タンク容量:35L
エンジン形式:F8D型(直列3気筒SOHC)
最大出力:48ps/6,000rpm 7kg-m/3,500rpm
トランスミッション:5速MT
ステアリング:ラック&ピニオン
ブレーキ:前ディスク、後ドラム
サスペンション:前マクファーソンストラット、後3リンクリジッド
タイヤサイズ:145/80R12、145/70R13
車体重量:695〜755kg かなり控えめというか、いっそ原始的とも言える数字や形式が並んでいます。 サイズは国内仕様のアルトとほぼ同じですが、最小回転半径が少し大きくなっていますね。また、160mmという最低地上高が目を引きます。おそらくこれは不整地路面での走行を考慮してのものでしょう。 次にパワーですが、800ccの割にかなり抑えめです。国内仕様アルトの商用グレード「VP」に載っている、可変バルタイ等が付いていない素のR06A型とほぼ同じくらいの出力です。 もう少しパワーがあってもいいのではと思いましたが、国によってガソリンの質が異なることもあり、安全マージンを多く撮った上での数値なのでしょう。 足回りは、後ろのサスペンションがトーションビームではなく3リンクリジッドになっている点が目に付きます。こちらの方が構造がシンプルかつ頑丈で、安価に作れるし荷室も広く確保できるため、道路が整っていない国で使用するにあたり都合がよいのだと思います。 ワールドワイドに同じクルマを売るのではなく、仕向地ごとに特性を変えた設計をしている
という事がよくわかります。
ホイールベース:2,360mm
最小回転半径:4.6m
最低地上高:160mm
燃料タンク容量:35L
エンジン形式:F8D型(直列3気筒SOHC)
最大出力:48ps/6,000rpm 7kg-m/3,500rpm
トランスミッション:5速MT
ステアリング:ラック&ピニオン
ブレーキ:前ディスク、後ドラム
サスペンション:前マクファーソンストラット、後3リンクリジッド
タイヤサイズ:145/80R12、145/70R13
車体重量:695〜755kg かなり控えめというか、いっそ原始的とも言える数字や形式が並んでいます。 サイズは国内仕様のアルトとほぼ同じですが、最小回転半径が少し大きくなっていますね。また、160mmという最低地上高が目を引きます。おそらくこれは不整地路面での走行を考慮してのものでしょう。 次にパワーですが、800ccの割にかなり抑えめです。国内仕様アルトの商用グレード「VP」に載っている、可変バルタイ等が付いていない素のR06A型とほぼ同じくらいの出力です。 もう少しパワーがあってもいいのではと思いましたが、国によってガソリンの質が異なることもあり、安全マージンを多く撮った上での数値なのでしょう。 足回りは、後ろのサスペンションがトーションビームではなく3リンクリジッドになっている点が目に付きます。こちらの方が構造がシンプルかつ頑丈で、安価に作れるし荷室も広く確保できるため、道路が整っていない国で使用するにあたり都合がよいのだと思います。 ワールドワイドに同じクルマを売るのではなく、仕向地ごとに特性を変えた設計をしている
という事がよくわかります。
エクステリア
先程も述べましたが、160mmという最低地上高がなかなかに迫力を与えています。これをベースにSUV仕様に仕立てても面白そうですね。
フロント周りは、バンパーに大きく開けられたラジエーターグリルが迫力を与えています。国内仕様のアルトとほぼ同じサイズですが、それよりも一回り大きく見えるのが不思議です。
テールエンドは特に奇をてらったものではなく、スズキ車らしいデザインでまとめられています。
全体的に先代のHA25系アルトの面影を感じるデザインですが、車格以上の印象を与えるデザインになっています。
一つ気になったのはベルトラインの高さです。窓の下端が割に高い位置にあるため、視界があまり良くなさそうな気がします。車庫入れの際は注意が必要になりそうです。
インテリア
ソフトパッドが付くような高級車ではありませんが、黒系とベージュ系2色の色使いで軽やかな印象を覚えます。
インパネの造形は国内仕様のアルトよりも少し手がかかっているように見えますね。パワーウインドウのスイッチはドアではなくシフトレバーとサイドブレーキの間に設置されていますが、おそらくこれは右ハンドルと左ハンドルを作り分ける際にコストがかからないようにするためでしょう。
ラインナップの中で一番ベーシックなクルマですが、タコメーターやデュアルエアバッグ、ABSが装備されているのは好ましいポイントですね。
まとめ
グローバル仕様のスズキアルトは、過酷な環境にも耐えられるタフネス仕様になっていました。
このままだと少々非力なので、スイフトと同じくらいのエンジンを積み、4WDを組み込んでSUVルックにした仕様があれば、ぜひ日本でも乗ってみたいものです!
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