2018年7月3日 更新

トランプ大統領が唱える自動車への関税アップ。欧州で一番被害を受けそうなのはドイツではなくスロバキアなんだって

我が国を始め、世界中の自動車メーカーが右往左往している、トランプ政権が唱える自動車への関税率アップ。欧州も、その例に漏れませんが、一番被害を受けそうなのは、BMWやフォルクスワーゲンなどがあるドイツではなく、スロバキアなのですって。意外ですね! 科学系情報サイトのPHYS.ORGが報じています(2018年7月1日付け)。

トランプ大統領が唱える自動車への関税アップ。欧州で一番被害を受けそうなのはドイツではなくスロバキアなんだって

ドイツと近く、様々な自動車メーカーが工場を設置しているスロバキア

gettyimages (34776)

スロバキアは1993年、当時のチェコスロバキアがチェコと別れる形で建国されました。内陸国ながら、ドイツと近いこともあって、様々な自動車メーカーが工場を設置しています。具体的にはダイムラーやBMWやフォルクスワーゲン、アウディやポルシェなど。

またドイツではないですが、フィアット・クライスラーや、プジョーなどを有するPSAグループ、そして韓国のキアなどの工場もあります。自動車製造大国なのですね。総人口540万人中、自動車関連の仕事に就業している人が30万人いるぐらいです。また、今年9月にはジャガー・ランドローバーの新工場が完成予定なのだそうです。

正に欧州の自動車輸出の中心地なのですが、それだけに関税が上がれば死活問題につながってしまうのです。

スロバキア経済政策研究所では「我が国のGDPに占める自動車の輸出の割合は、EU諸国の中でも最も高くて、1.7%に達する。関税が上がれば、スロバキアにとって大打撃だ」と分析・結論づけています。

「9000万ユーロが新たなコストに。正に試練だ」と同国経済政策研究所

2008 Audi Q7 with Rear Vide...

2008 Audi Q7 with Rear Video Screens

企業城下町も存在します。例えば、トゥアレグではフォルクスワーゲンの工場や、関連のサプライチェーンが数多くあります。アメリカに直接輸出しているとのことですから、死活問題ですね。この他、アウディのQ7やポルシェのカイエンはブラチスラヴァという街で作られています。

産業全体で見ますと、輸出の35%を占めています。昨年輸出された車は100万1520台でした。2020年には300万台を超すだろうとの予測すらされていました。

前出の研究所は、トランプ政権が25%の関税をかけた場合、約9000万ユーロのコストとなると試算しています。「スロバキアで製造された自動車をアメリカの消費者に買ってもらう上で、試練となるのは間違いない」と、AFP通信の取材に対して答えています。

スロバキアのペーター・ジガ経産相は、今回のアメリカの政策に反対する集会がブラチスラヴァで開催される予定だと発言しています。一方、当事者のメーカーは、「こうした計画は憶測の段階であり、コメントを差し控えたい」(フォルクワーゲン・スロバキアの広報担当者)と、明言を避けようとしています。

グループPSAスロバキア(トルナヴァという街でシトロエンC3とプジョー208を製造しています)も、同様にコメントを拒否。ただし、自社の工場はアメリカに輸出していないと答えています。ちなみに、91%がEU域内で売られているそうです。キアも、欧州限定で販売しているとしています。

まとめ:アメリカ国内からも反対論。あのゼネラルモーターズですら見直し求める

なお、スロバキア法人とは対照的に、本社では強く反対を唱えています。BMWなどがそうです。

サウスカロライナ州スパルタンバーグには、90億ドルを投じて建設した同社の工場があり、12万人の従業員を擁しています。また、お膝元のアメリカですら危惧する声が上がっています。

しかも、ビッグ・スリーと呼ばれる、あのゼネラルモーターズが、警告を発していると、シンガポールのストレーツ・タイムズが、ブルームバーグ電として報じています(2018年7月1日付け)。

アメリカでは「まやかしだ」("smoke and mirrors")だとの声が上がっており、そこに加わったのがGMという構図。6月29日付けで、ウィルバー・ロス商務長官に見直しを求める書簡を提出しています。

輸入している自動車の部品への関税が高くなると、経営を直撃するとしています。「輸入関税が上がれば、GMは小さな会社になってしまう。雇用については言わずもがなだ」とのことです。

この他、同社のピックアップ・トラックは、多くがメキシコで製造しており、「大問題だ」とミシガンの自動車アナリスト、アラン・バウム氏は危惧しています。「付加価値を持たせる自動車用の電子部品の多くはアジアから輸入している」とも指摘しています。

…それやこれや考えると、一体誰が得するのだろうと思えてきました。皆さん、いかがでしょうか?

出典:
https://phys.org/news/2018-07-slovakia-pain-trump-car-tariffs.html
https://www.straitstimes.com/world/united-states/gms-warning-on-us-tariffs-smoke-and-mirrors-says-white-house-trade-adviser-peter

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