春の訪れと共に俄然魅力を増してくるのがオープンカー。コペンなら価格もお値頃、走りも爽快で、維持費も格安です!
デザインが楽しいオープンカー
コペンにはいろいろな楽しい特徴がありますが、まずは何と言ってもオープンカーたる所以となる「アクティブトップ」です。
スイッチ操作ひとつで運転席にいたままでルーフが開けられ、頭上に大空が広がるのはまさに爽快です。走り出せば、軽ならではのコンパクトサイズで人車一体の感覚が味わえます。
手順は、Aピラー上部のロックを外し、スイッチ操作ひとつだけ。それで簡単にオープンカーに変身できます。「オープンカー=スポーツカー」とは必ずしも言えませんが、外気をいっぱいに浴びながら運転すること自体がスポーツに結びついています。
日本の天候を考えると、簡素な幌(ほろ)型よりハードトップ型の方が適しています。しかも電動で開閉するタイプですから、高級スポーツカーの要件さえ満たしています。コペンは「お手軽な軽スポーツ」というだけではなく、ちゃんと一台のクルマとしての高い価値を持っています。
アクティブトップは革新的ですが、特徴はそれだけではありません。
走りの高い資質を支えているのが基本的骨格となる「D-Frame」です。その画期的な構造によってデザインの自由度が高まり、ひとつの骨格から「ローブ:Robe」、「XPLAY」、「セロ:Cero」という3つのスタイルを生み出しています。
また、ローブとセロはスタイルを相互に着せかえられるという楽しみ方まで実現しています。更には、よりスポーティな走りができる「Sグレード」、選べる内外装色設定など、楽しみ方もいろいろです。
3つのエクステリア
前述の通り、画期的な骨格「D-Frame」が新しい楽しさを広げています。外側ボディは樹脂化され、それによってデザイン自由度が拡大し、3つのスタイルが選べます。カラーバリエーションも実に豊富です。
「ローブ:Robe」は、フロントフェンダーからボディサイドまで立体的な弧で構成された「ダブルスウィープシルエット」が特徴です。後端は、空気の力(揚力)を抑制させるダックテール形状。高速走行時に車体を持ち上げようとする揚力を大幅に低減させて、高速安定性を高めています。
「セロ:Cero」は、先代からのイメージを踏襲したレトロなデザインです。独特のキュートなフロント周りからボディ一体型リヤスポイラーに至るまで美しさを追求、豊かな曲面をつくり込んでいます。また、1つの光源でハイ/ロービームの切り替えができる「Bi-Angle LEDヘッドランプ」も軽で初めて採用されています。LEDリヤコンビランプは、LEDを放射状に配した、万華鏡のようなきらめきを表現したスパークルリフレクションです。
「エクスプレイ:XPLAY」は、タフ&アグレッシブをテーマにした異色モデルです。前後フェンダーと一体になった頑強な構造体で、ボディを力強く支えるオフロードのようなイメージです。多面体のブロックはボディに噛み合わさっているようで、グリルデザインもローブとは異なる新ジャンルを狙っているかのようです。
CVTとマニュアルシフトが選べる
コペンはCVTとマニュアルシフトが選べます。
7速スーパーアクティブシフト付CVTは、シームレスな加速が楽しめるDモードが基本ですが、スポーツカーらしさを楽しめるSモードもあり、更に変速レバーを右に倒せば、リニアなステップ感が特徴のマニュアル変速に切り替えられます。
シフトダウン時には、ショックのないスムーズな変速の「ブリッピング制御」も採用されています。
パドルシフトは「Sグレード」に標準装備されています。ステアリングから手を離さずに、マニュアル感覚の操作ができます。
そして5速マニュアルトランスミッションです。
1・2速にはダブルコーンシンクロ採用、またケーブル式シフトでもあり、シフトフィーリングを向上させています。この5MT車にはメーカーオプションで小型&軽量のスーパーLSDも装着できます。
スーパーLSDは、コーナー状況に応じ、駆動輪となる左右前輪に適切な駆動力を配分し、スムーズなコーナリング、旋回後の鋭い立ち上がりを可能にします。もちろん操る楽しさはさらに広がります。
走りのメカ
エンジンは軽なので660ccですが、64馬力/9.4kgmを発揮する直列3気筒12バルブDOHC ICターボで」力強く加速します。
専用にチューンされているようですが、基本的には実用エンジンらしい全域トルキーな特性で扱いやすいエンジンです。エキゾーストノイズはコペンならではとなっています。
サスペンションは、前:マクファーソン・ストラット式コイルスプリング、後:スタビライザーが設定されたトーションビーム式コイルスプリングです。しっかりした接地感と高いコーナーリング性能を誇ります。
更に、「Sグレード」にはビルシュタイン製ショックアブソーバーが備わります。
これは高いガス封入技術が生かされた単筒構造で、内部の気泡発生を抑制し、常に安定した減衰特性を発揮します。
峠道などでの走りのレベルが軽を越えていると評価されています。
峠道などでの走りのレベルが軽を越えていると評価されています。
快適な室内
室内は2シーターらしくややタイトとですが、それが欠点にはならないでしょう。いい意味でスポーティな雰囲気に包まれています。機能的であり、上質感もあります。メーターは機能的な3眼タイプで、エンジン始動時には指針がスイングするオープニング機能も付いています。各情報はマルチインフォメーションディスプレイに表示されます。
3395×1475×1280mmという低い車体ですが、いろいろな工夫がなされていて、収納性もしっかり考えられています。
トランクは、ルーフクローズ時なら、ゴルフバッグ1個、旅行鞄などが入ります。オープン時であっても、ハンドバッグなどが入ります。また、トランクフードはイージークローザー機能があるので、軽く押さえるだけで自動で全閉します。
安全性能
コペンは身近なオープンスポーツカーですが、だからこそ、安心、安全にも力を入れています。
VSCは車両安定機能です。急なハンドル操作、滑りやすい路面においてコーナリングし、横滑りが発生した場合に、ブレーキとエンジンパワーを自動コントロールして車両安定性を確保します。
TRCは、発進や加速時に無駄なタイヤの空転を抑える機能で、アクセル操作をより容易にします。
ブレーキオーバーライドシステムは、アクセルペダルとブレーキペダルが同時に踏まれた際の機能で、その場合はブレーキの作動を優先させます。
エマージェンシーストップシグナルは、60km/h以上で走行中にブレーキを強く踏んだ場合に、ブレーキランプ点灯と共にハザードランプも自動で高速点滅する機能で、これで後続車に注意を促します。
オープンエアが楽しめるお手軽スポーツカー
ここまでコペンを紹介してきましたが、考えてみれば、こんなに手軽にオープンエアで走りが楽しめるクルマがあるでしょうか?
維持費も安く、郊外で駐車スペースがとれるなら、軽ワゴンとコペンの「2台持ち」というのも充分考えられます。この小さなスポーツカーは、ただ単にスポーティーな運転を楽しむだけではなく、個人のアシとしてパーソナルカー的な使い方にも適していると思います。
価格は、
Robe CVT 約185万円、Cero CVT 約190万円、XPlay CVT 約185万円
(それぞれ5MTは約2万円高となります) コペンが気になるという方は、
まさにこれこそ実車を確認して、試乗も是非してみるべきだと思います。
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価格は、
Robe CVT 約185万円、Cero CVT 約190万円、XPlay CVT 約185万円
(それぞれ5MTは約2万円高となります) コペンが気になるという方は、
まさにこれこそ実車を確認して、試乗も是非してみるべきだと思います。