2018年9月25日 更新

アメリカを襲った巨大ハリケーンのせいで、中古車価格が上昇するかも

日本では北海道胆振東部地震の関連大報道によって影が薄くなってしまった、スーパーハリケーン「フローレンス」。襲われたアメリカ東海岸では20人近い死者が出てしまいました。お気の毒な限りですが、CNN日本語版が報じているように「最悪の事態はこれから」。多くの車が冠水などで乗れなくなり、新たに購入する必要が出てきたのですが、ディーラー自身も被害を受けているからです。多くの専門家が「中古車の価格が上がるだろう」と指摘しています。その上、更なる難題が…。

アメリカを襲った巨大ハリケーンのせいで、中古車価格が上昇するかも

「買い替え需要が、直ちに発生するだろう」と専門家

「フローレンス」で被害を受けたノース ・ カロライナ州の橋

「フローレンス」で被害を受けたノース ・ カロライナ州の橋

ニューヨーク州バッファローのWVIBというローカルテレビ局が報じています(2018年9月19日付け)。地上波大手のCBSの系列局で、同局のニュースを紹介する形を取っています。

局が根拠としているのは、中古車の価格や売れ行きを追跡しているBlack Book社のデータ。冠水して乗れなくなった車が続出したのに、ディーラーの車も被害を受けてしまい「すみやかな買い替え需要が、即座に発生するだろう」(Anil Goyal上席副社長)と指摘しています。東海岸の中古車の価格を1%押し上げるだろうとしています。

車の価格サイトであるKelley Blue Bookでチーフ・エコノミストを務めるJonathan Smoke氏によると、ダメージを受けた車両は2万台から4万台の間だとのことです。また、全米屈指の自動車保険会社であるState Farmによると、ノースカロライナ州とサウスカロライナ州の契約者1600人から、問題が生じたと発表しています。

今後、水が引いて自宅に戻った被災者が、セカンドカーなどに被害が生じていたことに気づくだろうし、そうなれば更に数は増えるだろうとしています。

「緊急に必要としないのなら、1ヶ月待て」との忠告

もっとも、Black Book社によると、昨年にテキサス州ヒューストンを襲った「ハーベイ」と「イルマ」によるハリケーンのダブルパンチより被害は少ないそうです。この時はトータルで70万台が被害を受けているからです。人口も600万人が住んでいる地域でした。

一方、「フローレンス」の被害を受けたノース・カロライナとサウス・カロライナ、バージニアの3州は、人口がまばらで、その分、車両の被害も少なかったとしています。

ただ、当事者にしたら、どこに住んでいようと被害は被害。しかも、まばらに住んでいるというのは、移動距離が長いドライバーがいると推定されますので、被災は深刻となりましょう。

ともあれ、こうした状況を受け、サイトでは、「緊急に必要としないのであれば、1ヶ月あれば被害の全容が分かるから、その間待て」と視聴者に呼びかけています。また、冠水した車が、きれいに現れて中古車として売られているかもしれないと、注意喚起しています。

ちなみに、保険請求の対象になった車は、その旨が記録として残り、Carfaxという会社のサイトで、車体番号などからチェックができるそうです。焦ってはいけない、となりましょうか。

まとめ:米中貿易戦争で「いっそ新車」ともいかず…

ラスベガスの集会で演説するトランプ大統領

ラスベガスの集会で演説するトランプ大統領

こう書くと「安いからこそ、中古車でしょうが。だったらいっそ、新車にすれば?」とお思いの方もおられましょう。そうは簡単にいかないのです。

アメリカの場合、「フローレンス」以外に厄介な問題が生じているからです。そう、米中貿易戦争。トランプ大統領が、中国からの輸入品に関税を課すと息巻いていますが、この中に自動車部品が含まれているものですから、自動車業界の中からは「負のスパイラルに陥る」と懸念する声が上がっているのです。

指摘しているのは、西海岸で発行されている「ポートランド・プレス・ヘラルド」の電子版(2018年9月18日付け)。同紙によると、対象となる品目の中に、タイヤやエンジン、バッテリーやブレーキ自動車の部品が100以上あるのだそうです。

しかも、中古車と違って、こちらは待ったなし。関税の上昇が2019年2月だからです。その上、当初は10%アップだったのが、25%と言い出しているのがトランプ政権。「コスト上昇分を何とか吸収する計画があるのか」とのメディアの問いかけに、自動車メーカーは明言を避けているのですって。

なお、9月24日付けで、先行する形で軽トラックの部品などへの関税が上がるとのこと。もっとも、25%ではなく10%だそうですが。業界のサプライ・チェーン企業であるアドバンスド購入ダイナミクス社の理事を務めるJeoff Burris氏によると、「10%でも対応に2年はかかるだろう。これだけでも深刻なのだが、25%も課税されたら破滅的だ」と警告しています。

業界も大概でしょうけど、被災者にとっても「破滅的」なシチュエーションになりそう。駆け込み需要が増えれば、新車の価格だって2月を待たずに上がるでしょうし、かといって中古車も…となります。

何よりも、まだ9月です。ハリケーンが「フローレンス」で打ち止めとは限らないのですから、本当に気の毒な話ですね。

出典:
https://www.cnn.co.jp/usa/35125701.html
https://www.wivb.com/news/national/hurricane-florence-impact-to-push-up-used-car-prices/1460462682
https://www.pressherald.com/2018/09/18/new-tariff-list-creates-risk-of-downward-cycle-for-u-s-auto-industry/
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