世界のカー・シェアリング市場、2024年には110億ドルの規模に

日本でもブームになりつつあるカー・シェアリング・サービスですが、現在4億ドル未満の市場から、6年後には11億ドルを突破するとの観測があるのだそうです。凄い伸び率ですね! 各国政府が、環境への負荷が軽減されるとして、積極的に後押ししているという事情も追い風のようです。

「通勤通学に便利。駐車代もかからないし」と、都市部で好評

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アメリカの経済ニュースサイト、バンヤン・ヒルの記事を見ていきましょう(2018年7月11日付け)。 サイトによると、人気となっているのは都市部。通勤や通学に便利な他に、置かれている車の場所が利用者層にとって助かるようなロケーションというのも、追い風になっているそうです。それにどうやら、アメリカでも都市部での駐車は高額らしく、そもそも場所探しに難儀しているというのも理由となっている模様。向こうの人も「くそったれ、家賃より高いじゃねーか」てな感じで毒づいているのでしょうか? ちなみに、アメリカでの平均的な自動車の維持費は約9000ドル。そもそも都市部では、使っている時間が少なかったりするというデータもあるようです。そうなると、ガソリン代と少額の利用料だけで済むカー・シェアリングが重宝されない方がおかしいとなってきます。

年間成長率が20%という勢いなんだって!

サイトが引用しているGlobal Market Insightsという企業の予測によると、今後のカー・シェアリング市場は年間で20%の成長が見込め、2024年には11億ドルの市場に膨れ上がっているだろうとのことです。牽引役は、上記の文章からもお察しがつきましょうが、やはり都市部なのですって。 駐車場代を払わなくて済むので、企業などにとっては事業コストが安く済むという経済的な効果も見込めるとのことです。この他、都市部での自動車が減ると、温暖化ガスの排出が減るだろうとの予測もあるそうです。 そうした理由から、各国政府とも、カー・シェアリングのサービス普及には歓迎姿勢だとのことです。実際、英国の幾つかの都市では、カー・シェアリング・サービスを普及させようと、専用のレーンまで設置しているぐらい。また、ドイツでも、今年前半だけで既に210万人が利用していますし、専用の業者が677もの市区町村に合計165社もあるとなりますから、勢いの凄さが分かろうというもの。

まとめ:「新車販売に影響が出る」と分かりつつ、自動車メーカーも積極投資

誠に良いことづくめな話に思えますが…となると、他ならぬ自動車メーカーはどうなのか? 少なくともゼネラル・モーターズは、こうしたカー・シェアリング・サービスに膨大な投資をしているそうです。 同社では、この方面でリードしている、自動車運輸モバイルアプリケーションの開発などを手がけるLyftに融資しています。ウィキペディアの日本語版によると、その額5億ドル。また、これ以外にもMavenという子会社に、シェアリング・サービスを展開させています。現在、アメリカやカナダの12都市で走り回っているとのことです。 この先を行く恰好なのが、ドイツのフォルクスワーゲン。ザ・ドライブというサイトの報道(2018年7月5日付け)によりますと、来年に電気自動車のカー・シェアリング・サービスを開始予定なのだとか。手始めをドイツとし、その後は欧州や北米の主要都市で展開した後に、アジア市場には2020年に進出予定。専用のブランド名まで付ける予定とのことです。 排気ガスの不正問題で元社長がアメリカで起訴されるなど、ミソを付けてしまった同社にしたら、汚名返上も兼ねているのでしょうか。これに負けじとばかりに、ライバルのダイムラーとBMWが、この方面で提携しています。 なお、隣国のフランスのルノーも、パリで電気自動車のカー・シェアリング・サービスをローンチ。こうしたサービスが新車のセールスを食ってしまうと分かっていながらも、トレンドに乗り遅れたくない模様だと記事は結ばれています。 腹をくくるしかない、という感じでしょうか? 出典:https://banyanhill.com/how-to-profit-from-car-sharing-market/ https://ja.wikipedia.org/wiki/Lyft http://www.thedrive.com/tech/21956/volkswagen-will-launch-an-electric-car-sharing-service-in-germany-next-year https://www.bbc.com/japanese/43999457
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