トヨタのプリウスを知らない方を探す方が難しいのではないかと思ってしまうほど知名度が高く、爆発的に売れた自動車です。今でもハイブリッド車の王道として有名ですが、そのプリウスの過去を見ながら、様々な魅力点を御紹介していきたいと思います。
なぜプリウスは有名なのか!?
via toyota.jp
プリウスと言えば低燃費と言えるほど、同等クラスのガソリン車と比較すると燃費性能に優れています。しかし、燃費性能が高いから人気が出たという理由ではなく、環境負荷の低減や先進的なEV機能の追加による高評価をされてきたからであると思います。
また、アメリカ合衆国において、カリフォルニア州での厳しい規制をパスした唯一のガソリンエンジンの実用車として話題を呼んでいます。
そして、環境問題に関心の高い富裕層が続々と購入したことから、ハリウッド・スターなどのセレブリティも環境問題に関心があることをアピールするために、自家用車をプリウスとして持つことが増えていたそうです。
アカデミー賞授賞式には、リムジンではなくプリウスで乗り付けるスターも増え、レオナルド・ディカプリオは数台購入していたとのことです。
プリウスはとても使い勝手の良い車で、否定のしようがないと言える程の機能を備えています。しかし、知名度が高くなった理由には「プリウス乗りはマナーが悪い」という噂が広まったこともあったのです。ネットでもこのことは騒がれていたのも事実です。
トヨタ プリウスの歴史
プリウスは、トヨタ自動車が1997年から製造、販売を開始した世界初の量産ハイブリッド専用車です。そして、日本や中国、タイなどでも製造されています。
1995年の11月に、第31回東京モーターショーにて参考出品車として展示されていて、「人と地球にとって快適であること」をコンセプトの元に開発されています。
また、世界初の低燃費走行を目的としたパワートレーンシステム「TOYOTA EMS(Energy Management System)」を搭載し、燃費30km/L(10・15モード走行)を実現しています。
初代プリウス(1997年〜2003年)
世界初の「量産ハイブリッド自動車」として登場したモデルです。
プロトタイプモデルや初代のプリウスと、最近のプリウスと比較すると、明らかに異なるデザインのセダンタイプです。また、全高を大きく取ることで視界を広げる工夫などもされています。
しかし、初期のハイブリッド車であったため走行性能は軽自動車並みであり、バッテリーの不具合も気にする方が多く、年間の販売台数は2万台にも及ばなかったと言われています。
2代目プリウス(2,003年〜2,011年)
このモデルが登場してから、セダンタイプからハッチバックへとボディ形状が大きく変わっています。また、車幅が1,725mmと拡大されたため、日本市場では3ナンバー登録となっています。
また、モーターのみの走行が可能なEVモードの選択もこのモデルから行えるようになっています。
3代目プリウス(2,009年〜2,015年)
2009年1月に開催された北米国際オートショーにおいて発表され、同年5月に日本での販売を開始しています。
2009年12月からは、ZVW30型プリウスをベースとしたプラグインハイブリッドカーのプリウスPHVのリースが開始されています。
また、純正カスタムモデルであるプリウスG'sも登場しています。
4代目 プリウス(2015年〜)
4代目プリウスは、トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー (TNGA)の採用により、先代と比較にならない程の乗り心地や走行性能レベルとなっているそうです。
また、今までのプリウスに使われていたバッテリーはニッケル水素電池のみでありましたが、新型ではSグレードを除く全てのグレードにリチウムイオン電池が採用されています。更に、電気式四輪駆動システムの「E- four」による軽量化も実現しています。
グレードは「E」→「S」→「A」→「Aプレミアム」があります。
グレード「E」JC08モード 40.8km/Lを出し、「S」「A」でも37.2km/Lを出しています。個人的には「S」グレードのE- four 2,800,000円 がリーズナブルな価格で購入できる使い勝手の良い車であると感じています。
via https://toyota.jp/prius/compare/#technology
まとめ
最近のプリウスは、PHVにより低燃費や機能性、走行性能が格段に高くなっています。
一時期はプリウスの良い噂や良くない噂を聞くことがありましたが、今のプリウスでは非の打ち所がないと言えるほど遊び心のあるグレードの登場や、安全運転支援システムなどの搭載により、PHVの購入をしても個人的は後悔はしないかと思っています。
この記事を通して、プリウスに興味を持っていただければと思っています。
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