三菱「アウトランダー」「アウトランダーPHEV」 を改良し同時発売

三菱自動車は、「アウトランダー」を一部改良、「アウトランダーPHEV」を大幅改良し、8月23日(木)から販売を開始します。特に「アウトランダーPHEV」では、プラグインハイブリッドシステムを大幅に進化させる大がかりなものになっています。

2012年10月(PHEVは11月)にデビューした2代目となる現行モデルの「アウトランダー」は、ミッドサイズSUVに求められる安全性・低燃費・上質感と、走りや使い勝手など様々な性能を高い次元で調和させたプレミアムツーリングSUVとして登場。 2.0Lと2.4Lのガソリンエンジンに加え、「i-MiEV」で培ったEV技術を採用したプラグインハイブリッド車「アウトランダーPHEV」や、7人乗り3列シート車(2.0L車)をラインアップするなど、先進性に溢れたSUVとなっています。 その「アウトランダー」と「アウトランダーPHEV」が大幅な改良を受けました。その内容は?

「アウトランダー」一部改良の概要

アウトランダー

アウトランダー

質感が向上したエクステリアと走行性能

インテリア | アウトランダー | 乗用車 | カーラインアップ | MITSUBISHI MOTORS JAPAN (40210)

今回の改良では、ヘッドランプ、バンパーなどのエクステリアデザインの変更と、フロントシートやオーナメントパネルなどのインテリアデザインを変更すると共に、フロアコンソールに後席用のエアコン吹き出し口を追加するなど、質感の向上と快適性を高めました。 また、構造用接着剤の塗布により車体剛性を高め、ショックアブソーバーとステアリングギヤを改良し、走行時の質感を向上させています。

全車「サポカーSワイド」に該当

安全性能 | 性能・特長 | アウトランダー | 乗用車 | カーラインアップ | MITSUBISHI MOTORS JAPAN (40211)

また、衝突被害軽減ブレーキシステム[FCM]と誤発進抑制機能(前進及び後退時)を標準装備とするなど、安全機能を充実させることで、全車「サポカーSワイド」に該当しています。 アウトランダー車両本体価格:2,668,680円~3,356,100円 「アウトランダー」の改良店は以上ですが、今回の目玉はプラグインハイブリッドの「アウトランダーPHEV」です。ではどんな内容なのでしょうか。

「アウトランダーPHEV」大幅改良の概要

アウトランダーPHEV

アウトランダーPHEV

エクステリアや車体剛性の向上、そして安全機能の充実は「アウトランダー」に準じる「アウトランダーPHEV」ですが、そのプラグインハイブリッドシステムが今回大きく変わりました。

EV航続距離が60.8kmから65.0kmに

環境性能 | 性能・特長 | アウトランダーPHEV | 乗用車 | カーラインアップ | MITSUBISHI MOTORS JAPAN (40212)

今回の大幅改良では、プラグインハイブリッドシステムの主要構成部品の約9割のコンポーネントを改良し、駆動用バッテリー容量を12.0kWhから13.8kWhに増大するとともに、最高出力を10%向上させ、リヤモーター出力を約12%アップ、ジェネレーター出力も約10%アップさ せることにより、EV走行の航続距離が60.8kmから65.0kmに伸長し、同時に力強い走りを実現しています。

排気量を2.0Lから2.4Lに拡大

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走行性能 | 性能・特長 | アウトランダーPHEV | 乗用車 | カーラインアップ | MITSUBISHI MOTORS JAPAN (40213)

さらに、エンジン排気量を従来の2.0Lから2.4Lに拡大したことで、カ低回転域で効率のよい発電を可能とするほか、エンジンから発生する音を大幅に低減させることで、発電によるエンジン始動時でもEVらしいモーター駆動が生み出す気持ちよい走りとなっています。 また、ツインモーター4WDによる車両運動統合制御システム「S-AWC」に2つのドライブモード(「SNOW」モード、「SPORT」モード)を追加し、より安心で楽しい走りを可能になっています。 アウトランダーPHEV 車両本体価格:3,939,840円~5,090,040円

アウトランダーPHEVの燃費性能

(JC08モード)
・ハイブリッド燃料消費率:18.6km/L
・EV走行換算距離):65.0km
・充電電力使用時走行距離:65.0km
(WLTCモード)
・ハイブリッド燃料消費率 WLTCモード平均:16.4km/L
・市街地モード:15.4km/L
・郊外モード:16.8km/L
・高速道路モード:16.8km/L
・EV走行換算距離:57.6km
・充電電力使用時走行距離:57.6km

まとめ

すでに試乗レポートなども出ている「アウトランダーPHEV」ですが、ダウンサイジングの流れの逆を行くエンジン排気量の増大がポイントです。走行性能の向上を達成しながらも、 プリウスPHVにせまるほどのEV走行距離となるという結果に、技術力の高さが表れています。 「エクリプスクロス」の登場で、三菱製SUVにも世代交代の波が来ていますが、3列シートやプラグインハイブリッドという、アウトランダーの魅力はまだまだ衰えてはいないようです。
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