コンパクトカーが欲しいけど、新車はちょっと予算が…という方へ。手頃な中古のコンパクトカーはいかがでしょう?ひとつふたつ前のモデルだと、現在でも通用する実力を持ちながらも、値段は実にお手頃。筆者が実際に乗り比べ、感じた事を率直にレビューします。皆様のクルマ選びの一助となれば幸いです。
どんなクルマ?
大ヒットしたダイハツのトールワゴンのタントをベースに開発されたハイトワゴンで、2009年12月にデビューしました。
ベースとなったタントはBピラーを廃しスライドドアを採用するなど、子育て世代向けのクルマでしたが、こちらは敢えて子育て世代を「外した」パッケージングとなっていました。
軽ハイトワゴンが欲しいけど、複雑なシートアレンジやスライドドアはなくてもいいといった市場からの声に応えて開発されたクルマです。 オーソドックスなパッケージングにしたおかげで、ベースのタントよりも60kgも軽量化され、25.0km/lの好燃費を達成していました。
しかし、スーパーハイトワゴン市場ではスライドドアが好まれること、自社内でムーヴと競合することなどから2年目以降は販売目標を下回り、発表から4年9ヶ月後の2014年10月に販売を終了しています。
軽ハイトワゴンが欲しいけど、複雑なシートアレンジやスライドドアはなくてもいいといった市場からの声に応えて開発されたクルマです。 オーソドックスなパッケージングにしたおかげで、ベースのタントよりも60kgも軽量化され、25.0km/lの好燃費を達成していました。
しかし、スーパーハイトワゴン市場ではスライドドアが好まれること、自社内でムーヴと競合することなどから2年目以降は販売目標を下回り、発表から4年9ヶ月後の2014年10月に販売を終了しています。
via www.goo-net.com
ダイハツタントエグゼのここがイイ!!
落ち着いたインテリア
このクルマは「スッキリ」をテーマに作られており、エクステリアもインテリアもその通りスッキリしたものになっています。
特にインパネ周りの造形は余計な凹凸がなく、クールにまとめられており好感が持てます。これなら普段の掃除もしやすいですね。
タントよりも良くできたシート
タントエグゼの一番のセールスポイントは、実はシートなんじゃないかと思います。
複雑なシートアレンジ機構を廃した結果、タントよりも厚いクッションが与えられ、座り心地はカテゴリー随一と言っても過言ではないくらいです。
特にリアシートの座り心地が良く、ふくらはぎのあたりまでクッションがサポートします。
まるで上級ミニバンのような座り心地です。
まるで上級ミニバンのような座り心地です。
ターボがなくても十分な動力性能
タントエグゼに搭載されるNAエンジンの出力は52ps/6,800rpm 6.1kg・m/5,200rpmと、案外高いものになっています。
そのため、ターボがなくても市街地の走行は快適です。
またCVTのセッティングがうまくいっている印象で、870kgの車体を軽快に加速させてくれます。 ただ、背が高いので空気抵抗がすごいのかなと思っていましたが、高速道路のクルージングもそれなりにこなせます。
過給機がなくても元気なエンジンと、形の割に軽いボディのおかげですね。
そのため、ターボがなくても市街地の走行は快適です。
またCVTのセッティングがうまくいっている印象で、870kgの車体を軽快に加速させてくれます。 ただ、背が高いので空気抵抗がすごいのかなと思っていましたが、高速道路のクルージングもそれなりにこなせます。
過給機がなくても元気なエンジンと、形の割に軽いボディのおかげですね。
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ダイハツタントエグゼのここはそうでもない…
犠牲になったラゲッジスペース
リアシートの居住性は今でもクラス随一といえるもので目を見張りましたが、その代わりラゲッジスペースが狭くなっています。
フロントシートとの間に適度な間隔を取れるようにリアシートをスライドさせると、ラゲッジスペースはトートバッグくらいの幅しか残りません。
スペースが限られた軽自動車なので、ここは仕方のない所でしょう。日常のお買い物は、リアシートを荷室代わりに使うしかありません。 その代わりと言っては何ですが、リアシートを畳むと広大なスペースが現れます。
荷室の高さがかなりあるため、一人か二人の引っ越しならこのクルマで済ませられそうなくらいです。
スペースが限られた軽自動車なので、ここは仕方のない所でしょう。日常のお買い物は、リアシートを荷室代わりに使うしかありません。 その代わりと言っては何ですが、リアシートを畳むと広大なスペースが現れます。
荷室の高さがかなりあるため、一人か二人の引っ越しならこのクルマで済ませられそうなくらいです。
気になるノイズ
エンジン・トランスミッションと車内の距離がとても近くなっているので仕方のない事かも知れませんが、走行中のノイズが気になります。
ゼロ発進の際にアクセルを踏み込むと、「ヒューン」という音が聞こえてきます。ブロー寸前のタービンみたいだなと思いましたが、これはCVTのノイズだそうです。
そんなに大きい音ではないのですが、走行中に聞こえてくる音とは明らかに別の帯域であるためか、気にしだすといつまでも気になってしまいます。
これはどうしようもない事なので、お気に入りの音楽でも流してごまかすしかなさそうです。
落ち着かない挙動
1,730mmの全高を持つタントエグゼですが、足回りの味付けは意外とクイックで硬めな印象です。
そのためキビキビ感はありますが、細かい凹凸が連続する路面では落ち着きのなさを感じます。 また、ルーフの高さから、横風にはとても弱いです。強風時の高速走行は絶えず修正舵を当てる必要がありました。
そのためキビキビ感はありますが、細かい凹凸が連続する路面では落ち着きのなさを感じます。 また、ルーフの高さから、横風にはとても弱いです。強風時の高速走行は絶えず修正舵を当てる必要がありました。
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まとめ
「ユーザーの声」というものを大きく取り入れたクルマは、意外と売れないものです。このタントエグゼも多分にもれず、1代だけで終わってしまいました。
しかし、収納の多さや室内の広さを考えると、とてもコストパフォーマンスに優れたクルマだと言えます。タント譲りのルーフの高さのおかげで、背の高い人でも屈まずに乗り降りができますし、チャイルドシートに赤ちゃんを乗せるのもとても楽です。
現在、タントエグゼの中古市場の価格帯は10万円~120万円となっています。そこまで大人気のクルマではなかったのでタマ数は少なめですが、先進安全装備が付いていないため全体的に割安感のある価格です。
お手頃なセカンドカーをお探しの方にはオススメの一台です。
お手頃なセカンドカーをお探しの方にはオススメの一台です。
via www.goo-net.com
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